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【2023年12月最新】SBI証券!クレカ積立 月10万円引き上げは「法令改正後に」!

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この記事は、5分で読めます。

こんばんわ。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。

新NISA口座の獲得競争の中で、クレカ積立の上限を10万円に引き上げたネット証券会社がいくつかあらわれました。

ところが、売買手数料の無料化、投資マイレージなど様々な優遇サービスを導入してきた業界No1のSBI証券は、この点に関して追従する動きを全く見せませんでした。

しかし、顧客からの問い合わせが多かったのか、この件に関して、昨日遂に、SBI証券はコメントを発表しました。

そこで、今回は、昨日発表されたSBI証券のクレカ積立上限10万円引き上げに関するコメントや、なぜ今SBI証券が他社のように上限を引き上げられないのかその理由などを解説します。

SBI証券のコメント

クレカ積立10万円引き上げに関するコメントは、2023年12月15日付のプレスリリース「投資信託の保有でポイントがたまる「投信マイレージ」のサービス拡充のお知らせ」の中にあります。

コメントの内容は、次のとおりです。

当社は関連法令改正があり次第、クレジットカードでの投資信託の購入上限額を現在の5 万円から10万円に引き上げることを検討しています。

「関連法令」とは、「金融商品取引業等に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令」(金商業府令)」という内閣総理大臣が発する命令のことです。

法律ではありませんので、国会の審議・可決は不要で、その制定・改正に関しては、内閣府のトップである内閣総理大臣が決定することができます。

この金商業府令の149条第1項及び148条第2項により、現行、クレカ積立の上限は月10万円となっています。

プレスリリースは、こちらからご覧ください。

https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/home/irpress/prestory231215_011130.pdf

なぜSBI証券は月10万円にすることができないのか

現行の法令でも上限を月10万円にすることができます。実際、tumiki証券、大和コネクト証券、セゾン投信などが開始しています。

これに対抗し、業界No1のSBI証券も10万円に引き上げないのか?それには引き上げたくても引き上げられない理由があります。

SBI証券の場合、クレカ積立の決済・支払いの流れは次のとおりになります。

  • 前月14日      カード決済
  • 当月1日      投資信託の買付日
  • 当月10日又は26日  カード引き落とし日 

現行の府令上、クレカ積立の上限は10万円までと記載しましたが、正確には。「クレカ積立の場合、信用供与は一時的にも10万円を超えてはならない」という意味です。

「信用供与」とは、カード所有者を信用して、資金を一時的に貸与し、利用させることことです。

カードの引き落とし日が10日であれば、翌月の投資信託の購入のためのカード決済日(14日)までに清算が済んでいるので問題がないのですが、引き落とし日が26日の場合まだ当月の購入分(10万円分)の清算がすまないうちに、翌月の購入分(10万円分)のの購入が確定されてしまいます。

ということは14日から26日の間は、前月購入分(10万円)と当月購入分(10万円)の合算した20万円が信用供与した金額となってしまい、金商業府令に違反することになります。

引き落とし日を10日に統一してしまえば、10万円に引き上げることができるのですが、それはカード会社の協力があってできることです。

実現できないのは、恐らく、三井住友カードの協力が得られなかったものと思われます。10日に統一するには手間もお金がかかる話になるので、致し方ありません。

こういう理由で、SBI証券のクレカ積立は、月5万円までとなっているわけです。

金商業府令の改正はいつになるか

クレカ積立のカード決済上限額の引上げについては、2023年12月12日付で公表された 「金融審議会『市場制度ワーキング・グループ』・『資産運用に関するタスクフォース』報告書」の中で、次のとおり明記されました。

2024 年から新しい NISA 制度がスタートし、その中で、つみたて投資枠については毎月の累積投資契約による場合、月 10 万円に引き上げられることになる。これを踏まえ、翌月一括払いであること、累積投資契約であることの要件を維持しつつ、信用供与の上限額について、現行実務が法令の上限額よりも制限されている状況が解消されるよう、必要な制度見直しを行うことが適当である。 

この報告書は、今後、金融審議会総会・金融分科会(時期未定)において報告される予定です。

この報告書をみて、金商業府令の改正が行われることはまず間違いなさそうですが、その実現はもう少し時間がかかりそうです。

年度内に金融審議会総会・金融分科会が開催し、承認された後に、金商業府令の改正手続きがはじまります。

改正案ができた段階で、パブリックコメントが1カ月程度行われ、出された意見などを踏まえて再検討された後、改正された府令が公布されます。

以上のことを考えあわせると、どんなに順調にいったとしても来年秋の公布、2025年1月以降の施行といったところではないでしょうか。

もしSBI証券が上限を引き上げたら

もしSBI証券が上限を引き上げたとしたら、「プラチナプリファード」でクレカ積立を行うべきです。

「プラチナプリファード」とは、三井住友カードが発行するクレジットカードです。

このカードで、SBI証券でクレカ積立を行えば、業界最高のポイント付与率5%でポイントがもらえる神カードです。

つまり、上限100,000円でクレカ積立を行えば、ポイントを年間60,000Pもらえます。このカードは年会費が33,000円しますが、これを差し引いても年間27,000Pのプラスとなります。

ネット上では、もし上限100,000円に引き上げた場合、「プラチナプリファード」のポイント付与率が引き下げられるのではないかと懸念の声がすでに上がっています。

確かにそうした可能性もあるでしょうが、このカードがクレカ積立5%還元ということをうたい文句として顧客を勧誘しており、仮にそうなった場合でも一定の猶予期間が設けられたり、年会費の返還などの措置が取られると思います。

私は、こうしたことを見越して、先月「プラチナプリファード」を発行しました。

三井住友カード「プラチナプリファード」ご紹介特典!

なお、今なら、三井住友カード「プラチナプリファード」を紹介リンクから申し込めば、10,000Pをもらうことができます。

※ポイント付与には条件がありますので、詳細は紹介リンクのページをよくお読みください。

まとめ

今回の記事は、いかがでしたでしょうか?

今回は、昨日発表されたSBI証券のクレカ積立上限10万円引き上げに関するコメントや、なぜ今SBI証券が他社のように上限を引き挙げられない理由などについて、解説しました。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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