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【2025年9月最新】ヨーロッパ(36か国)物価比較 最新データ(2024年)で見る高い国、安い国

この記事は、5分以内で読めます。

こんばんわ。当サイト管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。

EU(欧州連合)統計局が、2024年のヨーロッパにおける消費財とサービスの価格を国別に比較したデータ分析を発表しました。

この記事では、2024年のヨーロッパ36か国における物価水準を紹介し、2023年版との変化もあわせて解説します。

分析方法

今回発表された分析記事のタイトルは、「Comparative price levels of consumer goods and services」です。

今回の分析は、OECD購買力平価(PPP)プログラムに参加しているヨーロッパの36 のヨーロッパ諸国で実施された、2,000 を超える消費財とサービスを対象とした価格調査に基づいています。

対象国には、27 の EU 諸国、3 つのEFTA諸国 (アイスランド、ノルウェー、スイス)、および 6 つのEU候補国(アルバニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ、北マケドニア、セルビア、トルコ)が含まれます。(英国が含まれていない点に注意)

食品、非アルコール飲料、アルコール飲料、衣類、エネルギー(ガス、電気、その他の燃料)、家具、家電製品、輸送サービス、レストラン、ホテルなどのカテゴリーに分けて分析が行われました。

分析結果は、価格水準指数(PLI)で示されています。PLIは、購買力平価(PPP)と為替レートの比率です。これらは、EUの平均に対する各国の価格レベルを表します。

価格レベルが100を超える場合、該当国はEUの平均と比較して物価が高く、100未満の場合、該当国はEU平均に比べて物価が安いということです。

  • データ元:Eurostat「Comparative price levels of consumer goods and services」
  • 基準:EU27の平均を100とした「価格水準指数(PLI)」
  • 対象国:36カ国(EU27+EFTA諸国+候補国)
  • 対象品目:約2,000種類の財・サービス
  • 分類:食品、飲料、衣類、住居費、エネルギー、交通、レストラン・ホテル等

物価が高い国トップ10(2024年データ 36か国比較)

  1. スイス  (1)ー

  2. アイスランド (2)ー

  3. ノルウェー  (6)↑

  4. デンマーク (3)↓

  5. アイルランド  (4)↓

  6. ルクセンブルク  (5)↓

  7. フィンランド (7)ー

  8. オランダ (8)ー

  9. スウェーデン  (10)↑

  10. ベルギー (9)↓

※( )書きは、2023年順位

  • スイスはEU平均の約174%と、ヨーロッパで最も物価が高い。
  • 外食・宿泊費が特に高額で、レストラン・ホテルはEU平均の約200%。
  • アイスランドやノルウェーも引き続き高水準で、北欧・西欧諸国が上位を独占。

物価が安い国トップ10(2024年データ 36か国比較)

  1. トルコ  (1) ー

  2. 北マケドニア (2)ー

  3. ボスニア・ヘルツェゴビナ  (3)ー 

  4. ブルガリア  (4) ー

  5. ルーマニア   (5)  ー

  6. モンテネグロ  (6)ー

  7. アルバニア  (8) ↓

  8. セルビア  (9) ↑

  9. ポーランド  (7)↓

  10. ハンガリー  (10)-

※( )書きは、2023年順位

  • トルコはEU平均の約42%と、ヨーロッパで最も安い。
  • 旧ユーゴスラビア諸国(北マケドニア、ボスニア、モンテネグロ、セルビア、アルバニア)が多くランクイン。
  • ただしトルコは現地通貨でのインフレが進んでおり、ユーロ換算では「安い」一方、現地国民にとっては負担増。

カテゴリ別の特徴

  • レストラン・ホテル:スイスが最高(約200%)、ブルガリアとトルコが最安(50%未満)です。

  • 食品・ノンアル飲料:アイスランド・スイスが高水準、トルコ・ルーマニアが低水準です。

  • エネルギー:ノルウェーが突出して高く、東欧は安いです。

  • 衣類・家電:全体的に差は小さいが、西欧諸国がやや高めです。

2023年からの変化

  • スイス・アイスランド・ノルウェーの「EFTA勢」が依然としてトップ3を維持。

  • デンマークはEU内最上位で全体4位に。

  • 東欧諸国は引き続き安いが、為替とインフレにより一部で指数が上昇。

  • トルコは「最安」地位を保つが、現地生活者はインフレで実感が全く異なる。

旅行者・生活者への影響

  • 高コスト国(スイス・アイスランド・北欧):短期旅行でも宿泊費と外食費が大きな負担。

  • 低コスト国(トルコ・東欧):旅行者にとっては物価が安く感じられる一方、現地では生活費の高騰に苦しむ声も。

  • 中間層(フランス・イタリア・ドイツなど):EU平均前後で、安さと高額の中間。

まとめ

今回の記事は、いかがでしたでしょうか?

今回は、EU(欧州連合)統計局が先日発表した「消費財とサービスの価格を国別に比較したデータ分析」を紹介しました。

  • ヨーロッパで最も物価が高い国:スイス(EU平均の174%)
  • ヨーロッパで最も物価が安い国:トルコ(EU平均の42%)

北欧・西欧が「高い国」グループ、バルカン半島・東欧・トルコが「安い国」グループに大きく二分しています。

ヨーロッパでの旅行・滞在を計画する際は、宿泊費と外食費の差を特に意識する必要があります。

物価水準は為替とインフレにより大きく動くため、統計のチェックを続けていきたいところです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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