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こんばんわ。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
昨日、オーストラリア政府は、承認した新型コロナウイルスのワクチン接種が完了している日本人に対して今年12月1日から隔離なしでの入国を認めると発表しました。
今回の記事では、このオーストラリアの入国再開措置について、解説します。
オーストラリア政府の発表内容
オーストラリア政府が発表した内容は、次のとおりです。
- 2021年12月1日より、オーストラリア保健省薬品・医療品行政(TGA)が承認した新型コロナウイルスのワクチン接種が完了した日本国民は、旅行免除に関する特別な申請は必要なく、隔離無しでオーストラリアに渡航が可能になる。
- 新型コロナウイルスのワクチン接種が完了した日本国民は、ニュー・サウス・ウェールズ州、ビクトリア州、オーストラリア首都特別地域より、隔離無しでオーストラリアに入国できる。
- オーストラリア到着後、他の州や準州へ移動する場合は、オーストラリア国内の移動規制を確認すること。
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旅行者は以下の条件を満たしている必要がある。 1. 有効なオーストラリアのビザを所有していること
2. オーストラリア保健省薬品・医療品行政(TGA)承認のワクチン接種が完了 していること。ワクチン未接種の17歳以下の旅行者は、ワクチン接種が完了 している成人の方と一緒に旅行すること
3. 旅行者は日本を出国し、受入れ可能なオーストラリアの州より入国すること
4. ワクチン接種証明書を提出すること 5. 出発3日以内にPCR検査を受け、陰性証明書を申告すること -
- オーストラリアの特定の州や準州への渡航に関する規則や条件については、オーストラリア政府内務省の「州・準州情報」を確認すること。
日本で使用されているワクチンを接種した人すべて対象
日本で使用されているファイザー、アストロゼネカ、モデルナ製のワクチンは、オーストラリアでも承認されているますので、いずれも対象となります。
これまで、永住権を持っている人、ビジネス利用者、留学生といった順に日本人にも入国が許可されていましたが、ついに観光での入国も可能になりました。
また、12月1日よりワーキングホリデービザ、ワーク&ホリデービザの所有者に対しても、ワクチン接種完了を条件に、旅行免除に関する特別申請は必要なく、オーストラリアに入国できるようになりました。
入国にはビザが必要
入国に際しては、ビザが必要になります。
オーストラリアは、コロナ前から観光での短期入国でもビザが必要でした。
観光で入国する場合は、電子入国許可(ETA)ビザを取得する必要があります。
このビザは、最大1年間何度でもオーストラリアを訪問でき、毎回の訪問で3ヶ月間滞在できるビザです。
このビザ申請には料金がかかりませんが、オンラインで申請する場合のみ20オーストラリアドルの手数料がかかります。
入国できる地域が限定されている
入国できる地域が、ニュー・サウス・ウェールズ州、ビクトリア州、オーストラリア首都特別地域からに限定されています。
つまり、シドニー国際空港(ニュー・サウス・ウエールズ州)、メルボルン国際空港(ビクトリア州)、キャンベラ国際空港(オーストラリア首都特別地域)の3空港から入国する必要があります。
コロナ前の日本からの入国状況
日本は、オーストラリアにとって、海外からの訪問者数では第5位、消費額では第5位の市場です。
コロナ前の2019年には、499,000人の日本人渡航者がオーストラリアを訪れました。(海外旅行者の5%)
日本から到着した499,000人のうち、338,000人がレジャー目的でオーストラリアを訪れ、そのうち68%が休暇、11%が友人や親戚を訪問するために旅行をしていました。
日本人旅行者による2019年の総支出額は21億豪ドルに相当し、そのうち14億豪ドルはレジャー旅行者による支出でした。
2019年のデータによると、レジャー旅行者の平均支出額は、1回の旅行で3,842豪ドル、1泊あたり234豪ドルでした。
また、日本人旅行者は、オーストラリアで平均18泊し、そのうち78%は都市部に滞在しています。
最も訪問されている州はクイーンズランド州(ブリスベン、ケアンズ等)で、次いでニュー・サウス・ウェールズ州(シドニー、ニューカッスル等)、ビクトリア州(メルボルン等)でした。
航空会社とキャンペーンを実施予定
日本人の再訪を歓迎するため、日本から直行便を運航しているカンタス航空、ジェットスター航空、AN、JAL等と協力し、キャンペーンを実施する予定です。
現状、JALが成田・羽田ーシドニー間を週3便、ANAが羽田ーシドニー間を週5便就航しています。
JALは、12月21日から成田ーメルボルン間を再開予定です。
カンタスは、来年2月から羽田ーシドニー間を再開予定ですが、今回のことで前倒しされる可能性が出てきました。
まだ、キャンペーンの詳細は発表されていませんが、年末年始旅行を計画される方は要チェックです。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
日本同様、水際対策に関しては、慎重な姿勢をとっていたオーストラリアも隔離なしの入国再開に踏み出しました、
一方、日本はというと、未だ実質14日の隔離が必要です。
これがなくならない限り、コロナ前のように気軽に海外旅行にいくことはできません。
日本への入国が隔離なしになる見込みですが、「Go To トラベル」が再開予定と言われている来年1月下旬から2月があたりではないかと考えています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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