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こんばんわ。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
来月27日から、パスポートの更新申請がオンラインでできるようになります。
それ以外にも、クレジットカードの手数料納付が順次可能になります。
今回は、パスポートのオンライン申請に関連する制度改正についてご紹介します。
オンライン申請が可能に
これまで、パスポートの申請は、紙による申請しか受け付けていませんでした。
各都道府県にある旅券事務所に行き、そこに、所定のサイズの写真や必要書類を持参し、必要事項を記入した申請書と併せて提出する必要がありました。
また、受取も郵送は不可で、必ず本人が受け取りに行かなければならません。
したがって、旅券事務所には、これまで2回出向く必要がありました。
しかし、2022年4月20日に旅券法が改正され、パスポートの更新(切替)については、オンライン申請が可能となり、それが来月27日から施行されることになります。
新規申請、パスポートが失効した場合、本籍地に変更がある場合は、対象外です。
パスポートは、戸籍謄本をもとに作成されており、原則、申請書と併せて戸籍謄本を提出しなければなりません。
しかし、現行制度では、パスポートの更新のみ、戸籍謄本の提出が免除されており、申請書のみの提出で済みます。
戸籍謄本の提出が必要な新規の申請や紛失による申請が対象外になったのはこうした理由からです。
パスポートの更新において、オンライン申請が認めらる条件は、次のいずれかです。
- 残存有効期限が1年未満
- 査証欄の余白が見開き3ページ以下
オンライン申請の際に必要なものは、次のとおりです。
(日本居住者)
- マイナンバーカード
- 有効期限内のパスポート
- スマホ
(海外居住者)
- 在留者オンライン(ORRネット)への登録
- 有効期限内のパスポート
- スマホ
パスポートの交付予定日は、マイナポータルに通知されるようになります。
また、受取の際、パスポートの受取窓口で手数料を支払いますが、手数料は、一部の窓口ではクレジットカードでも支払いができるようになります。
政府広報は、こちらからご覧いただけます。
完全オンライン化にならなかった訳
所管官庁である「外務省」に対しては、政府の「規制改革推進会議」が郵送でも受け取れる「完全オンライン化」を求めていましたが、外務省が、テロや犯罪利用防止の観点から厳格に本人を確認するためには、少なくとも1回は出頭を求める対面手続きが重要だと強く訴えたからです。
去年パスポートを更新しましたが、申請と受取の際、担当者から、マスクを外すように指示され、じっくり顔を見られ、パスポートの写真と相違ないか確認をされました。
国際的にみて、完全オンライン化しているのは、アイルランド、シンガポール、フィンランドなどほんの一部の国だけです。多くの国では、申請や受取には、関係機関の窓口に出頭しなければなりません。
安全性をとるのか、便利さをとるのか、難しい判断ですが、外務省の言い分も理解できます。
なお、デジタル庁の資料によると、2024年には、戸籍電子証明書が発行される予定であり、これが実施されれば、パスポートの新規申請などもオンライン申請ができるようになるようです。
デジタル庁「オンライン化を実施する行政手続の一覧等」は、こちらからご覧いただけます。(P41に記載あり)
オンライン化を実施する行政手続の一覧等
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
今回は、パスポートのオンライン申請に関連する制度改正についてご紹介しました。
- 残存有効期限が1年未満
- 査証欄の余白が見開き3ページ以下
以上のどちらかによる更新については、3月27日からオンライン申請ができるようになります。
また、手数料が一部の窓口ではクレジットカードでも支払いができるようになります。
来年からは、新規申請などもオンライン申請ができるよう準備が進められています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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