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こんばんは。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
みなさんは、「神戸ー関空ベイシャトル」をご存知でしょうか?神戸空港と関西国際空港を結ぶ高速艇です。
先日、さっぽろ雪まつりに行った際、利用したのですが、なんと予定していた帰りの便が欠航になってしまいました。
でもなんとか代替バスに乗ることができ、無事自宅に帰ることができました。
「高速艇」に乗って帰ってくるつもりが、「代替バス」に乗車するという初めての経験をしました。
そこで、今回の記事では、ベイシャトルの最新情報とともに、欠航になった場合の代替バスの運行ルールや実際に乗ってみた感想などを紹介します。
- 「神戸-関空ベイ・シャトル」とは
- どのルートを使うか
- なぜベイシャトルを利用したか
- 出発4日前に全便欠航に!
- まさかの帰神日にも全便欠航に!
- なんとか代替バスに乗れることに
- 代替バスの運行ルール
- まとめ
「神戸-関空ベイ・シャトル」とは
「神戸-関空ベイ・シャトル(以下ベイシャトル)」とは、神戸空港と関西国際空港(関空)を結ぶ高速艇のことです。この船の神戸空港側の発着地は、神戸空港のすぐに海上アクセスターミナルがあり、神戸空港と関空との乗り継ぎには、便利な交通手段として利用されています。
乗船時間は、31分ですが、関空ではターミナルまでバスでの移動になるため、その分の時間10分が追加されます。
船内では自転車の持ち込みも可能で、駐車場も併設されています。
駐車場に関しては、「乗船車割引」があり、なんと「無料」になります。行きか、帰りかいずれに乗船すれば、駐車期間中の駐車料金はすべて無料にあります。
駐車期間の制限はありません。(ただし駐車期間が30日を超える場合は、長期利用申請が必要)
ただし、駐車券の無料処理が必須です。ベイシャトル内にある、この機械に駐車券を1度通さなければなりません。行きか帰りかのどちらか1回でOKです。
ところが、この駐車料金無料サービスが今月(2025年2月)いっぱいで廃止されてしまうのです。
2025年3月1日以降、乗船客については、時間単価150円、1日最大500円(7日まで)、1日最大1,500円(8日以降)に変更となります。一般客については、初日から1日最大1,500円が適用されます。
ベイシャトルを利用する最大のメリットといってよいこのサービスがなくなれば、今後は利用しないという人も多いのではないでしょうか?
駐車料金変更の詳細については、こちら!
どのルートを使うか
神戸市内から関空に行くルートとしては、主に次の3つがあります。
✅電車を利用する場合
阪神を利用し、難波駅まで行きます。難波駅で、南海に乗り換え、関西空港駅まで行きます。
✅リムジンバスを利用する場合
神戸三宮から関西空港リムジンバスに乗り、関西国際空港まで行きます。
✅ベイシャトルを利用する場合
神戸空港からベイシャトルに乗り、直接関西国際空港まで行きます。
※ほかにもJRを利用するルートなどもあります。
神戸空港から関空に向かうのなら、ベイシャトルが圧倒的に時間的に早いのですが、中心地の神戸三宮からだと、ポートライナーの所要時間(20分)が追加されるので、リムジンバスの次になります。
一方、「運賃(往復)」で比較すると、以下のとおりになります。
鉄道(2,780円)>神戸ベイシャトル(3,580円)>リムジンバス(3,700円)
※神戸ベイシャトルは、往復券をKIXカード等割引適用した場合
また、「乗り換え回数」で比べると、次のとおりになります。
以上を比較して、私の場合、「特段の事情」のない限り、鉄道に比べると運賃は高いものの、早くてラクチンな「リムジンバス」を利用することがほとんどです。
リムジンバスの場合、交通渋滞や事故渋滞などで大幅に遅れることも想定されます。実際、阪神高速の大阪市内から堺市内あたりは、朝や夕方に渋滞することが度々あります。この点、利用にあたって、気になるところです。
しかし、そうした渋滞が発生した場合も、ドライバー同士、無線センターと交通情報を共有し、いち早く迂回し、できるだけ遅延を回避しているようです。
私も渋滞に巻き込まれたことが何回かありましたが、その後のリカバリーで10分以上の遅延は一度もありません。
しかし、油断は禁物。ネットで確認したところ、過去には、台風通過の翌日などは、一気に道路の交通量が増えるため、2時間半の遅延が発生したケースがあるようです。
こうしたことを加味すると、リムジンバスを利用する場合はできる限り空港に早めに到着する便に乗車するように心がけたいものです。
なぜベイシャトルを利用したか
それなのに、なせ今回に限ってベイシャトルを利用したのか?
