この記事は、6分で読めます。
こんばんわ。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
JCBカードが、今月から旅行傷害保険・航空機遅延保険に関して、これまでの「自動付帯」から「利用付帯」に変更しました。
2021年7月のセゾンカード、2022年2月のアメックス、2022年4月の三井住友カード、2022年12月のオリコカードなど、クレジットカード付帯旅行傷害保険の「利用付帯」への変更が相次いでいます。
うっかり勘違いして、無保険のまま、海外旅行をして、現地で病気やケガをしてしまっては一大事です。
そこで、今回は、JCBカードの付帯傷害保険の改正について、その概要をわかりやすく解説するとともに、代替カードをご紹介します。
旅行傷害保険とは
「旅行傷害保険」とは、旅行中に被る可能性のあるさまざまな危険、損害を補償する保険です。
自宅を出発してから帰着するまでの「旅行行程中」が保険期間となります。
病気やケガの補償(治療費用、傷害死亡・後遺障害、疾病死亡、救援者費用など)、他人に対する補償(賠償責任)、持ち物に対する補償(携行品損害)、その他の補償(航空機の遅延に関する補償、旅行変更に関する補償など)がカバーされます。
このうち、病気やけがの補償をメインとしたものを「旅行傷害保険」と言います。
「国民皆保険制度」や「高額療養費制度」などがある日本と比べ、海外では医療費が高額な国や地域が多いです。
例えば、米国では、急性心筋梗塞で倒れ、手術・入院した場合、2,000万円以上の費用がかかると言われています。
日帰りの虫垂炎手術でも100万円以上かかることもあります。
日本の健康保険でも、帰国後に給付を受けることができる制度(海外療養費)がありますが、あくまで同種の治療を日本で受けた場合の治療費を基準に計算した額、または、実際に支払った額のどちらか少ない方の7~8割を払い戻すというものなので、海外の高額な治療費をカバーすることは難しいです。
したがって、万一に備えて、こうした高額な治療費をカバーするために旅行傷害保険には絶対に入っておくべきです。
クレジットカードによっては、この旅行傷害保険が付帯されていますので、特に保険料を支払うことなく、補償を受けることができます。
クレジットカードに付帯する海外旅行傷害保険を理解するうえで、以下の「日本損害保険協会のサイト」のQ&Aが参考になります
JCBカードの条件改定概要
【これまで】
- カード利用有無に関わらず自動で旅行傷害保険・航空機遅延保険が適用された(自動付帯)
【2023年4月1日(土)出発以降】
- 旅行代金(ツアー料金や交通費など)を対象のカードで支払うことで、旅行傷害保険・航空機遅延保険が適用(利用付帯)
4月以降については、パッケージツアーやリムジンバス、電車、飛行機の代金を対象カードで支払わないと旅行傷害保険の対象となりません。また、レンタカー、高速道路・有料道路などのETC料金は対象外となりますので、要注意です。
今回対象となるのが、JCBグループが発行する「ゴールドランク以上のクレジットカード・デビットカード」です。
以下の旅行系のカードは対象外です。
- ANA JCBスーパーフライヤーズゴールドカード
- ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD
- ANA JCBワイドゴールドカード
- ANA JCBワイドゴールドカード(明治安田)
- ANA JCBスーパーフライヤーズゴールド(明治安田)
- ANA JCBカード プレミアム
- ANA JCBスーパーフライヤーズカード プレミアム
- ANA JCB法人ワイドゴールドカード
- JAL CLUB-A ゴールドカード
- JALグローバルJCBゴールドカード
- JAL・JCBカード プラチナ
- JAL・JCBカード JGCプラチナ
- JTB旅カードGOLD Schole
- JTB旅カード JCB GOLD
代替クレジットカード
最後に、代替のクレジットカードをご紹介します。
これまで、「海外旅行必携のクレジットカード」として、次の4枚を選び、ご紹介してきました。
- エポスカード
- TカードPrimeカード
- 横浜インビテーションカード
- Delight JACCS CARD(ディライトジャックスカード)
過去の紹介記事は、こちらからご覧ください。
