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【2023年8月最新】「プライオリティパス」過剰請求に注意!その原因と対処方法を解説!

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この記事は、7分で読めます。

こんばんわ。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。

夏休みに入り、海外旅行に行く人も多いかと思いますが、その際、プライオリティパスを持っていれば、無料で空港ラウンジを利用でき、飲食ができたり、シャワーなどが利用できます。

プライオリティパスはとてもありがたいサービスを提供してくれますが、利用にあたって注意しなければならないことが一つあります。

それは同伴者利用をしていないので、同伴者分の請求を受けることがあるということです。ネットで「プライオリティパス」と「不正利用」を入力して検索すると、それに関する報告をみることができます。

そこで、今回は、プライオリティパスの過剰請求問題を紹介するとともに、その原因と対処方法などを解説します。

プライオリティパスの過剰請求とは

プライオリティパスは、世界各国の提携空港ラウンジを利用出来るサービスです。ラウンジ以外にも空港のレストラン、スパ、仮眠室の利用などサービスが拡充しています。

プライオリティパスは、元来、年会費が伴う会員制となっていますが、一部のクレジットカードでは、付帯特典としてプライオリティパスを無料で発行してくれます。

プライオリティパスには、3つのグレードがあり、楽天プレミアムカードなど多くのカードでゲットできるのが「プレステージ」というグレードです。

このプレステージの場合は、会員は無料で利用できますが、同伴者も1名あたり32米ドルを支払えば利用できます。

ただし、クレジットカードの特典として発行されたプライオリティパスでは、ドル建てでは料金を請求できないので、各クレジット会社それぞれが円建てで料金を定められいます。例えば、楽天プレミアムカードの場合だと、同伴者1名あたり3,300円(税込)です。(2023年8月16日現在)

現状の為替レートからすると割安に設定されており、その分、楽天側が費用を被っているということになります。

利用料金は、翌月以降にプライオリティパスを発行したカード会社から請求されることになりますが、会員本人だけで利用したにも関わらず、同伴者の料金が請求されたというのが、プライオリティパスの「過剰請求問題」です。

なぜ過剰請求が起こるのか

SNSの体験談をみると、「不正利用だ」という声が多いようですが、実際は、ラウンジ側が意図的に仕組んでやっているというよりも、スタッフによる端末の操作間違いによるケースや混雑時に他人をカウントされてしまったケースがほとんどのようです。

プライオリティパスを利用する場合、通常、次のような手順になります。

  1. 受付でプライオリティ・パス会員証を提示する。
  2. 受付の担当者が、電子リーダー端末で会員証をスキャンするか、インプリンターでカードの会員証情報を転写し利用伝票を作成する。
  3. 受付の担当者から、電子リーダー端末への署名もしくはラウンジ利用伝票への署名を求められる。
  4. 利用人数、利用日を確認のうえ、署名する。
  5. 伝票のコピーが必要の場合、受付に申し出る。

受付の担当者が電子リーダー端末に利用人数などを入力していくわけですが、入力項目の一つに"Guest”という項目があります。

本来、この項目には、同伴者の人数を入力しないといけないのですが、操作マニュアルを熟知していない不慣れな担当者などが、Guestを「客」という意味でとらえ、会員本人1名の利用でもこの欄に「1」と入力してしまうことがあるようです。

署名をする前に、利用人数をしっかり確認しておけば、その場で間違えを指摘し、訂正をしてもらえば、過剰請求などないわけです。しかし、体験談を見ると、長旅で疲れていて、早くラウンジに入りたいという思いが強かったせいか、ついつい確認を怠ったまま、署名をしてしまったというケースがほとんどでした。

また、プライオリティパスの場合、利用伝票には、利用日、同伴者がいる場合は同伴者の人数が記載されますが、利用料金は記載されません。利用料金は、この利用伝票の記録に基づき請求されます。

受付でもらった利用伝票のコピーにも利用料金が書かれていません。ここに金額が書かれていれば、数字に目が行き「なんだこれ?」ということで気がつくかもしれませんが、金額が書かれていないため見落としやすいということもあるかもしれません。

また、利用伝票のコピーは、要求しないとくれないラウンジが多いです。このことも確認を怠る要因になっていると思います。

過剰請求を防ぐためには

過剰請求を防ぐためには、次のことを必ず実践しましょう。

  • 署名するまえに、「利用人数」を確認する。
  • 利用伝票のコピーをもらう。
  • 利用伝票のコピーを保管する。

利用人数を確認する際は、受付担当者に口頭で確認するようにしましょう。端末上では確認しずらい場合もあるからです。海外なら、”Is the number of total lounge users correct with one person?"と伝えればOKです。

