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【2023年4月最新】今「買い」と言われている「米国債」の基本を押さえる!

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この記事は、6分で読めます。

こんばんわ。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。

今、巷では、米国債に投資すべきであるとよく言われています。

そこで、今回は、米国債の全体像を整理するとともに、なぜ今米国債に投資すべきなのか、また、投資にはリスクがないのかなどについて解説します。

米国債の種類と特徴

「米国債」は、アメリカ合衆国財務省が発行する債券のことで、長期国債、中期国債、短期国債があります。

長期国債は10年以上の期間で発行され、利率が高く、価格変動が激しくなります。短期国債は1年未満の期間で発行され、利率が低く、価格変動が少ない傾向があります。これらの米国債を買うことは、「米国政府にお金を貸す」といことです。

米国債は、世界の金融市場で非常に重要な役割を果たしており、その価格や利回りの動向は世界の金融市場の指標として注目されています。また、アメリカ合衆国政府が元利の支払いを保証しているため、信用力が高く、流動性があります。

米国債の「価格」は、「利率」と逆相関の関係にあり、「金利」が上がると「価格」は下がります。

米国債の格付け

米国債の格付けは、米国政府が借金を返済する能力や意思を評価する指標です。格付け機関は、米国政府の財政状況や経済成長率、政策方針などを分析し、AAAからDまでのレーティングを付けます。「AAA」は最高の信用度を示し、「D」はデフォルト(債務不履行)を意味します。

現在(4月13日)、米国債の格付けは、ムーディーズ・インベスターズ・サービス(Moody's)では「Aaa」、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)では「AA+」、フィッチ・レーティングス(Fitch)では「AAA」、となっています。比較的高い信用度を保っていることを示していますが、将来的に下方修正されるリスクはあります。

なぜ今米国債なのか

なぜ今米国債が注目されているのでしょうか。それは、以下の3つの理由からです。

  • 金利がピークアウトしたと考えられる
  • 日本国債と比べ信用力が高い
  • 世界で一番流動性が高い

「金利がピークアウトした」ということは、今後、金利が下がれば、それに伴い、米国債の価格が上昇することになり、売却益を得やすくなります。

日本国債の格付けは、現在、25番目で、お隣の韓国や中国よりも低いです。それに比べると、米国債は、ドイツやオランダなどの欧米先進国などと同等の安全資産として位置づけられています。

米国債は、世界中で取引をされており、世界で一番流動性が高い国債です。流動性が高いということは、売却し換金しやすいというメリットがあります。

利払いと利率

米国債には、「利付債」と「ゼロクーポン債」の2種類があり、利払いに違いがあります。(日本国債は、「利付債」のみ)

「利付債」とは、定期的に利息を支払う債券のことです。例えば、額面が100万円で年利5%の利付債を購入した場合、毎年5万円の利息を受け取ることができます。

一方、「ゼロクーポン債」とは、利息を支払わない代わりに、額面より安く購入できる債券のことです。例えば、額面が100万円で10年後に償還されるゼロクーポン債を80万円で購入した場合、10年後に100万円を受け取ることができます。このように、ゼロクーポン債は償還時に差額分の利益が得られるという特徴があります。

利付債とゼロクーポン債のどちらが有利かは、金利や税金などの要因によって変わります。一般的には、金利が高いほど利付債が有利になり、金利が低いほどゼロクーポン債が有利になります。また、税金の面では、利付債は受け取った利息に対して所得税や住民税がかかりますが、ゼロクーポン債は償還差益に対して分離課税されるため、税負担が軽減されます。ただし、ゼロクーポン債は市場価格の変動に敏感なため、売却時に損失を出す可能性もあります。

米10年国債の利回りは、2023年4月12日現在で3.400 %です。 (日本国債:0.461%)  

購入方法

米国債を購入する方法には、証券会社から直接現物を購入する方法と、米国債を組み入れているETFを利用する方法があります。

米国債をETFで購入するには、日本の証券会社からでも購入にできますので、口座を開設し、米国債を組み込んでいるETFを選択して購入します。

米国債をETFで購入する場合、現物と比べて流動性が高いことがメリットとして挙げられます。

一方、現物で米国債を購入する場合も、日本の証券会社に口座を開設すれば、直接購入することができます。

ETFの場合は、信託報酬がかかるのでその分分配金利回りが低くなるとともに、その利回りもあくまで見込みなので低下する可能性があります。その点、現物であれば、額面どおり利回りや償還金を受け取ることができます。

ただし、現物の最低購入価格は、ETFに比べると購入金額が大きくなりますので、投資資産が少ない場合は、購入できないこともあるかもしれません。

また、ETFよりも現物の方が償還期間(30年)が長いものがあり、こうした償還期間が長いものの方が、金利が低下した場合大きな値上がりを期待できるというメリットもあります。

こうしたことから、投資資金が豊富な資産家は、ETFではなく、現物を購入するケースがほとんどだと言われています。

現物を購入する場合、日本国債の場合は、新規に発行される「新発債」を購入することになりますが、米国債の場合は、基本、すでに発行され、流通されている「既発債」を購入することになります。

リスクは「為替」

米国債には、「金利上昇リスク」や「信用リスク」などの問題がありますが、現在の経済状況をみて一番のリスクは「為替」のリスクです。

米国債はドル建てで発行されています。したがって、ドルの価値が下落すると、米国債の価値も下落します。ドルの価値は政治的な要因や経済的な要因などによって変動します。ドルが急激に下落すると、米国債の価値も大きく減少する可能性があります。

現在為替は、「ドル高円安」局面にあると言われています。もし今後「ドル安円高」に反転すれば、為替差損が発生する可能性が生じます。

1990年からの過去30年ほどをみれば、ドル円は、だいたい100円~130円のレンジを推移しているので、現在130円を超える水準は、過去のトレンドからすると「ドル高円安」局面です。

今後の為替動向については、だれもわかりません。そうした中で、米国債を購入してた後、「ドル安円高」局面になった場合、どうするか。

ドル高円安になるまで「円替え」を待つということです。円高と円安は数年をかけて交互にやってきます。ドル高円安局面になった時に、円に替えるようにするのです。

米国債を定期的に購入し、米建ての資産は継続して増やしていけば、円高傾向が続いても全体の損益分岐点を低下させることができます。

もし米国債が償還を迎えたり売却したりして資金が手元に戻ったときに円高になっていれば、現地通貨のままで、新たにまた運用を行います。円に戻すのは、円安のサイクルがまた巡ってくるときを待つます。そうすれば、為替相場による損失を回避できます。

ただ、この戦略を行うために重要なことは、運用資金は少なくとも数年間は使う予定のない余裕資金であることです。

これは、米国債の売買の時にかぎりませんが、非常に重要な戦略です。

まとめ

今回の記事は、いかがでしたでしょうか?

今回は、米国債の全体像を整理するとともに、なぜ今米国債に投資すべと言われているのか、また、米国債投資にはリスクがないのかなどについて解説しました。

今回の記事のまとめは、次のとおりです。

  • 米国債は、日本国債に比べ、利回りが高く、信用力があり、流動性も高い
  • 米国債には、「利付債」と「ゼロクーポン債」の2種類があり、どちらが有利かは、金利や税金などの要因によって変わる
  • 米国債が今注目されているのは、金利がピークアウトし、今後、国際価格の上昇が見込めるから
  • 購入方法としては、現物を購入する方法とETFを購入する方法があり、それぞれメリット・デメリットがある。
  • 最大のリスクは、「為替」であり、対策としては、ドル高円安のタイミングまで円替えを待つ

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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