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こんばんは。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
新しいスマホを手にするとワクワクしますよね。
先日、「Google Pixel 8a」を格安で入手できた話は、以前の記事で紹介しました。
AI機能が搭載されたGoogle Pixel 8aをいろいろ試してみようと楽しみにしているのですが、その前に立ちはだかるのが「データ移行」という少し面倒な作業。
久しぶりの機種変更なので、「何をどうすればいいの?」「失敗したらどうしよう…」と不安になりますよね。
機種変更は、2~3年ぐらいて必ず行うことなので、今回、その作業内容をブログ記事にまとめました。
この記事を読めば、機種変更でやるべきことが全てわかります。手順に沿って進めれば、スムーズにデータ移行を完了できるはずです。
【機種変更の前に】Pixel 6a(旧機)でやったこと
まずは、今使っているPixel 6aでいくつか準備しました。事前の準備が、スムーズなデータ移行の鍵を握ります。
データのバックアップ
万が一の事態に備えて、まずはデータのバックアップを取りました。Google Pixelなら、「Google One」を使って簡単にバックアップが可能です。
設定アプリを開く
- 「Google」>「バックアップ」の順にタップ
- 「Google One バックアップ」がオンになっていることを確認し、「今すぐバックアップ」をタップ
これにより、アプリ、写真、動画、連絡先、SMSメッセージなどがGoogleアカウントに保存されます。
アカウント情報の確認
各種アプリやサービスにログインするために必要なIDやパスワードを事前に確認・整理しました。特に、普段自動ログインで利用しているサービスは忘れがちなので注意が必要です。
LINEの引き継ぎ準備
LINEは個別の引き継ぎ作業が必要です。古い端末で事前に設定しておかないと、トーク履歴が消えてしまう可能性があるので必ず行います。
ただし、私の場合、LINEは現在別のIphoneで利用しているため、引継ぎ作業はしませんでした。
- LINEアプリのホーム画面から設定(歯車マーク)をタップ。
- 「トークのバックアップ・復元」を選択し、Googleアカウントにトーク履歴をバックアップする。
- 設定画面に戻り、「アカウント引き継ぎ」をタップして、「アカウントを引き継ぐ」をオンにする。
おサイフケータイの移行準備
SuicaやICOCAなどの交通系ICカードや、WAON、楽天Edy、nanacoといった電子マネーを利用しているので、各サービスのアプリ内で機種変更の手続きをしました。
多くのサービスでは、旧端末でデータをサーバーに預け、新端末で受け取るという手順になります。わかりにくいものは、各サービスの公式サイトやアプリ内の案内を確認しながら進めました。
【本番】データ移行と初期設定
上記の作業を済ませたうえで、いよいよPixel 8aの電源を入れて、本格的なデータ移行作業に入ります。
初期設定とデータ移行
旧・新機種ともバッテリー残量が十分残っていることを確認しました。
そのうえで、Pixel 8aの電源を入れると初期設定が始まりました。画面の案内に従って進めました。
データ移行は、Pixel 6aとPixel 8aを「ケーブルで接続」する方法が最も確実です。
Pixel 8aにはデータ移行用のUSB-Cケーブルなどが付属しているので、それらを使いました。
- Pixel 8aの初期設定画面で「アプリとデータのコピー」が表示されたら、「次へ」をタップ。
- 「以前に使用していたデバイスをご用意ください」と表示されたら、Pixel 6aのロックを解除する。
- 付属のケーブルとアダプターを使って、Pixel 6aとPixel 8aを接続する。
- Pixel 6aの画面に「このデバイスを信頼しますか?」と表示されたら「信頼する」をタップ。
- Pixel 8aの画面にコピーするデータの一覧が表示されるので、移行したいデータを選択して「コピー」をタップ。
写真、動画、アプリ、連絡先、壁紙まで、ほとんどのデータが丸ごと新しいPixel 8aにコピーされました。
アプリに関して、旧・新機種を並べて、漏れがないか確認しました。いくつか移行されていなかったアプリがありました。
それらのほとんどは、すでにアプリの提供が終了したものでした。
SIMカードの入れ替え
Pixel 6aでは、eSIM(楽天モバイル・メイン)とSIMカード(楽天株主優待)のデュアルSIMで運用していました。
まずはSIMカードを入れ替えます。Pixel 6aの側面にある小さな穴にSIMピンを差し込み、SIMトレイを取り出して、SIMカードをPixel 8aに移し替えました。
eSIMに関しては、契約している通信事業者(楽天モバイル)の案内に従って、アプリからPixel 8aでeSIMの再発行手続きを行いました。
すぐに、eSIMプロファイルダウンロードの電子メールが送られて来たので、メールのURLからRakuten Web Portalにアクセスし、「申し込み履歴」をタップし、「開通手続きへ進む」からダウンロードを開始しました。
【データ移行後】最終チェックと新機能の活用
データ移行が完了したら、快適に使い始めるための最終チェックを行いました。
よく利用するアプリへのログイン
データ移行でアプリはコピーされますが、セキュリティの観点からログイン情報は引き継がれません。LINE、X、InstagramなどのSNSや、銀行、ゲームなどのアプリに再度ログインしました。
