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【2023年8月最新】USバンクから"Form W-8BEN"の書類が届く!その書き方と送り方を解説!

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この記事は、7分で読めます。

こんばんわ。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。

昨日、USバンクから”Form W-8BEN"の様式が自宅に届きました。

ユニオンバンクの口座開設時に提出しており、これまでUSバンクから特段案内もなかったので、Form W-8BENも引き継がれているものだと思っていました。

お知らせ文には、英文で「お客様のForm W-8BENを未だ当方は受け取っていません」と書かれていたのにビックリ!。だって、口座がUSバンクに移行されてからこれまで1回も提出求められていないんだから当然でしょう。

早速、USバンクに電話で確認したところ、USバンクに口座移行したことで、W-8BENを再提出することが必要だとの話でした。それならそのように「お知らせ文」に書いておいてほしいのですが・・・。

今回届いた書類は、「お知らせ文」のほか、Form W-8BEN 様式2枚、説明文の計4枚のA4の書類が入っていましたが、いつものとおり英文のみでした。

そこで、今回は、USバンクから届いて "Form W-8BEN"の書き方や送り方について解説します。

Form W-8BENとは

Form W-8BENとは「米国源泉税に対する受益者の非居住証明書」と呼ばれる、米国の内国歳入庁(IRS)へ提出する書類です。

租税条約により、米国の銀行に口座を持っている日本在住者の場合、米国内で発生した利子は日本での課税が行われ、米国では課税されないことになっています。

Form W-8BENは、口座を所有する当該人物が日本籍を有する、日本在住者であることを証明する書類です。

今回届いた様式は、IRSのウェッブサイトからダウンロードできるものとは異なっており、USバンク用にアレンジされているようです。

IRSが公開している様式は、こちらから確認できます。

www.irs.gov

書き方

米国の大手金融機関では、オンラインで手続きができるところが多いのですが、USバンクは残念ながら対応しておらず、様式に記載し、郵送しなければなりません。

様式が2枚同封されていますが、基本、郵送するのは、以下の写真の1枚のみです。

ユニオンバンクの口座開設時に、Form W-8BENを提出しているはずなので、写しを保存している人はそれを見ながら、記載すればよいと思います。

一応、書き方を説明すると、次のとおりです。

PartⅠ

1. Name of Individual who is the beneficial Owner

 氏名を記入します。

    例:Taro Yamada

2. Country of citizenship

 国籍を記入します。

 例:Japan

3. Permanent residence address (street, apt. or suite no., or rural route).

 現住所の町名や番地を、英文の記載順に記入します。

 例: 1-1-1 Nagatacho

City or town, state or province.Include postal code where appropriate.  

 市区町村、県名、郵便番号を記入します。

 例:Chiyoda-ku Tokyo, 100-0014

Country

    日本在住者は、"Japan"と記入します。

4. Mailing address (if different from above)

 書類の郵送先です。現住所と同じ場合は、空欄のままでOKです。

5. U.S. taxpayer identification number (SSN or ITIN), if required

 米国納税者番号です。持っていなければ、空欄のままでOKです。

 SSN = social security number 社会保障番号
 ITIN = individual taxpayer identification number 個人納税者識別番号

6a. Foreign tax identifying number (See instructions)

 マイナンバーを記入します。

6b. Check if FTIN not legally required (See instructions)

   空欄のままでOKです。

7. Account number(s) (see instrucutions

 口座番号を記入します。複数の口座を持っている場合、すべて記入します。

8. Date of birth (MM-DD-YYYY)

 生年月日を記入します。必ずMM-DD-YYYYの形式で書くようにしましょう。

 例:01-31-2000

Part II

この様式に記載した内容が正しいことを宣誓するための署名を行う欄です。

Signature of beneficial owner (or individual authorized…)

 記載内容を確認し、間違いがなければ"Sign Here & Date"の記載の右側 (”Signature of beneficial owner (or individual authorized…)”の上の欄)に署名を行 います。(署名は、ユニオンバンクの口座開設時に提出したものと同じ書体で)

 なお、この欄の上部に、「□ I certify that I have the capacity to sign for the person identified on line 1 of this form.」との記載がありますが、これは代理人が署名をする際にチェックを入れるためのものです。したがって、本人が記入している場合は、空欄のままでOKです。

Print name of Signer

 これが記載されている上の欄に、氏名を記入します。

 例:Taro Yamada

Date (MM-DD-YYYY)

 署名した日を記入します。必ずMM-DD-YYYYの形式で書くようにしましょう。

 例:08-09-2023

以下の様式(写真)も入っていましたが、こちらは、USバンクに届出している住所が米国内であったり、電話番号が米国のものであったりしているなどの場合に、提出しなければならいない書類となります。多くの日本在住者は提出不要ですので、書き方について割愛します。

なお、もし提出する必要がある場合は、送る前に書き方等について、USバンクに直接お問い合わせされ、確認することをおススメします。

送り方

日本の銀行なら、こうした書類の提出を求める場合、「受取人払い」の返信用封筒が添付されていますが、そこは米国の銀行、郵送料は「差出人払い」となります。

郵便局からエアーメールで送る場合、110円かかります。送付した記録を残したい人もいるでしょうが、外国郵便の場合、日本のような「特定記録郵便」の制度はなく、「国際書留」扱い(料金520円)と割高です。

郵便料金は、切手で支払うこともできます。切手の手持ちがあったので、郵便局に行く際、持参しました。私の場合、郵便ポストから出すことも可能ですが、今回は、郵便局の窓口から通常のエアーメールで送りました。

USバンクから送られてきた封筒の宛名には、「USA」との記載がありませんので、記入しておきましょう。(郵便局の窓口で記載を求められました。)

この封筒は、おそらく、米国内在住者向けのものをそのまま使用しているように思われます。

まとめ

今回の記事は、いかがでしたでしょうか?

USバンクから届いて "Form W-8BEN"の書き方や送り方について解説しました。

今回、USバンクから送られてきた書類を見る限り、ユニオンバンクから口座移行した日本在住者向けのものではなさそうです。

恐らく、USバンクの米国在住の外国籍の既存口座開設者が、帰国等により米国非居住者になった際などに送付していたものをそのまま転用しているものだと思われます。この点、日本在住者向けにもう少し丁寧な対応をしてもらえないかと思います。

また、米国の大手金融機関では、Form W-8BENの手続きをオンラインでできるところが多いのですが、USバンクでは郵送が求められます。この点も近い将来オンラインでできるように改善してもらいたいところです。

USバンクのウエッブサイトには、Form W-8BEN関連情報が一切掲載されていません。顧客へIRS関連の情報提供をまったく行っていないこと自体問題だと思われますので、この点はすみやかに対応してもらいたいです。

Form W-8BENは3年に1度提出しないといけないルールになっています。忘れないように、グーグルカレンダーに登録しておきました。

※書類の書き方に関しては、USバンクに問合せを行うなどし、できる限り正確さを期したつもりですが、書類の記載にあたって不明な点等がある場合は、USバンクにご相談していただくなどした上で、ご自身の判断でご利用ください。

 

今回の記事がお役に立たのなら、うれしいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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