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こんばんわ。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
先週6月8日に、Revolutから「このたび改めて、Mastercardからチャージいただけるようになりました」というメールが届きました。
Revolutでは、Mastercardブランドのカードからのチャージは、2022年12月29日から停止されていました。
今回は、Mastercardからのチャージの再開のお知らせの内容を紹介するとともに、どうして再開させたのかを考えてみたいと思います。
お知らせメールの内容
メールの内容は、次のとおりです。
ここで注意が必要なのが、クレジットカードやプリペードカードだけではなく、「デビットカード」の場合も1.7%の手数料がかかります。
デビットカードで手数料が無料なのは、あくまで「VISAブランド」のみです。そのことは、Revolutのブログに次のように明記してあります。
手数料を払ってまで利用する人はいるのか
Mastercardからのチャージが再開しましたが、1.7%の手数料を支払ってまでこの方法を利用する人は果たしているのでしょうか。
多少手間はかかりますが、VISAデビットカードを発行できる銀行や振込手数料を無料にできる銀行で口座を開設すれば、無料でチャージできます。
なので手数料を支払ってまでMasteracardからチャージする人は、新たに口座開設する手続きがめんどくさいという人以外はいないように思います。
ちなみに、Mastercardブランドのデビットカードを発行している銀行をネットで調べてみました。
MastercardのWebサイトを見ると、住信SBIネット銀行、楽天銀行、GMOあおぞらネット銀行、それにトマト銀行の4行でした。
このうち、住信SBIネット銀行については、VISAとMastercardのデビットカードを発行していますが、両方ともRevolut にチャージができません。
また、楽天銀行とあおぞらネット銀行については、Mastercard以外にVISAのデビットカードがあるので、そちらを発行すれば、手数料を取られずにチャージができます。MasteracardからVISAへの切り替えは両行とも簡単にできます。
トマト銀行については、Mastercardしかありません。また振込手数料が無料になるサービスはWebサイトから見る限りなさそうです。
他の銀行口座をつくるのがめんどくさいという人で、振込手数料(308円(税込))以下にデビットカードの利用手数料が収まるのなら、このカードを利用する理由はあるかもしれません。
逆の言い方をすると、今回の件については、このような人以外にとってはまったく意味がないという話になります。
チャージを停止した理由については、公式には説明がありませんが、Mastercardとの間で「システム上の不具合」があったためだと言われいます。
ほとんどの人が利用しないであろう「Mastercardからのチャージ」をコストをかけて不具合を解消し、再開させたというのは、腑に落ちないところがあります。
それでもなぜ再開させたか
Revolutはなぜ再開させたのでしょうか。
そもそもRevolutへのチャージ手数料については、国によって取扱いが違います。
日本では、カードのブランドによって区分けをしていますが、本国英国や欧州経済領域(EAA)の国々では、VISAであれ、Mastercardであれ、英国やEAAで発行されたカードであればチャージができます。しかも無料です。
米国でもデビットカードであればどのブランドでも無料でチャージができます。
VISAは加盟店数世界ナンバーワンを誇る国際ブランドです。それに次ぐのが、Mastercardです。
日本だけがMastercardでチャージができないというのは、世界で利用者を急拡大させているRevolutとしてはイメージ的に良くないという判断があったのではないでしょうか。
また、日本では、Revolut カードはVISAブランドしかありませんが、日本以外の上記の国々ではVISAのほかMasteracardブランドもあり、どちらか選択できます。
日本でもいずれMasteracardを発行したいという思惑がRevolut側に当然あると思います。こうした今後の展開を考えた場合、Mastercardとの関係を維持したいという判断もあったのではないでしょうか。
まとめ
今回の記事はいかがでしたでしょうか。
今回は、Mastercardからのチャージの再開のお知らせの内容を紹介するととともに、どうして再開させたのかを考えてみました。
今回の再開により恩恵を受ける利用者がほとんどいないのではないかという点を踏まえると、利用者への便宜を図ったというよりもRevolut側の今後のビジネス展開の思惑から再開したのではないかというのが、今回の記事の結論です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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