これら4枚を選んだ理由は、次のとおりです。
- クレジットカードの年会費が「無料」ないし「条件を満たせば無料」
- 自動付帯であること
- 補償額が充実していること
しかし、残念ですが、2~4のジャックス発行のクレジットカードは、2023年10月1日出発の旅行から、「自動付帯」ではなく、「利用付帯」となります。
そこで改め、代替カードを調べてみた結果、以下の2枚のおススメします。
- エポスカード(クレジットカード)
- ANA マイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカード
エポスカード
カードの特徴
- 年会費 永年無料 家族:なし
- カード利用200円につき1ポイント(還元率0.5%)
- ETCカード 無料
- 国際ブランド VISA
- 海外旅行傷害保険 最高500万円(自動付帯)
- 優待10,000店舗お得情報
- 会員限定年4回の10%OFFセール(マルイ店舗、マルイウエブチャネル)
海外旅行傷害保険の内容
- 保険の対象:会員本人のみ
- 補償期間:カードご加入日(カード発行日)の翌日以降に日本を出発される旅行が対象、1旅行につき最長90日間
- 補償内容:
傷害死亡・後遺障害 最高500万円
傷害治療費用 200万円(1事故の限度額)
疾病治療費用 270万円(1疾病の限度額)
賠償責任(免責なし) 2,000万円(1事故の限度額)
救護者費用 100万円(1旅行・保険期間中の限度額)
携行品損額(免責3,000円) 20万円(1旅行・保険期間中の限度額)
ANA マイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカード
カードの特徴
- 年会費 無料
- ポイントサービス ANAマイル
- 100万円以上200万円未満 3,000マイル
200万円以上 8,000マイル - 国際ブランド VISA
- 国内旅行傷害保険 最高500万円(利用付帯)
- 海外旅行傷害保険 最高500万円(自動付帯)
- 旅行キャンセルお見舞金 最高5万円(自己負担 5,000円)
海外旅行傷害保険の内容
- 保険の対象:カード会員本人
- 補償期間:カードご加入日(カード発行日)の翌日以降に日本を出発される旅行が対象、1旅行につき最長90日間
- 補償内容:
傷害死亡・後遺障害 最高500万円
傷害治療費用 最高150万円(1事故の限度額)
疾病治療費用 最高150万円(1疾病の限度額)
賠償責任 最高1,000万円
救護者費用 最高150万円/1旅行(年間150万円限度)
航空機遅延費用 1万円 航空機寄託手荷物遅延等費用 2万円
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
今回は、JCBカードの付帯傷害保険の改正について、その概要をわかりやすく解説するとともに、代替カードをご紹介しました。
今回の記事のまとめは、次のとおりです。
- JCBのゴールドランク以上のクレジットカード・デビットカードの付帯旅行傷害保険が、4月1日から「自動付帯」から「利用付帯」に変更になった。
- 「ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD」や「ANA JCBスーパーフライヤーズカード プレミアム」など一部の旅行系のカードは、「自動付帯」のまま
- 代替カードとしては、「エポスカード(クレジットカード)」と「ANA マイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカード」
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回の記事が良ければ、ブックマークとスターをお願いします。
また、SNSでシェアして頂けると、モチベーションが上がります。
今後も役に立つ、記事を配信していきます!
Amazon Music Unlimited(音楽聴き放題)が3カ月無料(通常月額1,080円)[7月13日まで]!
Amazon Music Unlimited公式サイト
Audible(聴く読書12万冊聴き放題)が30日間無料(通常月額1,500円)!
Audible公式サイト
Kindle Unlimited(電子書籍読み放題)が30日間無料(通常月額980円)!
Kindle Unlimited公式サイト