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おはようございます。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
マレーシアの長期滞在ビザであるMM2Hの新規発行が、コロナ感染拡大のため、昨年8月から一時凍結されています。
日本人に人気のあるMM2Hは、再開を望んでいる人も多いと思います。
今回は、MM2Hの現状と再開の見込みに関して、まとめました。
過去にまとめたMM2Hの概要や紹介は、こちらの記事をご覧ください。
MM2Hの現状
MM2Hは、マレーシア政府が推進する外国籍の人のための長期滞在ビザのことです。
現地金融機関に一定以上の定期預金をすることで取得でき、最長10年までの滞在を許可されるため、ロングステイヤーにとっては、最強のビザの一つです。
日本人の取得者は、2012年の816人をピークに減少傾向にあり、2018年では、233人となっていますが、依然取得者が多い長期ビザのです。
近年、中国人や韓国人の取得者が増えています。
特に中国人の取得者が、2018年で1,495人と突出しています。
当初、今年の3月に新しいプログラムが発表される予定でしたが、残念ながらいまだ発表はありません。
人気の理由
MM2Hが人気の理由は以下のとおりです。
・マレーシアは、物価が安く生活コストが抑えられ、治安がよく、英語が通じる。
・取得コストが安い(自分で申請し、送金手数料を抑えれば、10万円ほどで可能)
・滞在中の延長申請で実質的な永住も可能
・年齢、語学力が問われない
・家族も同行できる(21歳未満の未婚の子女、60歳以上の両親も可)
・マレーシアの銀行口座を持つことができる(1年定期で金利2.4%程度)
・住宅ローンで住宅が購入できる
・条件付きで現地就労が可能
新しいプログラム案
昨年8月に、マレーシア政府はMM2Hの凍結を発表した際、申請条件をシンガポール、タイ、ポルトガル、オーストラリアなどの国で実施している同様の長期滞在プログラムの申請条件を参考に改正を行うと発表しました。
今年3月には、所管官庁である観光芸術文化省は、退職プログラムなどの新設の可能性についても言及しました。
他国よりも比較的に条件が緩かったMM2Mですが、今回の見直しにより条件が厳しくなること予想されます。
収入や資産の最低条件が切り上げられるかもしません。
しかし、大幅な切り上げとなると、取得希望者の減少につながりかねないので、そこは一定の歯止めはありそうです。
ただ、コロナに感染してしまった場合を考えると、十分な医療保険が不可欠です。
そう考えると、医療保険の加入条件が厳格化されるのではないかと考えます。
現在の申請条件 | 条件見直しのポイント | |
50歳以上 | ①マレーシアの金融機関に15万RM(約450万円)以上の残高証明 | 金額を上げる? |
②マレーシア国外に月収1万RM(約30万円)以上の収入証明 | 金額を上げる? | |
③35万RM(約1,050万円)以上の金融資産 | 金額を上げる? | |
④医療保険への加入義務 | コロナ感染対策として保険条件が厳格化が必至か? | |
50歳未満 | ①マレーシアの金融機関に30万RM(約900万円)以上の残高証明 | 金額を上げる? |
②マレーシア国外に月収1万RM(約30万円)以上の収入証明 | 金額を上げる? | |
③50万RM(約1,500万円)以上の金融資産 | 金額を上げる? | |
④医療保険への加入義務 | コロナ感染対策として保険条件が厳格化が必至か? |
いつ頃再開されるか
新しいプログラム案は、すでに政府に提案されているようで、後は、閣議での承認を待っている段階です。
ただし、3月下旬から、マレーシアでもコロナの新規感染者が急増しています。
首都圏では、ロックダウンが行われています。
ワクチン接種も遅れているようです。
コロナ感染拡大の収束にめどが経たない段階では、再開は難しいように思われます。
早くても夏ごろになる可能性が高いのではないでしょうか。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
MM2Hは、私も昨年申請をしようとしておりましたが、コロナ感染拡大により早期の取得が難しくなってしまいました。
次回では、MM2Hに代わるビザとして、どんなものがあるのか検討したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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