おはようございます。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
昨年10月に、イギリス発、スマートバンク「Revolut」が日本でもサービスを開始しました。
スマホを使う金融サービスで、従来の銀行とは異なったアプローチにより、低コストで海外送金、海外通貨両替などのサービスを提供してくれます。
今回は、Revolutのできること・メリットと注意点についてまとめました。
Revolutとは
Revolutは、2015年に英国ロンドンで設立されたフィンテック会社名であるとともに、その会社が提供するスマホサービスのことです。
これらのサービスは、一般に「スマートバンク」と呼ばれ、スマートフォン上で海外送金や外貨両替、カード決済などが行え、口座開設の容易さや手数料の安さで世界的にユーザーが急速に拡大しています。
株取引や暗号通貨の売買、貴金属取引などのサービスも提供されており、欧州を中心に約1,200万以上の利用者います。
できることとメリット
できる主なことは以下のとおりです。
・手数料無料での海外送金
・世界各地のユーザーに手数料無料かつ瞬時での送金
・有利な為替レート(TTM)での両替
・海外ATMを手数料無料で利用
・23通貨が取り扱える資金決済口座
・デビットカードの利用
・リアルタイム支払い通知
・予算管理と自動分析
・貯金箱機能
・個人間決済
・ワンタイムバーチャルカード などです。
会員種別としては、スタンダード(無料)、プレミアム(980円/月)、メタル(1,800円)の3種類があり、両替やATM引き出し限度額などで違いがあります。
スタンダード | プレミアム | メタル | |
会費 | 0/月 | 980/月 | 1980/月 |
両替限度額 | 750,000円/月 | なし | なし |
ATM無料引出限度額 | 25,000円/月 | 50.000円/月 | 100,000円/月 |
カードのグロ―バルエクスプレス配送 | ○ | ○ | |
優先カスタマーサポート | ○ | ○ | |
特別なデザインのRevolutメタルカード | ○ | ||
ワンタイムバーチャルカード | ○ | ○ | ○ |
LoungeKeyパスへのアクセス | ○ | ○ |
これらのうち、特に注目すべきは、海外送金、通貨の両替、海外ATMの引き出しなどです。これらについて、以下に説明します。
手数料無料での海外送金
海外現地銀行口座に、30種類の通貨を送金できます。
このうち一部の通貨を除いては、平日は、外貨両替限度額の範囲内であれば送金手数料無料で利用できます。それ以上の両替には、0.5%の手数料がかかります。
休日は限度額以内の送金でも手数料(0.5~2.5%)が必要になります。
ただし、日本への、または日本からの送金の場合、1回の取引あたりの上限は100万円(JPY)です。また、1回の取引につき最低900円(JPY)の制限があります。
また、利用する通貨によっても手数料が必要となる場合(THB、UAH)があります。手数料が必要となる場合でも普通の銀行から海外へ送金するよりも安く利用できます。
http://evolut.com/ja-JP/legal/fees
世界各地のユーザーに手数料無料かつ瞬時での送金
Revolutユーザーに対して、無料でかつ通常の送金よりも素早く送金ができます。
相手のユーザー名、もしくは相手の電話番号・メールアドレスだけで送金ができます。
送金は瞬時に完了するので留学先の子供にすぐに送金してやらないといけないような場合には、とても便利です。
有利な為替レートでの両替
日本の銀行口座からデビットカードで日本円をチャージをし、アプリ内で米国ドルに両替して米国内の銀行口座に送金もできます。
しかも、為替レートは、TTMレートですのでお得です。
旅行前にあらかじめ外貨に両替しておく必要がなくなるため、現地到着後、空港内でスマホで両替し、すぐさま現地ATMで引出すということも可能です。
保有・両替・海外送金できる通貨(2021年2月23日現在23通貨)
AED(アラブ首長国連邦・ディルハム)、AUD(オーストラリア・ドル)
CAD(カナダ・ドル)、CHF(スイス・フラン)、CZK(チェコ・コルナ)
DKK(デンマーク・クローネ)、EUR(ユーロ)、GBP(英国・ポンド)
HKD(香港・ドル)、HUF(ハンガリー・フォリント)
ILS(イスラエル・新シェケル)、JPY(日本・円)
NOK(ノルウェー・クローネ)、NZD(ニュージーランド・ドル)
PLN(ポーランド・ズウォティ)、QAR(カタール・リヤル)
RON(ルーマニア・レウ)、SEK(スウェーデン・クローナ)
SGD(シンガポール・ドル)、THB(タイ・バーツ)
TRY(トルコ・リラ)、USD(アメリカ・ドル)、ZAR(南アフリカ共和国・ランド)
海外送金のみできる通貨(2021年2月23日現在7通貨)
BGN(ブルガリア・レフ)、HRK(クロアチア・クーナ)
ISK(アイスランド クローナ)、MAD(モロッコ ・ディルハム)
MXN(メキシコ ・ペソ) 、RSD(セルビア・ ディナール)
SAR(サウジアラビア・リヤル)
海外ATM を手数料無料での利用
Revolutカードを利用すれば、海外旅行や長期海外滞在でも現地のATMを利用しての現地通貨引き出すことができます。
しかも、海外ATMでの引き出し手数料は、限度額以内なら無料です。
高い手数料を支払って空港やホテルでの両替サービスを利用する必要はありません。
注意点
預金保護の対象外
銀行などの預金には適用される預金保護の対象外です。多額のチャージは預金保護の対象外であることも念頭においたうえで利用すべきです。
ATMから入金できない
チャージ方法は、デビットカード、クレジットカードや銀行振込です。
デビットカード・クレジットカードは、国内で発行されたVISA/MASTERが対象.。
国内からの銀行振込の手数料はかかりません。
現金を引き出せる国内ATMはイオン銀行ATMのみ
国内において、チャージした資金を現金として引き出すことができるのは現在イオン銀行ATMのみです。
現金化できる資金は、デビットカードでチャージした場合のみです。
日本国内の銀行口座への送金は不可
Revolutアカウント同士の資金の授受は可能ですが、Revolutアカウントから国内の銀行口座へ送金することには現在対応していません。
支払リンクを使った送金も、現在国内の銀行口座を持つ相手に行うことはできません。
※2021年5月11日から国内の銀行口座へ送金することができるようになりました。
詳細は、こちらの記事をご覧ください。
まとめ
どういうことができるのか、そのメリット、また注意点についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。
日本では、まだ始まったばかりで一部利用できないサービスもありますが、海外送金や入金、両替などをできる資金決済口座を手数料が無料なし格安で利用できるのは本当にありがたいです。
これまで海外旅行や海外で生活する際、両替や海外送金をする際、高い手数料を支払ってきましたが、Revolutを利用すれば、大幅に削減できそうです。
口座の開設方法については、こちらの記事をご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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