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こんばんわ。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
来年から始まる新NISAについて、先日、「証券会社からもらうポイントを最大化するためにNISA枠を埋める5年間は楽天証券で口座を維持し、それ以降は、SBI証券に口座を移管する」という投資戦略の記事を記載しました。
その楽天証券が、本日2023年10月27日(金)より投資信託の月平均保有残高に応じてポイントが貯まる「投信残高ポイントプログラム」を開始しました。
今回は、投資信託の月平均保有残高に応じてポイントが貯まる「投信残高ポイントプログラム」を紹介するとともに、今後の新NISA口座の投資戦略を解説します。
前回の記事は、こちらからご覧ください。
投信残高ポイントプログラム
今回は、楽天証券が復活させた「投信残高ポイントプログラム」の内容は、次のとおりです。
- 各月の対象ファンドの平均保有金額に対し、以下の還元率(年率)にて翌々月末にポイントを進呈する。
- 対象ファンドは、①楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(ポイント還元率:0.0175%)と②楽天・S&P500インデックス・ファンド(ポイント還元率:0.0341%)の2つ。
- 対象ファンドは、今後追加・変更する可能性がある。
- 投資信託の残高達成ポイント(ハッピープログラムの投資信託に関するポイント、および資産形成ポイント)の対象からは除外となる。
対象ファンドは、①楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドと②楽天・S&P500インデックス・ファンドです。いずれも本日から販売される新しいファンドです。よく話題にあがる、eMAXIS slim シリーズの全世界株式や全米株式(S&P500)とは別ものです。
もともと、楽天証券では、月間平均残高に応じて毎月ポイントを獲得することができる制度はありましたが、2022年4月からは、基準残高に達した時に1回のみ付与するという仕組みに改悪されました。これにより獲得できるポイントが激減しました。
今回、「投信残高ポイントプログラム」により、2つのファンド限定ですが、従前のように各月の平均残高に応じて毎月ポイントを付与する制度に改善されました。
SBI証券への対抗策
今回の復活は、やはりSBI証券への対抗策だと考えられます。今月から、新NISAの証券会社の変更手続きが開始しました。
これを受け、投資系ユーチューバーの多くは、一斉にSBI証券に移行することを勧める動画をアップしました。
彼らがSBI証券を勧める大きな理由として、投信残高に対してもらえるポイント数の圧倒的な違いを挙げていたのです。
SBI証券では、従前から「投信マイレージ」という制度があり、投信の月間平均残高に応じてポイントが付与されています。
楽天証券としては、この制度の違いによりSBI証券へと流れる顧客を封じようとして今回「投信残高ポイントプログラム」により投信の月間平均残高に応じてポイント付与を復活させてわけです。
しかし、残念ながら、楽天証券の場合、SBI証券と比較すると、2つのファンドだけの復活です。SBI証券では、原則、すべてのファンドがポイント付与の対象となっています。
楽天証券もせめて投信購入額上位10銘柄くらいは対象に入れるべきではないでしょうか。今後の追加の可能性について、プレス記事に言及されていたので、期待したいと思います。
新NISAはどの証券会社で行う?
私の場合、新NISAについては、すべて「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」というインデックス型の投資信託を購入予定です。
理由は、①これ一つで全世界(日本を含む先進国・新興国)の約50ヶ国・地域に国際分散投資ができる、②純資産額が1,500億円以上と比較的大きい、②信託報酬率(年率、税込)は、0.05775%以内と極めて低いからです。
大手ネット証券会社ならどこでもこの投資信託を購入できます。しかも「ノーロード」なので、購入時手数料がかかりません。そうした中で、証券会社の選択の決め手は、以下のとおりであると考えています。
投資信託の購入時に付与されるポイントと投資信託の保有に対して付与されるポイントの合計数が多い証券会社で新NISAは行う。
私の場合、楽天証券で新NISAの口座開設することが最も多くポイントを獲得できそうなので、このままいけば楽天証券にしようと考えていました。
残念ながら購入予定のファンドが対象外ですので、投信残高ポイントプログラムによるポイントはもらえませんが、新NISAは楽天証券にするとの考えに変更はありません。
購入するファンドを対象である「楽天・オールカントリー」に変更するという選択肢もありますが、はじまったばかりファンドなので見合わせようと思います。
ところで、10月25日に日経新聞が、クレカ積立の上限額が10万円にアップすることを金融庁が容認したと報じました。今後、これを受けて各証券会社がどのように動くのか注目しています。
もし三井住友カード プラチナプリファード(年会費33,000円)で10万円までクレカ積立がOKになれば、このカードを作成し、SBI証券でクレカ積立を行えば、毎年6万ポイント(還元率5%)のポイントがもらえます。
その場合、カード年会費を差し引いても、楽天証券よりも多く7,800ポイントほどはもらえそうなので、SBI証券に移行するかもしれません。
そうなれば、さらに楽天証券も対抗策として、カード積立を10万円、プラス楽天キャッシュ5万円まで上限を引き上げてくるかもしれません。
新NISAの口座変更のタイムリミットは、例年のスケジュールからみて、おそらく12月上旬頃になりそうです。余裕をみても11月中ならば十分間に合いそうです。
各証券会社のポイント付与の動向をもう少し見定めてから証券会社を決めようと考えています。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
今回は、楽天証券が復活させた「投信残高ポイントプログラム」を紹介するとともに、今後の新NISA口座の投資戦略を解説しました。
復活させた「投信残高ポイントプログラム」の内容は次のとおり。
- 各月の対象ファンドの平均保有金額に対し、以下の還元率(年率)にて翌々月末にポイントを進呈する。
- 対象ファンドは、①楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(ポイント還元率:0.0175%)と②楽天・S&P500インデックス・ファンド(ポイント還元率:0.0341%)の2つ。
- 対象ファンドは、今後追加・変更する可能性がある。
- 投資信託の残高達成ポイント(ハッピープログラムの投資信託に関するポイント、および資産形成ポイント)の対象からは除外となる。
購入予定の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、投信残高ポイントプログラムの対象外ですが、私は、現状、トータルで獲得できるポイントが最も多い楽天証券で新NISAの口座を開設する予定です。
しかし、今後も各証券会社からクレカ積立の上限見直しなどが行われる可能性が高いので、すくなくとも11月いっぱいは様子見をするつもりです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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