それは、帰りの飛行機の到着が、最終のリムジンバスの出発時刻に間に合わなかったからです。これが「特段の事情」です。
関空発神戸行の最終便は、「22時05分」です。帰りの飛行機は、さっぽろ雪まつりをギリギリまで楽しむため最終便を利用しましたが、到着時間が「22時40分」。
そこで、ベイシャトルなら、最終便の出発時間「23時50分」になら十分間に合うので、この便に乗ることにしました。
ただ、ポートライナーはすでに運行が終了しているので、自家用車で神戸空港まで行き、駐車場に止めて置き、これに乗って帰ることにしました。
過去にも、関空出発の早朝便に乗る際や関空到着の遅い時間帯の便で帰る際は、ベイシャトルを利用してきました。
今回が、おそらく駐車場無料サービスでの最後の利用となりそうです。
出発4日前に全便欠航に!
ところが、出発4日前の1月29日(水)に、低気圧による強風や高波予想のため、なんと「全便が欠航」してしまったのです。前日の28日(火)の夜から波が高くなってきたようで、その日の最終便も欠航になっていました。
これには少々ビビりました。欠航になるとすべての計画が狂ってしまいます。しかし、翌日からは運行が再開され、出発日の2月2日(日)に予定どおり札幌に向かうことができました。
この時は、そんなに欠航が続くわけがないだろうから、帰りは大丈夫だろうと思っていました。
まさかの帰神日にも全便欠航に!
ところが、神戸に帰る前日の2月3日(月)の夜に、ベイシャトルの帰りの便を予約しようとして公式ページにアクセスすると、翌日2月4日(火)が全便欠航となっていました。これはヤバい!
「代替バスが出る」と記載されたいたのですが、乗車が確約されているのは、予約済み人だけ。
私のように予約がまだの者は、「当日席に空きがあれば乗車」と書かれていました。詳細については、明日の9時以降に予約センターに問い合わせるようにとありました。
公式HPにアップされていた「欠航のお知らせ」は、以下のとおりです。
運航情報
神戸空港発 5:30 ~ 22:45 計16便
関西空港発 6:30 ~ 0:00 計16便
※代替バスについては、新規予約を承っておりません。ご予約をされていないお客様につきましては、ご乗車当日の各便に空席があれば、ご乗車いただけます。但し、空席状況は当日チケットカウンターにて、ご確認ください。
※代替バスの出発時間は、以下のとおりとなります。
神戸発の場合・・・始発の5:30便を除き、船と同じ時刻で代替バスを運行いたします。(代替バスの始発便は5:00となります。)
関空発の場合・・・第2ターミナルは船と同じ時刻で出発し、第1ターミナルの出発は船の運航ダイヤの15分後となります。(代替バスは第2ターミナルが始発となります。)
くわしくは予約センター(078-304-0033)までお問い合わせください。
万が一交通渋滞や運行の取りやめ等によりご旅行に支障が出た場合でも、責任、補償は負いかねますのでご了承下さい。
翌日、9時になるとすぐに予約センターに電話をして、状況を教えてもらいました。「十分空きがある」との返事でした。
電話での予約受付はできないので、関空についたらすぐにチケットカウンターに行くように言われました。
なんとか代替バスに乗れることに
帰りの飛行機は、関空にほぼ定刻通り到着しました。すぐさま、ベイシャトルのチケットカウンターに向かいました。
チケットカウンターにはだれも並んでいませんでした。聞くと「乗車できます」とのこと。「助かった!」
0時にもう一度こちらに集合してほしいと言われました。当初の出発時間は、11時50分だったのに、「おかしいな」と思いました。
時間まで1時間ほどあったので、ラウンジ「ノドカ」に行き、食事とシャワーを浴びることにしました。
0時前にチケットカウンターに戻りました。時間になるとスタッフが各乗客のチケットのQRコードを読み込んでチェックイン手続きをしました。私を含め乗客は7人でした。
その後、バスまで案内されました。バスの停車場所は、第1ターミナルの一番北側のエリアでした。
カウンターのスタッフも神戸に帰るようで、あわせると8名、それに運転手が1名。
バスは大型車で、通常座席が49座席、補助座席が11座席でした。結果的にはまったく問題なく乗車できました。
