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こんばんは。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
今回は、台湾・桃園にある「桃園市立図書館総館」を紹介します。
ここには、今年の2月に訪問したのですが、あまりに素晴らしい図書館でした。
単に、本を貸し出す図書館というよりも、アートや遊び、カフェ、ボードゲームまで楽しめる、まさに「一日過ごせる文化空間」でした。
交通と立地
図書館へは桃園空港からバスで約40分ほど、また台鉄(TRA)桃園駅周辺からはバスで約20分ほどで到着します。
将来的には、桃園空港からMRTで行けるようになるようです。そうなれば、日本人が観光スポットして訪れること間違いなしです。
ちなみに、私は台鉄桃園駅の北側にあるホテルからYouBikeで行きましたが、30分以上かかりました。交通量の多い車道をずっと進むので、あまりおすすめできません。
住所:桃園市桃園区南平路303号
交通:桃園空港からは、桃園バス5059番に乗車し、「経国南平路口」停留所で下車(約40分)。台鉄桃園駅周辺からは、「統領百貨」停留所で桃園バス151番または 桃園MRT先導バスGR線に乗車し、「中正藝文特區」停留所で下車(約20分)。
開館時間:
火曜日から土曜日 08:30~21:00
日曜日、月曜日 08:30~17:00
休館日:祝祭日と毎月の最終木曜日(清掃日)
入館無料/Wi-Fi・電源完備誰でも自由に入れる快適な空間
入館は自由で手続き不要。館内は無料Wi-Fi完備(爆速です!)、電源コンセント付きの席も多数あり、旅行者でも作業や読書がしやすい環境です。

フロアごとにテーマ分けされ、1階がホール、展示ルーム、蔦屋、2階がサービスデスク、新刊・雑誌、3階が児童書とボードゲームエリア、4階は青少年向けの本、漫画、上階には、DVDレンタル・視聴エリア、研究スペースや展示が配置されています。

吹き抜けの天井と自然光で開放感たっぷりです。

館内で写真は原則禁止です。ただし、どうしても撮りたい場合は、2階のサービスデスクで許可申請をすれば可能です。外国人の場合、申請にはパスポートが必要です。


建築と居心地の良さ
桃園市立図書館総館は、地上8階、地下2階建ての自然と調和したデザインの建物です。日本と台湾の建築事務所が合同で設計しました。

百万冊以上を所蔵する国内最大規模の図書施設であるだけではなく、TSUTAYA書店やスターバックスコーヒー、さらには映画館も併設している複合文化施設となっています。

内装は木の温もりを活かした落ち着いたデザインで、席の種類も豊富。窓辺のカウンター、一人用ブース、グループ席、子ども用カーペットゾーンなど目的に合わせて使えます。下の写真は幼児用のテーブルと椅子です。

カフェ併設で長時間滞在しやすく、時間帯によって変わる自然光の表情も美しいです。

圧倒的な日本語書籍と雑誌の量
今回一番印象的だったのは、日本語の本と雑誌の充実度です。
村上春樹、東野圭吾、湊かなえといった作家の小説はもちろん、「日経トレンディ」「ダ・ヴィンチ」「anan」「BRUTUS」「Casa BRUTUS」さらには「暮らしの手帳」など幅広いジャンルの雑誌が最新号まで並んでいました。

まるで日本の図書館にいるような感覚で、棚の多くが新刊・文庫本で整然と並べられており、状態も非常に良いです。日本語の幼児用の絵本(新刊)までありました。

日本語を学んでいる台湾の人たちが熱心に読んでいる様子も印象的でした。
日本人駐在員や留学生にとっても、日本語で読書できる貴重な場所です。
知育にぴったりなボードゲームスペース
ボードゲームを遊べる専用スペースがあり、知育系から戦略ゲームまで数十種類を貸出しています。

カタンやウボンゴ、ドブルなど、遊びながら思考力やコミュニケーション力を育てられるラインナップで、親子連れや学生グループが楽しんでいました。

図書館が「遊びを通した学び」の場になっている点が新鮮です。
アニメフィギュア等の展示コーナー
もう一つ印象的だったのが、アニメやフィギュアの展示コーナーです。
館内の一角には、人気アニメキャラクターや映画のフィギュア、模型、ポスターなどが並んでいて、見ているだけで楽しい空間になっています。

特に日本のアニメ文化に関連する展示が多く、「進撃の巨人」「鬼滅の刃」「ワンピース」などのキャラクターがガラスケースに美しく飾られています。

まるで小さなアニメ博物館のようで、写真を撮る人も多く見かけました。
図書館という静かな場所に、こうした“遊び心”ある展示があるのは珍しく、知的でありながら親しみやすい雰囲気を作り出しています。
市民のための文化拠点
アート展示、トークイベント、ワークショップなども定期的に開催されており、地域全体のカルチャーを育む中心地のような存在。
「静かに学ぶ」「家族で遊ぶ」「文化を感じる」。そんな多様な過ごし方を受け止めてくれる、懐の深い空間でした。

まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
今回の記事をまとめると、以下のとおりです。
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日本語の本・雑誌が非常に豊富。
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ボードゲームの貸し出し・体験スペースあり(知育に最適)。
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アニメフィギュア展示が楽しい。
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建築デザインが美しく、どこに座っても心地よい。
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カフェ併設で一日中過ごせる。
日本語で読書し、ボードゲームで遊び、アニメ文化を感じながらコーヒーを飲む。
台湾でここまで多彩な楽しみ方ができる図書館は、他にないと思います。
台湾・桃園を訪れるなら、ぜひ立ち寄ってみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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