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こんばんわ。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
S&Pグローバル社が公表している「S&P500」は、1957年に誕生して以来、世界中で最も注目されている株価指数です。
最近、米国のS&P500連動型のETFが人気です。
しかし、S&P500連動型ETFと言っても、何十種類もあり、どれを選ぶのか迷います。
そこで、今回の記事では、そのうち代表銘柄である、SPY、VOO、IVVを比較検討を行い、どれを選ぶべきか検討しています。
S&P500については、こちらの記事をご覧ください。
3つの銘柄の概要
運用実績が最も長いのは、SPYです。10年以上前なら、S&P500のETFと言えば、このSPYでした。
規模は、運用実績が長い方が、大きくなりますので、SPYが一番ですが、後発であるVOO,IVVの猛追を受けている状況にあります。
純資産額が大きければ大きいほど、ETFの経費率(純資産額に占める経費の割合)を低く抑えられるメリットがあります。
例えば、運用報告書の作成や会計監査などにかかる費用は、純資産額が10兆ドルを超えるETFも、10億ドルに満たないETFも同じように発生します。
ティッカー | SPY | VOO | IVV |
運用会社 | ステートストリート | バンガード | ブラックロック |
開始日 | 1993/01/22 | 2010/09/07 | 2000/05/15 |
純資産額 | 361.79億ドル | 220.11 億ドル | 277.72億ドル |
運用会社比較
ステート・ストリート社は、
設立は1792年と3社の中でも最古の資産運用会社です。
運用総資産額は,3.15兆ドル(約350兆円)で、3社の中では見劣りします。
バンガード社は、
1975年に設立された資産運用会社です。
運用総資産額7.1兆ドル(約780兆円)を運用する日本で人気な資産運用会社です。
インデックス投資(指標連動型)を世界で初めて個人投資家に販売した企業として有名です。
ブラックロック・グループは、
1988年にアメリカニューヨークで設立された資産運用会社です。
運用総資産額は、世界最大の9.01兆米ドル(約990兆円)です。
組入れ銘柄比較
各ETFの組入れ比率は、以下のとおりです。
数年前までは、IVVが技術や金融セクターの割合が高かったりしていましたが、現在では、ほとんど差はありません。
ティッカー | SPY | VOO | IVV |
技術 | 33.23% | 33.29% | 33.23% |
一般消費財 | 15.43% | 15.46% | 15.43% |
金融 | 13.56% | 13.57% | 13.57% |
ヘルスケア | 12.55% | 12.57% | 12.54% |
資本財 | 9.60% | 9.62% | 9.60% |
生活必需品 | 5.95% | 5.94% | 5.95% |
エネルギー | 2.87% | 2.86% | 2.87% |
公益 | 2.64% | 2.62% | 2.64% |
素材 | 2.49% | 2.37% | 2.48% |
通信 | 1.57% | 1.57% | 1.57% |
分配金、経費率比較
分配金の時期は、3つとも同じです。
分配金の利回りも、ほとんど変わりません。
経費率はSPYだけ0.09%とと高く、VOOとIVVは0.03%です。
経費率とは、投資信託やETFを運用するために必要な費用が、純資産総額に対してどのぐらいの割合かを表したものです。
ティッカー | SPY | VOO | IVV |
分配金利回り | 1.34% | 1.40% | 1.36% |
決算時期 | 4半期(3,6,9,12) | 4半期(3,6,9,12) | 4半期(3,6,9,12) |
1年リターン | 47.61% | 47.77% | 46.60% |
3年リターン | 18.23% | 18.27% | 17.97% |
5年リターン | 17.42% | 17.49% | 17.30% |
10年リターン | 14.29% | 14.36% | 14.25% |
経費率 | 0.09% | 0.03% | 0.03% |
どれを選ぶべきか
長期保有で購入するのなら、やはり経費率が低い、VOOかIVVにすべきでしょう。
短期保有で購入するのなら、経費率よりも、運用資産額が大きく、流動性が高い方を重視して、SPYを選択するほうがよいと思います。(10,000ドルの購入で、6ドルの差)
売りたいタイミングで売れる可能性が高いからです。
ただ、VOOもIVVも運用資産額で猛追していますので、いずれ逆転することがあるかもしれません。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
私自身も、当面は、長期保有では、VOOかIVV、短期保有では、SPYを購入していこうと考えております。
1株あたりの購入額が高すぎるという方は、ステート・ストリート社のSPLG(SPDRポートフォリオ S&P 500ETF)であれば、約1/10で購入できます。
米国証券口座を開設するなら、こちらの記事をご覧ください。
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