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こんばんわ。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
米国証券会社”Firstrade”で株やETFを取り引きすると、毎月1回、”Statement”と呼ばれる取引明細書が発行されます。
英語で書かれていることと、記載内容が日本の証券会社とは違うので、最初、戸惑うかもしれません。
そこで、今回の記事では、Firstadeの取引明細書について解説します。
Firstradeの詳細については、こちらの記事をご覧ください。
取引明細書の構成
取引明細書は、大きく分けて、以下の4項目から構成されています。
- Account Summary
- Portfolio Equity allocation
- Portfolio Summary
- Account Activity
最初の”Account Summary”は、取引明細書の最初のページに記載されています。
ここでは、口座現金残高、株やETFなど有価証券残高、それらを合計した総資産額が示されています。
"Opning balance(月初残高)"と”Closing balance(月末残高)が2段で記載されています。
”Portfolio Equity allocation”は、口座内の資産配分の内訳を円グラフで示したものです。
下のグラフでは、現金が32.261%、有価証券が67.739%と記載してあります。
”Portfolio Summary”と”Account Activity”は、取引明細書の主要部分になります。
これらの見方が少しややこしいので、別項目で説明します。
取引明細書の中に、"Appex cleaning corporation"に関する記述が出てきますが、これはFirstradeが委託している清算会社のことです。この清算会社は、取引の処理と決済、資金の移動に関与しており、実際に顧客の有価証券と現金を保有しています。
Portfolio Summary
”Portfolio Summary”は、その名のとおりポートフォリオの概要が記載されています。
口座内のすべての資産(株式、その他の証券、現金など)が一覧表示されています。
主な項目の内容は以下のとおりです。
- Description =銘柄の名称
- Symbol/CUSIP =銘柄のシンボル(又は証券コード)
- Account Type =口座タイプ。「C」は現金口座、「M」はマージン口座
- Quantity=保有銘柄数
- Price=取引明細書が発行された月の最後の日の終値
- Market Value=市場価格。Quantity×Priceの計算結果
- Last Period's Market Value=前月の市場価格
- %Change=Last Period's Market Valueと比較したときの、Market Valueの増減率
- Est. Annual Income=今年1年で受け取れる配当金の見積額
- % of Total Portfolio =ポートフォリオの全資産に占めるMarket Valueの割合
なお、各銘柄の一番左端にある*マークは、DRIPの適用がある銘柄を表しています。
Account Activity
”Account Activity”は、当月に行われた、個々の取引内容の記録です。
当月にに行われた株などの売買記録、配当の受取りや配当再投資の結果、その他様々な現金の入出を伴ったものが記録されています。
主な項目の内容は以下のとおりです。
- Transaction=処理内容のこと。BOUGHT(購入)、SOLD(売却)、DIVIDEND(配当)、配当再投資(REINVEST)等の処理名を記載
- Quantity=銘柄数。
- Price=1株あたりの価格。Transactionが”DIVIDEND”なら、1株あたり受取配当額を意味する。「WH(Withholdingの略)」と書かれていれば源泉徴収を意味する。
- Debit=Transactionで発生した口座からの出金額。「BOUGHT」の場合、売買手数料を含めたトータルの購入額を意味する。「WH」と書かれた行の場合は源泉徴収額を意味する。
- Credit =Transactionで発生した口座への入金額を表します。例えば「SOLD」のときは売買手数料が引かれた後の売却額を意味する。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
取引明細書を確認することはめんどくさい作業ではありますが、取引額や手数料に間違えがある可能性もありますので、毎月、確認することをお勧めします。
なお、もし取引明細書に齟齬があった場合、Firstradeの場合、取引明細書が読みうる状態になってから10日以内に 申し出なければなりません。
不審に思った点があれば、サービスエージェントにメールで質問してみましょう。
そうすることで、取引に関する理解も深まり、金融リテラシーもあがります。
Firstradeの口座開設については、こちらの記事をご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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