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こんばんわ。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
なんと”関空ぼてぢゅう”の「お土産プライオリティパスセット」が廃止に!
今週、北海道に旅行に行く際、いつものように”関空ぼてぢゅう”に立ち寄ったところ、受付のスタッフの人が教えてくれました。7月からなくなったそうです。
今回は、7月に廃止された「お土産プライオリティパスセット」のこれまでの軌跡となぜ廃止されてしまったのかについて解説します。
お土産プライオリティパスセットとは
”関空ぼてぢゅう”では、プライオリティパスを持っていれば、第1ターミナル国内線利用の際に、3,400円分の食事が無料でできます。
ところが、”関空ぼてぢゅう”では食事をする代わりに、どら焼きやお好み焼きソースなどのお土産の詰め合わせを選択することもできたのです。
「お土産プライオリティパスセット」の詳細な内容は、次のとおりです。
- 大阪塩バターどら焼き
- [選べる]京都デニッシュ
- お好み焼きソースor 札幌発熟成乾燥西山ラーメン1つ(袋入りラーメン)味噌、醤油、塩から1つ
以上の3点で、特別価格3,400円となっていました。
「お土産プライオリティパスセット」がはじまったのは、昨年の12月頃ですので、7カ月ほどの短命に終わったことになります。
「お好み焼きソースor 札幌発熟成乾燥西山ラーメン1つ(袋入りラーメン)味噌、醤油、塩から1つ」は、このセットが始まった頃は、「旨だしソース」でしたが、今年の2月頃に変更が行われ、今のような3点となりました。
「大阪塩バターどら焼き」は、兵庫県宍粟市にある黒豆専門店「善祥庵」の黒豆菓子のブランド「丹波の黒太郎」監修する丹波黒豆を使用しています。
しっとりふんわりとした生地の中には、大粒の丹波の黒豆、口どけの良い塩バタークリームと餡子をサンドした一品です。
また、「京都デニッシュ」は、京都市伏見区でカフェベーカーりーやアメリカン雑貨などを販売する「Revys Thomas 555」が製造するデニッシュ食パンです。こちらも風味豊かで食べ応えのある一品です。
なぜ廃止されたのか
「お土産プライオリティパスセット」が、どうして廃止になったのか、受付のスタッフに尋ねてみましたが、理由は教えてもらえませんでした。
5月に行ったときは、受付で多くの人がこのセットを注文していました。だから、人気がないから廃止したというわけではなさそうです。
やはり、プライオリティパスを運営するCollinson Groupのほうからやめるように勧告があったのでしょうか?
そもそもプライオリティパスは、国際空港利用者に対してラウンジサービスを提供するためのものです。
飛行機での長距離移動前の空港内で、出発までの時間を快適に過ごしてもらう空間を提供するということです。その一つとして、飲食の提供があるわけです。
プライオリティパス会員にとっては、「お土産プライオリティパスセット」により選択肢が増え、ありがたいサービスではありますが、本来のプライオリティパスのサービスの提供範囲からは逸脱しているように思われます。
その証拠に、プライオリティパスでお土産がもらえるサービスを提供しているラウンジ・レストランなんて、”関空ぼてぢゅう”以外で聞いたたことがありません。
パンデミックによる入国制限が緩和されて以降、空港ラウンジにおける需給のミスマッチが発生しています。特に、欧米の空港では、どこも満席状態が続いていていました。
こうした状況を改善するため、プライオリティパスでは、レストランやカフェなどで、フライト前に飲食サービスを提供できるように、食事や飲み物のテイクアウトを認めるようになりました。
そこに目をつけたのが、"関空 ぼてぢゅう"です。
元々、”関空 ぼてぢゅう”は、第1ターミナル3階一般エリアにありましたが、2025年の大阪・関西万博に向けての関空リニューアル工事のため、2022年3月31日で一旦閉店しました。
その後、2022年10月に第1期工事が終了した第1ターミナル2階制限エリア内に、2022年12月に再営業を開始しました。
2023年5月末から、会員専用メニューとして「全国ご当地グルメセット」が登場。それまでできなかった「テイクアウト」ができるようになりました。
「全国ご当地グルメセット」は、ドリンク(選択)、メイン(たこ焼き、から揚げ等から選択)、みしまコロッケ、お土産(大阪塩バターどら焼きor[選べる]京都デニッシュを選択)の合計4点がセットになったメニューです。
”関空ぼてぢゅう”は、ターミナルの制限エリアにあるものの、出発時だけではなく、到着時も利用できます。
しかし、到着時の場合、手荷物受取所に預け荷物を受け取りに行ってしまうと引き返すことができません。そのため、預け荷物がある場合は、利用をあきらめたり、あるいは、ゆっくり食事をすることができませんでした。
こうした人たちにとっては、テイクアウトできる「全国ご当地グルメセット」は助けの神となり、人気を集めました。
これをさらに進化させたのが、すべてをお土産品にした「お土産プライオリティパスセット」です。
「全国ご当地グルメセット」は、テイクアウトできるとは言え、たこ焼きやから揚げなど匂いがするものが入っています。これを持って、飛行機や電車、バスに乗るのはためらわれます。
こうした需要に応えるサービスとして「お土産プライオリティパスセット」が登場したわけです。これにより、”関空ぼてぢゅう”は、プライオリティパス会員の需要を根こそぎ獲得することに成功しました。
しかし、”関空ぼてぢゅう”に多くのプライオリティパス会員が押し掛けるということは、その費用の負担者にとってはマイナスの話です。費用の負担者とは、主にクレジットカード会社を指します。
プライオリティパス会員のほとんどは、自分で会費を直接負担することはせず、クレジットカード会社経由で会員資格を取得しており、その費用の負担はクレジットカード会社が代わりに行っているからです。
人間は食べる量には一定の限界がありますので、何軒もレストランを回ることはできません。しかし、お土産なら限界はあるでしょうが、複数店回ることも可能です。
クレジットカード会社、さらには安定したサービスの提供をしたいプライオリティパスの運営会社にとっては、プライオリティパスの本来の目的である「国際空港利用者に対してラウンジサービスを提供」から逸脱する、「お土産プライオリティパスセット」を容認できなかったはずです。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか。
今回は、7月に廃止された「お土産プライオリティパスセット」のこれまでの軌跡となぜ廃止されてしまったのかについて解説しました。
選択肢が少なくなってしまった点で、「お土産プライオリティパスセット」が廃止されたのはとても残念です。
ただし、「全国ご当地グルメセット」のほうは、今のところ継続提供されいます。
関空ぼてぢゅうの利用は、行きも帰りもプライオリティパスを利用できます。ただし、入店時間から6時間以内に再度利用することはできません。このルールは、他のぼてぢゅうの空港店でも適用されます。
また、営業時間が、夏ダイヤと冬ダイヤとでは異なります。プライオリティパスのサイトの表記が違っていますので、ご注意を!
<夏ダイヤ営業>
2024年3月31日〜10月26日 5:30~21:30 ラストオーダーは21:00まで
<冬ダイヤ営業>
2024年10月27日〜 5:40~22:30 ラストオーダーは22:00まで
※期間については、ぼてぢゅうのサイトには2024年のものに更新されていないため、ANAなどの航空会社のものを参考に記載したものです。正確な期間については、関空ぼてぢゅうに直接お問い合わせください。
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