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こんばんわ。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
Interactive Brokers(以下「IB」)で口座を開設した場合の大きなメリットの一つは、月1回、送金手数料が無料になることです。
単に無料ということだけではなく、証券口座と同じ名義である銀行口座なら世界中どこの銀行へでも送金することができるのです。
同じ米国証券会社であるFirstradeには残念ながらこのようなサービスはありません。
そこで、今回の記事では、IBの月1回送金無料の概要と活用方法について解説します。
IBに関して詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
送金できる通貨
IBの凄いところは、世界23通貨を送金することができることです。
米ドル、豪ドル、カナダドル、スイスフラン、人民元、チェココルナ、デンマーククローネ、ユーロ、英ポンド、香港ドル、ハンガリーフォリント、イスラエルシュケル、日本円、メキシコペソ、ノルウェイクローネ、NZドル、ポーランドズロチ、ロシアルーブル、スウェーデンクローネ、シンガポールドル、トルコリラ、南アフリカランド、韓国ウォン
したがって、日本に送金するからといって、一旦、円に交換して送金する必要はまったくありません。
もし、日本にマルチカレンシー口座(複数の外貨を取り扱うことができる口座)を持っていれば、米ドルであろうと、豪ドルであろうと、香港ドルであろうと無料で送金できます。
すなわち、IBで運用していた通貨のままで、日本の銀行口座(マルチカレンシー口座であることが前提)に送金できるのです。
これが、海外資産運用を行う上で、とてもメリットがあることなのです。
送金先の日本の銀行はどこにすべきか?
答えは、ソニー銀行です。
理由は、①受取手数料や中継銀行手数料が無料であること、②11通貨のチカレンシー口座を保有することができること、③Sony Bank WALLET(ソニーバンクのVisaデビットカードのこと)を使えば、外貨のまま決済できること です。
ソニー銀行のメリットを知りたければ、こちらの記事をご覧ください。
受取手数料が無料
海外送金を行う場合、送金先の金融機関が徴収する送金手数料以外に、受取銀行が手数料をとったり、中継銀行が手数料をとったりすることがあり得ます。
この点、ソニー銀行は受取手数料は無料で、IBからの送金については、中継銀行手数料も発生しないので、完全無料で送金することができます。
ただし、私が実際に送金したのは、円と米ドルだけなので、他の通貨も同様に完全無料となるのかは定かではありません。
今後、豪ドルや香港ドルなどでも無料で送金できるか試す予定です。
11通貨のマルチカレンシー口座を保有することができる
ソニー銀行で外貨預金できる通貨は、
米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、南アランド、スウェーデンクローナ、人民元の11通貨です。
このうち、Sony Bank Walletで決済できる通貨は、人民元を除く、10通貨になります。
IBもこれらすべての通貨を取り扱っているので、いずれの通貨でも送金できます。
外貨のまま決済できる
ソニー銀行では外貨預金口座から直接決済できる、デビットカード「Sony Bank WALLET」が無料で提供されています。
これを使えば、外貨のままで決済を行うことができます。
Sony Bank WALLETは日本で日本円決済をすれば日本円口座の残高から引き落とされ、米国で米ドル決済をすれば米ドル外貨預金口座からそのまま米ドルが引き落とされます。
海外移住してもそのまま使える
通常、日本を離れ日本非居住者となった場合は、大概の銀行は口座解約を求めますが、ソニー銀行は一部制約(海外送金ができない等)はあるもののそのまま口座は維持し続けることが出来ます。
このことに関する詳細は、こちらの記事をご覧ください。
一方、IBも世界150か国に口座開設者がいる証券会社なので、ほとんどの国で取り引きは可能です。
もしあなたが近い将来海外移住やロングステイを検討されているのなら、これらの口座をそのまま現地に持っていけます。
ただし、IBもソニー銀行も届出等の手続きが必要になりますので、ご注意ください。
特に、IBについては、ヨーロッパや一部アジアに移住する場合、別の口座を作成しなければなりません。
国の一覧は提供されていないので、移住先の国が判明した段階で、IBに連絡する必要があります。
移住先の国でI引き続き利用できる場合は、居住国変更手続きが必要。
その際は公的な機関が発行したご住所がわかる書類と顔写真付きのIDをネットでIBに送る必要があります。
詳細はそれぞれの金融機関に問い合わせてください。
米国在住者が日本に帰国する時に重宝
IBで簡単に日本円送金が出来ると何が良いのかというと、両替手数料がとても安い点と世界23通貨に対応している点です。
例えば、あなたが米国から日本に帰国する際、米国の銀行口座からIB証券へ米ドルを入金(ACH送金を使えば無料)し、IB証券内で日本円に変換して日本の口座へ送金することがネットで簡単にできます。
その際の為替手数料は1ドルあたり0.00002ドル、最低2ドルのみです。
1万ドルの両替手数料がわずか2ドルで済みます。10万ドルでも同じく2ドルです。
米国銀行で両替するより圧倒的に安く両替ができます。
もちろん米ドルのまま日本の銀行口座に戻したり、別の国の通貨に両替して送金することも可能です。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
IBの月1回送金無料のメリットとその活用方法に関して解説しましたが、ご理解いただけましたでしょうか。
IBの口座開設については、こちらの記事をご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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