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【Interactive Brokers口座開設者必見】国内銀行に資金を移動するベストの方法はこれだ!

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この記事は、5分で読めます。

こんばんわ。管理人のUncleゆーさん(@UncleYusan)です。

先日、読者の方から、Interactive Brokers(IB)の口座でドル資産を持っている人が将来資金を日本に送金する際、IBで円に両替をしてからソニー銀行へ送金するのがベストの方法だと思うが、意見を聞かせてほしいというコメントをいただきました。

今回の記事では、このご質問に対して私の考えをまとめてみました。

両替はどこですべきか

まず、両替は、金額が2,000ドル以上ならIBで行うことをおススメします。

方法としては、ドルを日本国内の銀行の外貨預金口座に送金してから両替を行うというやり方もありますが、IBに比べて両替手数料が割高です。

IBはインターバンクレート(銀行間取引のレート)というとても有利なレートで両替ができます。

一方、基本的に、国内銀行が行う両替では、銀行が定める手数料(為替手数料)を上乗せしたレートが使用されます。

例えば、日本国内で為替レートが良いほうだと言われているソニー銀行でも米ドル(USD)に対する為替手数料は、1ドル=約0.15円と設定されています。

インターバンクレートが1ドル=100円のとき、ソニー銀行でドルを売るためには、1ドル=約99.85円として計算されることになります。

2,000ドルを両替すると、インターバンクレートだと200,000円に交換できますが、ソニー銀行では199,700円、つまり300円少ないことになります。

IBでは、両替する場合、手数料は1回あたり2ドルです。

したがって、両替する金額が大きければ大きいほどIBでの両替が有利になります。

日本のどの銀行に送金すべきか

IBからソニー銀行へ送金した場合、ソニー銀行では手数料が無料なので、このルートが最もお得です。

海外から送金を受け取る取引を「被仕向送金(ひしむけそうき)」といいますが、海外からの送金を受け取る場合、国内銀行なら受取る側も手数料が取られます。

それに対してソニー銀行ならまったく手数料が発生しません。

ここでいう手数料とは、受取手数料、リフティングチャージのことです。

中継銀行の手数料については、発生する可能性があります。

IBでは、月1回なら送金手数料が「無料」になりますので、中継銀行の手数料が発生しないとすれば、IBからソニー銀行へ送金は「完全無料」で実行することができます。

ただし、ここで注意が必要なのは、どの通貨でも完全無料で送金できるかどうか定かでありません。

なぜならば、通貨によって、IBの送金元となる銀行が変わることで、中継銀行が変わる可能性があるからです。

IBからソニー銀行の送金に関して、これまでに「完全無料」で送金できたのは、「日本円」、「米ドル」、「香港ドル」の3つです。

これ以外の通貨については、送金した経験がありませんので、わかりません。

もしこれ以外の通貨を送金する場合は、一旦少額で試してから実行されることをおススメします。

IBからソニー銀行への送金の仕方も含め、以前の記事で詳しく紹介しましたので、そちらを是非ご覧ください。

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ソニー銀行以外の別ルート

実は、ソニー銀行以外にも、IBから「完全無料」で送金できる国内銀行はあります。

それは、「SMBC信託銀行」です。

私がこのルートでこれまでに実行したことがあるのは、「日本円」と「米ドル」です。

それ以外の通貨は実行したことがないので、完全無料で送金できるかわかりません。

SMBC信託銀行が良いところは、口座への入金手続きがないことです。

ソニー銀行の場合は、口座への入金手続きとして、自分のアカウントにログインして受取目的を入力する必要があり、それを受け審査が行われます。

ソニー銀行では、着金後自分の口座への入金まで通常2~5営業日の日数を要します。

それがSMBC信託銀行なら特にそのような手続きは不要で、即日口座に入金されます。

ただし、SMBC信託銀行で口座を開設する場合、維持手数料がかかるというデメリットがあります。

これについては、回避する方法があります。

詳細については、次の記事をご覧ください。

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また、国内無料振込できるのが三井住友銀行のみで、それ以外の銀行で無料で振込をするためには、1,000万円以上の預金残高が必要となるといったデメリットもあります。

円に両替しない選択肢も

着金した外貨は外貨預金口座に入金されます。

ソニー銀行、SMBC信託銀行ともその外貨預金口座から直接引き落としができるデビットカードを「無料」でつくることができます。

これらを使えば、預金した外貨をそのままデビットカードで決済することができます。

日本国内で発行したクレジットを外貨で決済すると手数料をとられますが、これらのデビットカードでの決済には、手数料は一切かかりません。

たとえ日本在住者でも、海外旅行によく行く人や海外のショッピングサイトでよく買物をする人なら、円に両替せず、外貨のまま持っておくという選択肢もあるかと思います。

私は、パンデミック前には海外旅行によく行っておりましたので、これらのデビットカードを使って外貨決済をよく利用していました。

国内旅行でもagodaならドル決済ができます。

これら以外にも外貨で決済できるものも探せばあるかもしれません。

SMBC信託銀行のデビットカードなら、海外ATMから無料で出金することもできます。

ソニー銀行とSMBC信託銀行のデビットカードは、こちらの記事をご覧ください。

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まとめ

今回の記事は、いかがでしたでしょうか?

今回は、IBから日本国内銀行へ両替・送金に関する読者からのご質問にお答えしました。

私は今回ご紹介したソニー銀行、SMBC信託銀行の口座を両方とも保有しています。

それは、一方のルートが塞がれた時の安全策のためです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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