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こんばんは。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
先日の台湾旅行では、KANOで知られる「嘉義(中国読み:チャーイ)」を訪問しました。嘉義市内の観光のほか、さらに足を延ばし、阿里山まで行ってきました。
阿里山は台湾の中央山脈の台湾中南部の山として、台湾有数の自然・景観観光スポットとしても有名です。
阿里山までは、KKdayで購入できる「台湾好行観光シャトルバス 阿里山線乗車券」を利用しました。
今回は、あまり日本人には知られていない阿里山を紹介するとともに、「台湾好行観光シャトルバス 阿里山線乗車券」をレビューします。
阿里山とは
阿里山(中国語読み:アーリーシャン)は、台湾の嘉義県にある阿里山山脈を中心とする山岳地帯を指す地名です。この一帯は国家風景区(日本における国立公園)に指定されています。
阿里山は景勝地として有名で、特定の一つの山を指す名称ではなく、18の山々で構成される阿里山山脈一帯を指す言葉として古くから使われており、最高峰は大塔山(中国語読み:ダーターシャン)で、標高は2,663メートルです。
台湾では、多くの人が修学旅行などで訪れる場所で、日本の富士山のようなところを言えます。
阿里山の見どころには、以下のようなものがあります。
日の出
台湾最高峰の玉山山系から顔を出す日の出は息をのむ美しさと言われています。祝山からの鑑賞が一般的ですが、小笠原山にも展望台があります。
夕霧
阿里山の夕霧は、夕日が山肌を染めながらゆっくりと山間に沈んでいきます。晴れた日に夕日の時間と雲海が重なると、雲で夕日の光が反射され、まるで雲が燃えているような不思議な景色が現れます。
雲海
阿里山の雲海は、台湾八景の一つに数えられています。雲海が見られるのは早朝か夕暮れ時で、十一月から翌年の四月までは、北東の季節風の影響で雲海が現れやすいです。
神木
1906年に日本の技師、小笠原富次郎が3000年以上の巨大なタイワンヒノキを発見しました。この樹齢3000年を誇る「阿里山神木」は有名ですが、腐敗が進んでおり、1998年に切り倒されました。その後、二代目神木として「阿里山香林神木」が選ばれました。
森林鉄道
阿里山森林鉄路は、海抜2,500メートルの登山鉄道として世界的に有名です。台湾の嘉義市中心地から阿里山まで延びる森林鉄道です。この路線は日本統治時代の1912年に開通し、当初は阿里山にある檜の大木を鉄道で運び、日本まで送っていました。
戦後は観光鉄道として観光客を運ぶ役割を果たし、近年は日の出の時間に合わせて出発する「祝山線」などを運行しています。
阿里山は「桜の名所」としても知られており、ちょうどこの時期満開を迎えています。
阿里山は自然愛好家や風景を楽しむ旅行好きの人にとってぴったりの場所です。
台湾好行観光シャトルバス 阿里山線乗車券
KKdayで購入できる「台湾好行観光シャトルバス 阿里山線乗車券」は、台湾の嘉義市から阿里山国家森林遊楽区までの路線をカバーする、「台湾好行」が運行している観光バスの乗車券です。
https://www.kkday.com/ja/product/104515-taiwan-trip-alishan-shuttle-bus-ticket-chiayi-taiwan
高鐵と台鐵のそれぞれの嘉義駅が出発します。高鐵駅から出発しているものがA線、台鐵駅から出発しているのがB線になります。いずれも料金は480TWDです。
KKdayの商品の中では、阿里山に行く交通手段の中では、最安値の商品となります。
「阿里山森林遊楽園区入場チケット」や「奮起湖雅湖お婆ちゃんの鉄道弁当」などがセットされた乗車券もあります。
バスに乗る際、運転手にスマホアプリのQRコードをスキャンしてもらって乗車します。
途中下車が可能で、往復で各4回ずつ乗車できます。A線とB線の両方に乗車できます。
有効期間は3日間です。
KKdayのHPに時刻表が掲載されていますが、「台湾好行観光シャトルバス」として運行されているのは「赤字」で記載されている方ですのでご注意ください。
台鐵嘉義駅でのバス乗り場は、駅の東側のバス停留所からとなります。バスターミナルは駅の西側にありますが、そちらではありません。
なお、終点「阿里山轉運站(阿里山バスターミナル)」までの所要時間は、AB線とも約2時間ほどになります。
