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こんばんわ。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
米国は、ESTA料金を値上げします。
数ヶ月前から値上げの噂がありましたが、2022年5月20日に正式に決定されました。
今回の記事では、このことについて紹介します。
ESTAとは
ESATとは、電子渡航認証システム(Electronic System for Travel Authorization)の略です。
米国に短期商用・観光等の90日以内の滞在目的で旅行する場合(米国における乗り継ぎ含む)は、査証(ビザ)は免除されていますが、米国行きの航空機や船に搭乗する前にオンラインで渡航認証を受けなければなりません。
この認証システムがESTAです。
旅行者は、ESTAのウェブサイトにアクセスしてESTAを申請する必要があります。
ビザのように、米国大使館や領事館を訪問する必要はありません。
申請には、料金がかかります。
支払いはクレジットカードか使え、MasterCard、VISA、American Express及びDiscover(JCBを含む)ならOKです。
事前にESTAの認証を取得していない場合、航空機等への搭乗や米国への入国を拒否されれることがあります。
一度ESTAの認証を受けると2年間有効です。
ただし、2年以内にパスポートの期限が切れる場合は、パスポートの有効期限日をもって無効になります。
ESTAを申請することができる国・地域は、次のとおりです。
(これらの国・地域は、いずれもビザが免除されています)
- アンドラ
- オーストラリア
- オーストリア
- ベルギー
- ブルネイ
- チリ
- チェコ共和国
- デンマーク
- エストニア
- フィンランド
- フランス
- ドイツ
- ギリシャ
- ハンガリー
- アイスランド
- アイルランド
- イタリア
- 日本
- 大韓民国
- ラトビア
- リヒテンシュタイン
- リトアニア
- ルクセンブルク
- マルタ
- モナコ
- オランダ
- ニュージーランド
- ノルウェー
- ポルトガル
- サンマリノ
- シンガポール
- スロバキア
- スロベニア
- スペイン
- スウェーデン
- スイス
- 台湾
- イギリス
新しいESTA の料金
料金は、これまで14ドルでしたが、明日から21ドルに引き上げられます。
内訳は、旅行プロモーション費が、今回、10ドルから17ドルに引き上げられます。
運営費部分の4ドルは変わらずです。
7ドルの増額分については、米国の観光局にあたる官民組織「ブランドUSA」の活動の支援に充てられます。
新しい料金は2022年5月26日から施行されます。
ブランドUSA
「ブランドUSA」は、米国への外国人旅行者を誘致することを目的とした組織です。
設立されたのは2011年です。
2014年の旅行促進強化近代法(Travel Promotion, Enhancement, and Modernization Act)によって活動期限は2020年9月30日とされていましたが、その後、活動期限は延長されました。
ブランドUSAの活動の財源は、マッチング・ファンド形式と呼ばれるやり方で米国の旅行観光産業が拠出する資金と、ESTA申請料が充てられています。
その活動は、国内にとどまらず、世界40カ国以上で行われています。
主に、TVCMやデジタル広告、ソーシャルメディアなどで一般消費者に向けたB to Cのプロモーションを展開するほか、国によっては旅行業界や展示会などへのB to B、あるいはその両方の活動を行っています。
日本にも事務所があります。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
今回は、明日から米国ESTA料金の値上げについて、ご紹介しました。
ESTAの申請をされた方でも、その資金がなにに充てられているのかまでご存知の人はすくないのではないでしょうか。
旅行者にとっては、値上げは痛いですが、旅行先の様々な情報を提供してくれるプロモーションのために使われていると思えば、多少は腹立たしさも和らぐかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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