利用伝票のコピーに関しては、プライオリティパスのレギュレーションによれば、「原則は、伝票のコピーの請求があった場合に渡す」ということになっています。

したがって、署名をする際、利用伝票のコピーがほしい旨を受付担当者に伝えておきましょう。海外なら、" Please give me a copy of the usage slip"と言えばOKです。

もらった利用伝票のコピーは、過剰請求された場合の証拠になるので、大事に保管しておきましょう。クレジットカードを利用した場合、通常、加盟店からクレジット会社に伝票がすぐに送られるのですが、場合によっては2~3カ月かかるような場合もあります。したがって、こうしたことも考慮してできるだけ長めに保管しておきましょう。

もし過剰請求されたら

過剰請求された場合どうするか?プライオリティパスに連絡しても、返還などの対応は一切してもらえません。

なぜならプライオリティパスの規約である「利用条件」には、次のように記載されているからです。

12. 加盟店の料金: 加盟店のご利用に関する加盟店からの請求については、不正な請求であるかどうか、また請求額が不正確であるかどうかに関して、プライオリティ・パスは一切責任を負いません。

この規約には、利用伝票に関して次のような規定があります。

7. 利用伝票:ラウンジまたは加盟店のスタッフは、適切である場合は、利用資格証明に基づき伝票・レシートの発行やご利用記録の作成を行いますが、「ご利用伝票」もしくはレシートやご利用記録と、ラウンジまたは加盟店のご利用時点でのご本人様や同伴者のご利用内容と相違がないかの確認は、お客様の責任において行うものとします。該当する場合には、お客様は提示された「ご利用伝票」のお客様用控えまたはレシートを保管することに責任を負います。お客様が伝票または領収書のコピーを必要とする場合、ラウンジまたは加盟店ご利用時に請求ください。お客様が複数名いらっしゃる場合、他のプログラム会員証保有者の分の請求がお客様にされないよう、お客様の責任においてご確認いただくものとします。各々のお客様がスタッフに利用資格証明を提示し、利用記録に別々に署名することをお勧めします。入室登録機器の技術的問題によりラウンジまたは加盟店がご利用を拒否した場合、プライオリティ・パスはいかなる責任も負いません。

この規定を簡単にでまとめると、「過剰請求につながる「利用伝票」の内容確認やその保管は、会員の責任でしっかりやってください、もしなにかあってもプライオリティパスは責任を一切とりません」ということです。

ですから、前の章で書いた3つのことをしっかりやらないといけないのです。

以上のようにプライオリティパスに相談してもだめです。相談の相手は、プライオリティパスを発行しているクレジットカード会社になります。

もし利用伝票のコピーの下のところに、 "Total Lounge Users:1”と書いてあるのに、過剰請求されていれば、カード会社の利用料金に関する窓口に問い合わせをすれば返金などの対応をしてもらえます。

もし利用伝票をもらっていない場合やなくした場合は、一旦、カード会社の預かりとなり、調査が行われます。この調査には、1カ月程度かかる場合もあります。

多くの場合、この調査で、利用伝票には、同伴者が1名がいて"Total Lounge Users:2”となっていると伝えられます。要は、会員本人の確認漏れです。

法的には、こうした場合、会員本人の責任となり、返金などは行われないはずですが、そこは日本のクレジット会社。顧客への配慮ということで、多くのクレジット会社では、初めての場合ならクレジット会社が費用を負担するということで、返金等の対応をしてくれるケースが多いようです。

ただし、これもすべてのクレジット会社が同様の対応をしてくれるとは限りません。また、2回目以降同じような対応をしてくれるかもわかりません。このあたりは、カードの利用状況などをみてカード会社側が判断しているのかもしれません。

まとめ

今回の記事は、いかがでしたでしょうか。

今回は、プライオリティパスの過剰請求問題を紹介するとともに、その原因と対処方法などを解説しました。

ラウンジの受付で署名の前に利用人数を確認したり、利用伝票のコピの確認・保管をしっかりしている人は意外に少ないのではないでしょうか。

これらを疎かにすると、過剰請求されることもあります。是非、ご注意を!

 

今回の記事がお役に立たのなら、うれしいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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