バスは、りんくうタウンに本部を置く「中紀バス」のものでした。
バスは、「0時15分」に出発しました。最初は、桟橋からの出発時間0時に合わせているのかなあと思ったりもしたのですが、どうも違うようです。
時間が時間だったので、道路には車がほとんど走っていませんでした。ルートは、リムジンバスと神戸までは同じルートで、「阪神高速道路湾岸線」、「ハーバーハイウェイ」などを利用しました。
リムジンバスは、神戸に入ると、神戸港第四突堤のところで、ハーバーハイウェイを降り、三宮に向かいますが、この代替バスは、神戸空港に向かいます。
神戸ベイシャトルの神戸空港海上アクセスターミナルに到着したのは、「1時19分」でした。
当初のアナウンスでは、運行時間は90分でしたが、実際は「64分」で到着したことになります。リムジンバスの運行時間が「65分」ですので、それよりもわずかですが早く到着する結果になりました。
これなら普段からバスでよいのでは⁉・・・。
ターミナルの前には、神戸ベイシャトルのスタッフが3~4名がお出迎えしてくれました。風がとても強かったので、バスを降りての体感温度は、札幌から新千歳に向かう時よりも寒かった気がします。すぐに自分の車に乗り込み、自宅に向かいました。
代替バスの運行ルール
帰りの時、スタットの人に「今年に入って欠航は何日ありましたか?」と聞いたところ「3~4日」と言っていました。
改めて調べてみると、
1月 7日 28便欠航
1月28日 2便欠航
1月29日 32便(全便)欠航
2月 4日 32便(全便)欠航
上記4日でした。1カ月ほどで4日とはなかなかの確率です。もちろん冬のこの時期だから多いのだとは思います。
2018年7月26日に、関空から神戸空港へ向けての航行中において、神戸空港東進入灯台に船舶前方左部が接触する事故を起こし、乗客29名乗船中船長を含む15名の方が負傷される事態となりました。
こうした事故があったことで、航行するかどうかの判断もより慎重な姿勢になっているのでしょう。これは致し方ありません。
最後に、代替バスの運行ルールをまとめると、以下のようです。
- 代替バスは、神戸始発の「5:30」を除き、船と同じ時刻で出発。
- 代替バス神戸始発は「5:00」となる。(当初より30分早まるので要注意!)
- 神戸発は、関空第1ターミナル到着(所要時間約90分)後、第2ターミナルに向かう(所要時間約10分)
- 第2ターミナルへは、希望者がいる場合のみ運行する。
- 関空発は、すべて第1ターミナルからの出発となる。(第2ターミナルには寄らない)
- 関空発は、希望者がいる場合のみ、海上アクセスターミナル到着後、神戸空港へ運行する。
- 関空発22:00、00:00に限り、希望者がいる場合のみ、海上アクセスターミナルを経由し三宮駅まで運行する。
- 欠航が決まる前にベイシャトルの予約をしておけば、代替バスへの乗車は保障される。
- ベイシャトルの予約をしていなかった場合は、当日席に空きがあれば乗車できる。(席に限りがある)
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、神戸ベイシャトルの最新情報とともに、欠航になった場合の代替バスの運行ルールや実際に乗ってみた感想などを紹介しました。
神戸ベイシャトルは、欠航になっても代替バスがあり、しかも神戸三宮の発着のリムジンバスと時間的にほぼ変わらなかったので、高波になりやすい冬の利用でも安心して利用できることがわかりました。
ただ現状では、乗客数がやはり少ない。行きは,5時半の始発に乗りましたが、定員110名に対して乗客は20人ほどでした。たまにベイシャトルに乗船するときは、いつもこのくらいの人数です。だから事前予約をすることはほとんどありません。
2007年3月17日にベイシャトルの利用促進のため導入された「駐車料金無料サービス」が廃止されることで、乗客数がさらに減ってしまうのではないかと心配しています。
今回の記事がお役に立たのなら、うれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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