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S&P500についてわかりやすく解説

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この記事は、約1分で読めます

おはようございます。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。

最近、米国のS&P500連動型のETFや投資信託が人気です。

どうして、日本で人気になっているのかを理解するには、その歴史や特徴を知らなければなりません。

そこで、今回の記事では、S&P500の概要と特徴について、まとめてみました。

 

 

S&P500とは

名前の由来となる「スタンダード&プアーズ(S&P)」は、1941年にスタンダード・スタティックス社とヘンリー・ヴァ―ナム・プアーが設立したプアーズ出版が合併してできた会社です。

現在では、社名を変更し、S&Pグローバル社となっています。

このS&Pグローバル社が公表している「S&P500」は、1957年に誕生して以来、世界中で最も注目されている株価指数です。 

ニューヨーク証券取引所、NASDAQ等に上場している企業から代表的な500銘柄を時価総額で加重平均し、指数化しています。

そのため、S&P500に連動する、ETFや投資信託に投資すれば、アメリカの主要企業500社へ投資しているのと同じ効果が期待できます。

 

特徴

特徴は以下のとおりです。

構成銘柄には、GAFAMが含まれる

構成銘柄の上位10社は以下のとおりです。 

ティッカー 銘柄名 構成比
(%)
業種 証券取引所
AAPL APPLE INC 5.94 情報技術 ナスダック
MSFT MICROSOFT CORP 5.53 情報技術 ナスダック
AMZN AMAZON COM INC 4.04 一般消費財・サービス ナスダック
FB FACEBOOK CLASS A INC 2.03 通信 ナスダック
GOOGL ALPHABET INC CLASS A 1.93 通信 ナスダック
GOOG ALPHABET INC CLASS C 1.86 通信 ナスダック
TSLA TESLA INC 1.58 一般消費財・サービス ナスダック
BRKB BERKSHIRE HATHAWAY INC CLASS B 1.47 金融 ニューヨーク
JPM JPMORGAN CHASE & CO 1.28 金融 ニューヨーク
JNJ JOHNSON & JOHNSON 1.24 ヘルスケア ニューヨーク

注:2021年4月22日現在

上位5社は、GAFAMです。GAFAMだけで20%以上を占めています。

8位のBerkshire Hathawayは、世界的投資家のウォーレン・バフェット氏が率いる、保険業を中心とした持株会社です。

 

時価総額加重平均を採用している

時価総額加重平均とは、組み入れ銘柄の時価総額の合計を、基準時点の時価総額の合計で割ったものです。

アメリカのナスダックのほか、日本の代表的な指数である東証株価指数(TOPIX)や、中国の代表的な指数である上海総合指数も同じメカニズムで算出されています。

 

採用基準があり、銘柄は入れ替わりする

銘柄は、採用基準に基づき、株価指数委員会が決定します。

米国株式全体の時価総額と同じになるようにS&P500を組むようにしています。

銘柄採用基準は以下のとおりです。

①米国企業である
②時価総額が61億米ドルを超える
③浮動株比率が50%以上
④四半期連続して黒字決算
⑤時価総額に対する年間売買高が10%以上

1957年の算出当初から組み入れられている銘柄は、100もありません。

当初からみれば、8割以上が銘柄変更となっています。

この分布を見て大事なのは、「長い間居座り続ける銘柄は少ない」ということです。

リーマンショック後の2010年代には、1/3にあたる177銘柄が新規に組入れられました。

こうした銘柄変更が時代を越えた成長の源泉になっています。

 

テクノロジーとヘルスケアが主力セクター

NASDAQ同様、テクノロジー産業がトップのシェアを獲得していますが、ナスダック100に比べて、S&P500はセクターの分散が効いています。

そのため、S&P500は、アメリカ経済を表す指標とされており、投資家にはより注目されています。  

順位 S&P500 構成比率 Nasdaq100 構成比率
1 テクノロジー 25 テクノロジー 44
2 ヘルスケア 14 一般消費財 20
3 金融サービス 13 通信サービス 19
4 一般消費財 13 ヘルスケア 7
5 生活必需品 11 生活必需品 5

 

長期的にみれば右肩上がり、当初からみれば95倍に

算出にあたっては、「1941年から1943年における平均指数を10」として基準をおいているため、1957年の算出開始時で43.73という中途半端な値ではじまっています。

その当時からカウントすると、本日2021年4月25日時点では4180.18で約95倍に成長しています。

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まとめ

今回の記事は、いかがでしたでしょうか?

S&P500の概要、組み入れ銘柄、指数の推移などを紹介しました。

S&P500は、当初から100倍近くにもなっている指数です。

この記事を読み終えた方は、現在、日本でもS&P500に関連したETFや信託投資が人気になっている理由がわかっていただけたのではないかと思います。

 

今回の重要なポイント

〇GAFAを中心とした米国の代表的な500銘柄を時価総額で加重平均した指数!

〇当初から8割以上が銘柄変更されており、これが時代を越えた成長の源泉!

〇長期的に見ると右肩上がり、当初から95倍にも!


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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