この乗車券の注意点
座席指定がない
この乗車券には、座席指定がありません。阿里山までの所要時間は2時間なので、座席確保が必須です。
私は、2月23日(金)の8時40分台鐵嘉義駅発に乗車しましたが、平日にも関わらず、満員でした。
30分前には乗車する停留所前にいきました。すでに2グループ10人ほどが並んでいましたが、これなら席が確保できると安心していました。
乗車10分ほど前になると、係員が現れ、乗車券の確認を始めました。私もアプリのQRコードを見せました。
ところが、中には、紙のチケットを持っている人がいて、これらの人は別の列へ並ばされました。
出発5分ほど前にバスが到着すると、なんと紙のチケットを持った人たちが先に乗車を開始しました。これにはあせりました。
そのあと、私が並んでいた列の人たちが乗車を開始しました。私は、なんとか席を確保することができました。結局並んでいた人は全員乗らず、座れなかった人は、次のバスを待つはめになりました。
座席指定前売券
後で調べてわかったことですが、紙のチケットを持っていた人は座席指定していた人たちでした。
KKdayの乗車券では、できない座席指定が別の方法でできることが後になってわかりました。「座席指定前売券」なるものが存在するのです。
これを発券するには、「ファミリーマート Famiポート機」または「ファミチケットオンラインチケット購入システム」を利用する必要があります。
「ファミチケットオンラインチケット購入システム」は、台湾在住者しか利用できないようなので、台湾在住の知り合いでもいない限りこちらからは購入できません。
「ファミリーマート Famiポート機」は、日本と同様のものが台湾のファミリーマートに導入されています。こちらなら、日本の観光旅行者でも購入できるようです。
31日前から前日まで、購入できるようですので、次回、阿里山訪問時には、こちらを利用してみたいと思います。
悠遊カードや現金でも乗車できる
バスの乗車前の係員の確認では、周りの人たちの多くは、悠遊カードを見せています。実は、この観光シャトルバスは悠遊カードでも乗車することができます。終点阿里山までは240TWDです。往復なら480TWDです。
つまり、途中下車しないのなら、KKdayが発売している乗車券と同じ金額になります。
また、悠遊カードがなくても現金で乗車することも可能です。
こうなると、KKdayで乗車券を購入するメリットはないように思うかもしれませんが、次の2つが挙げられます。
- 途中下車ができる(往復それぞれ3回まで)
- 高鐵の乗車料金が25%オフになる
途中からの乗車では、座席確保は困難
終点「阿里山バスターミナル」までには、奮起湖などいくつも観光スポットがあるので、途中下車をしたいと思うかもしれません。
その場合、座席を確保することは難しく、立ったまま乗車することを覚悟する必要があります。なお、バス内にはつり革が用意されています。
私は、往復いずれも始発のバス停から乗車しましたので、座ることができましたが、途中から乗車した人たちはすべて立ったままでした。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
今回は、あまり日本人には知られていない阿里山を紹介するとともに、「台湾好行観光シャトルバス 阿里山線乗車券」をレビューしました。
阿里山に行くには、片道2時間ととても時間がかかりますが、それだけかけても行く価値のある台湾屈指の観光スポットです。
森林鉄道に乗って、大自然の中をゆったりと移動する体験や古代の巨木や神秘的な神木を見るのも心を癒し、心に残る旅の思い出を作ってくれます。
ぜひ、近いうちに、また訪れたいと思っています。次回は、帰りに、阿里山バスセンターから奮起湖までバスで移動した後、奮起湖から台鐵嘉義駅まで森林鉄道に乗りたいと思っています。
KKdayで購入できる「台湾好行観光シャトルバス 阿里山線乗車券」については、本文で説明したように座席指定ができないという問題があり、次回は利用しないと思います。
ただし、高鐵料金が25%オフになりますので、高鐵を利用される方は検討してみてもよいかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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