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米国証券会社への送金や両替に関する質問にお答えします!

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この記事は、4分で読めます。

こんばんわ。管理人のUncleゆーさん(@UncleYusan)です。

先日、このブログのコメント欄に、米国証券会社への海外送金と両替に関するご質問をいただきました。

今回の記事では、ご質問をご紹介するとともに、私なりの答えをまとめてみました。

質問の内容

ご質問をいただいた方は、日本在住者でも口座開設できる米国証券会社であるInteractive Brokers(IB)かFirstradeのどちらで口座を開設するのがよいかお悩みです。

この方からいただいた質問は2つで、内容を要約すると次のとおりです。

  • 質問1 1,000万円程度の資金を送金する場合、送金する手数料はどちらの口座のほうが安いか?
  • 質問2 IBの場合に、日本円で送金することが可能であるが、IB口座に着金後、自動的に円からドルに両替してくれるのか?

質問1への回答

次のようにすれば、いずれの証券会社を選択しても送金手数料はかからないよう(ゼロ円)にすることできます。

ちなみに、1,000万円をドルに両替して、米国の銀行に送金した場合、銀行最安値の新生銀行でも為替・送金手数料込みで4万円以上がかかります。

【手順】

  1. MUFGユニオンバンクの口座を開設する
  2. どちらかの米国証券会社の口座を開設する
  3. Revolutのアカウントを開設する
  4. デビットカードでRevolut に月1回75万円入金し、それをドルに両替し、MUFGユニオンバンクの口座に送金する。
  5. ⑤MUFGユニオンバンクから証券会社にACH送金を行う。

④と⑤を14回行えば、1,000万円を米国証券会社の口座に送金することができます。

送金に際して、ご注意いただきたい点は、次のとおりです。

④については、スタンダード会員(会費無料)の場合、無料で両替できる上限が月75万円となっています。月1回のカウントの仕方は、Revolut独自のルールがあります。

詳細は、こちらの記事をご覧ください。

www.ysky.info

⑤については、MUFGユニオンバンク側ではなく、米国証券会社側で手続きを行うことになります。

詳細については、こちらの記事をご覧ください。

www.ysky.info

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一気に1,000万円を送金したければ、SMBC信託銀行から送金すれば、送金手数料は800円だけで済ますことができます。

※SMBC信託銀行では、2022年11月4日に料金改定が行われ、送金手数料が800円から7,000円に引き上げられました。

ただしこれができるのは、円で受け取ってくれるIBのみです。

こちらも送金に際して、ご注意いただきたい点がいくつかあります。

  • SMBC信託銀行の窓口に行く必要がある。(オンラインバンキングはNG)
  • 事前にSMBC信託銀行の口座をネットで開設し、送金したい金額を入金しておく必要がある。
  • SMBC信託銀行は、月間平均残高が50万円以上なければ、維持手数料がとられる。

IBへの送金は、City Bankの東京にある支店あてになります。

一見国内振込のように思われるかもしれませんが、口座の所有者がIBの米国本社であるため、非居住者の口座となり、これに送金する場合は、窓口でしかできないルールになっています。

銀行から海外送金するためには、口座の開設が不可欠です。

SMBC信託銀行は、プライベートバンキングをメインとしており、海外送金だけの一元さん的な利用は認めていません。

なので、事前に口座を開設してお金を入れておく必要があります。

SMBC信託銀行からIBの送金については、こちらの記事をご覧ください。

www.ysky.info

SMBC信託銀行が近くにないという方は上記の方法はむずかしいと思います。

その場合は、一気に送金するのをあきらめ、4カ月で送金が完了するというオプションもあります。

それは、三井住友銀行のネットバンキングを使う方法です。

これだと月300万円まで送金できます。つまり、これを4回やれば1000万円以上の送金は可能です。
手数料は1回あたり800円。合計3,200円となります。

三井住友銀行からIBへの送金については、こちらの記事をご覧ください

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質問2への回答

結論から答えは、「いいえ」です。

IBでは、23の通貨を取扱っており、口座ではこれらの通貨を保有することができます。いわゆるマルチカレンシー口座です。

なので、円で入金すれば、円のまま保有することになります。

ドルに両替したければ、PCでアカウントにログインするか、スマホアプリで両替を行う必要があります。

IBの場合、10億ドル以下の両替なら1回あたりの手数料は2ドルです。

1万円分を両替しようと、1,000万円分を両替しようと、手数料は同じ2ドルですので、1回あたりより多くのお金を両替をしたほうが手数料は割安ということになります。

仮に10万ドルに両替した場合、国内最安値のSBI証券が片道4銭ですので、手数料は4,000円になりますが、IBならわずか230円ほどで済みます。

まとめ

今回の記事は、いかがでしたでしょうか?

回答をまとめると、

  • 分割で送金してもいいのなら、どちらでも手数料無料で送ることができる。
  • まとめて一気に送金したければ、IBに口座を開設し、SMBC信託銀行から送金すれば手数料は800円とお得。
  • SMBC信託銀行が近くになければ、4回に分割して送る三井住友銀行のネットバンキングがお得な選択肢。
  • IBへの入金後円をドルに両替したければ、自分でPCやスマホで行う必要がある。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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