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こんばんは。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
台湾では、人気の観光スポットとして、老街(lǎojiē)があります。老街とは、清朝以降に建設された古い街並みのことです。
日本統治時代に道路の改修や店舗建設が進み、アーケードなど統一感のある街並みが生まれました。伝統建築やその土地の古くから愛されるローカルグルメが人気で、多くの台湾人が訪れます。
台湾観光庁(交通部觀光署)が2024年に発表した最新観光統計によると、多くの訪問者を集めた人気の老街ベスト3は以下のとおりでした。
第1位 鹿港老街(彰化県)
第2位 旗山老街(高雄市)
第3位 大渓老街 (桃園市)
日本人にとっては、九份老街や淡水老街のほうが有名で、TOP3の老街はあまり知られていないかもしれません。
先日の台湾旅行の際、これら3つの老街を訪問してきましたので、現地への行き方や見どころなどを紹介します。
今回は、まず、大渓老街です。
大渓老街とは
大溪老街は、桃園市の南東部に位置する、歴史のあるレトロな街並みです。
もともと大渓という地域は、清の時代には大漢溪流域の重要な川港として、貿易が非常に盛んで多くの商店が集積していました。
しかし、日本軍の砲撃により一旦は焼かれてしまうものの、日本統治時代に当時日本ではやっていた華麗なバロック風の街並みが作り上げられました。
そうした独特の景観を持つ大渓老街は、それを生かしたまちづくりが行われ、今では多くの観光客が訪れるようになりました。
行き方
公共交通機関を利用して、台北や桃園からのアクセス方法を以下にまとめます。
台北駅から台湾鉄道(TRA)に乗り、桃園駅で下車。その後、桃園駅近くのバス停から「大渓行き」のバスに乗ります。所要時間は約1時間半程度です。
台鉄桃園駅の南側の出口(延平路、大林路方面)を出ます。
入口を出ると、右側にセブンイレブンがあるので、その前の道を南に下っていきます。
左手に今度はファミマが見えますので交差点を渡ってさらに直進します。すると桃園客運の「桃園総站」が右手に見えてきます。
このバスターミナルは、桃園客運の本社の1階にあります。
「5096桃園 - 大溪(經更寮腳)」という路線のバスに乗車します。朝夕は1時間に3本、昼間は1時間に2本程度運行しています。
なお、土日祝日には、「502台灣好行小烏來線」という路線のバスも運行されます。
平日の13時5分発のバスに乗りました。定刻通りにバスは出発しました。乗客は私を含めて4人でした。その後、途中のバス停で乗客が増えていきました。
バスの時刻表や運行状況はこちらのサイトから確認できます。
「5096桃園 - 大溪(經更寮腳)」の場合、終点の「大溪總站」まで行ってしまうと、メインストリートからかなり離れてしまいます。
手前の「新街尾」というバス停で降りましょう。なお、「502台灣好行小烏來線」の場合、同じ位置にあるバス停の名称が「大渓老街」となりますのでご注意を!
帰りは、逆に終点の「大溪總站」まで行って乗ると、座れる確率がかなり上がります。
下の写真が、「大溪總站」です。(レンガの建物)
なお、「502台灣好行小烏來線」は、「大溪總站」には停車しませんので、行きで降りた「大渓老街」か、場合によっては、「大溪站」(大溪總站とは別のバス停)から乗車しましょう。
地図でバス停の位置関係を示すと以下のとおりになります。青線が「5096桃園 - 大溪(經更寮腳)」で、緑線が「502台灣好行小烏來線」の経路となります。
よく似た名称のバス停がありますので、くれぐれも間違わないように!
平日でも女性スタッフがおり、バスが来ると「どこ行きか」を案内をしてくれますが、残念ながら台湾華語(台湾で使われている中国語)のみでの案内になります。
中壢駅からもバスが出ています。駅の南側の改札(新興路方面出口)を出るとすぐそばにバス停があります。「5091か5098の大渓行き」のバスに乗ります。
※中壢駅の北側には、桃園客運や中壢客運のバスターミナルがありますが、そちらではありません。そこにいるスタッフに大渓行のバス乗り場のことを聞いても知りませんでした。
マイクロバスなので、通常のバスのサイズより一回り小さいです。
高鐵桃園駅からバスが出ています。桃園空港からだとMRTを利用すれば高鐵桃園駅に行けます。そこから、「501 台灣好行大溪快線に乗り、大渓老街で下車します。
バスの時刻表や運行状況はこちらのサイトから確認できます。
現地の様子
バスを降りて少し北に歩くと大きな門が見えてきます。よく見ると階段があり、中華門自体が歩道橋になっています。
この門を潜って、交差点を左に曲がると、メインストリートにあたる「和平路」です。
和平路では、ギリシャ式破風やローマ式のアーチや柱を用いて、アジアの街並みによく見られる1階が店舗、2階以上は通路上に張り出した住居という建物がほぼ完ぺきな保存状態で残っています。
バロックの華麗な装飾と、中華、日本、ローマ字などの商号が混合しているのが大渓老街の大きな特色です。建物に刻まれた歴史を感じながら、ゆっくり散策することが一番の楽しみ方です。
「成金」ではなく、おそらくこれは「金成(きんじょう?かんなり?)」と読むのでしょう。
老街では、地元の工芸品やユニークなお土産を購入できます。歩きながら、露店や屋台で手軽に地元のグルメを味わうのも魅力的です。
和平路を西に進むと、大漢渓(川)と大渓橋が見えてきます。
1934年に架けられたこの橋は、もともとは竹籠と石を積み上げて作られた木の橋でしたが、その後、日本統治時代に全長280メートルの鋼製ケーブル吊り橋に改造され、現在の姿になっています。
夜にはライトアップされてエキゾチックな雰囲気に包まれます。
おススメの飲食店
一軒目は、「乾麵屋」です。平日昼2時ごろでしたが、10人ほどが並んでいました。このエリアの人気店です。
https://maps.app.goo.gl/78GM9oVPQN2uSWdG6
店名のとおり乾麺が美味しいお店です。
この日は、滷豆腐(Lǔ dòufu)も注文しました。煮込み豆腐のことです。臭豆腐とは違うので臭くはありません。とても美味しかったです。
もう一軒は、「漆美堂」です。台湾ではポピュラーなデザート「仙草ゼリー」がいただけるお店です。
https://maps.app.goo.gl/2zzfQDyA36tXbQeY7
仙草という薬草の煮汁を固めたゼリーです。仙草は、日本ではあまりなじみがありませんが、解毒と解熱作用、糖尿病、高血圧、火傷、熱中症、風邪、関節などその他色々な疾患に効能と美容とデトックス効果があり、台湾では人気に食材です。
おススメはこちらのセットです。
タロイモ団子や小豆などのトッピングを3種類選ぶことができます。値段は、80元(約400円)。このボリュームでこの値段は安い!仙草茶もおいてあり、自由に飲めます。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
今回は、大渓老街(ダーシー・ラオジエ)への行き方と見どころなどを紹介しました。
大渓老街は、台湾の歴史と文化を体感できる貴重な場所です。台北や桃園から比較的アクセスが良く、日帰り旅行にも最適です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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