おサイフケータイの引き継ぎ完了
新しいPixel 8aでおサイフケータイも各サービスのアプリでデータの受け取り操作を行い、残高などが正しく移行されているか確認しました。
はい、承知いたしました。Google Pixel 8aをより便利で快適に使うための、おすすめの設定変更を10個、箇条書きでご紹介します。
Pixel 8a のおススメ設定変更
Pixel 8aを使いやすいようにするため、YouTubeなどを参考に、おススメの設定に変更しました。
変更した設定は、以下のとおりです。
- 顔認証のロック解除を速くする
初期設定では、顔認証でロック解除された後、さらに画面をスワイプしないとホーム画面に進めません。この設定を変更すると、顔認証が成功したら即座にホーム画面が表示されるようになり、素早く操作を開始できます。
設定方法:「設定」>「セキュリティとプライバシー」>「デバイスのロック解除」>「指紋認証と顔認証」>「顔認証」と進み、「ロック画面をスキップ」をオンにする - 電源ボタン長押しで電源メニューを表示する
初期設定では電源ボタンを長押しするとGoogleアシスタントが起動しますが、これを従来の電源オフメニューの表示に変更できます。
設定方法:「設定」>「システム」>「ジェスチャー」>「電源ボタンを長押し」で「電源ボタンメニュー」を選択する - 画面表示を滑らかにする(スムーズディスプレイ)
リフレッシュレートを最大120Hzにすることで、スクロールや画面の切り替えが非常になめらかになります。Pixel aシリーズで初めて搭載された機能なので、ぜひ試してほしい設定です。
設定方法:「設定」>「ディスプレイ」>「スムーズ ディスプレイ」をオンにする - クイックタップ(背面ダブルタップ)で機能を呼び出す
本体の背面を2回トントンと叩くことで、スクリーンショットの撮影や特定のアプリの起動、ライトの点灯などができます。私は「Geminに相談」が起動するようにしました。
設定方法:「設定」>「システム」>「ジェスチャー」>「クイックタップでアクションを開始」をオンにし、好きな操作を割り当てる - 画面を見ている間はディスプレイを消灯しない
記事を読んでいる時など、画面に触れない時間が続いても、顔を検出して画面が消灯するのを防ぎます。
設定方法:「設定」>「ディスプレイ」>「画面消灯(ロックまでの時間)」>「スクリーン アテンション」をオンにする - 画面保護シートモードをオンにする
画面に保護フィルムを貼ると、タップの感度や指紋認証の精度が落ちることがあります。この設定をオンにすると、感度が向上し、フィルムを貼っていても快適な操作感を維持できます。
設定方法:「設定」>「ディスプレイ」>「画面保護シートモード」をオンにする - 「この曲なに?」を有効にする
周囲で流れている音楽を自動で認識し、曲名をロック画面に表示してくれる機能です。外出先などで気になった曲をすぐに知ることができます。
設定方法:「設定」>「音とバイブレーション」>「この曲なに?」をオンにする
Pixel 8aの新機能をチェック!
Pixel 8aは、上位モデルのPixel 8/8 Proと同じ「Google Tensor G3」チップを搭載し、AI機能が進化しています。
- 音声消しゴムマジック: 動画の不要な音(風の音、雑音など)を簡単に消せる機能
- 編集マジック: 写真に写り込んだ人やモノを消したり、位置を動かせる機能
- ベストテイク: 集合写真でみんなが最高の表情になるように、顔を個別に差し替えられる機能
- リアルタイム翻訳: カメラをかざすだけで、外国語のメニューや看板を翻訳してくれる機能
せっかくなので、これらの便利なAI機能をひとつづつ試してみました。
古いPixel 6aの初期化
下取りに出したり、誰かに譲ったりする場合は、個人情報保護のためにPixel 6aを必ず初期化(工場出荷状態に戻す)することになります。
初期化の前に:
- ネットワーク利用制限がかかっていないか確認
- Googleアカウントからログアウト
初期化手順:
- 設定アプリを開く
- 「システム」>「リセット オプション」をタップ
- 「すべてのデータを消去(出荷時リセット)」を選択
これで、Pixel 6a内のデータが完全に消去されます。
ただし、初期化するのはしばらく期間を空けたほうがよいと思います。アプリのログイン情報が引き継がれないため、新しいスマホでは個別にログインIDとパスワードを入力していく必要があります。
自分ではすべてのアプリでログインを確認したつもりでも、漏れが発生している場合があります。こうした場合、旧機にこれらの情報が残していたら、それをみて新機に入力できます。
(補足)
私の場合、過去のLINEデータがPixel 6a内に残ったままなので、しばらく初期化はしないつもりです。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか。
今回は、スマホ機種変更でやるべきことを、一連の流れに沿って紹介しました。
機種変更は、手順さえしっかり踏めば、決して難しいものではありません。もし機種変更される人は、この記事を参考に、焦らず一つずつ作業を進めてみてください。
今回の記事がお役に立てば、うれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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