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こんばんは。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
今回は、iPhoneを機種変更してデータ移行を行った際に、Apple Wallet(ウォレット)内のカードがどのように引き継がれるのかを、実際の体験をもとに詳しくまとめました。
「ウォレットのカードって自動で引き継がれるの?」「再認証が必要?」と疑問に思っている方は多いと思います。
今回、iPhone 13からiPhone 16へのデータ移行を行い、私が持っているカードで挙動を確認・検証してみました。
iPhoneのデータ移行に関する記事はこちらご覧ください!
- Apple Walletに入れていたカード
- 再認証が必要なかったカード
- 再認証が必要だったカード
- dカードは「0570番号」からの発信が必要
- 厄介だったエポスプラチナカード
- その後の展開:旧端末初期化後に登録成功
- まとめ
Apple Walletに入れていたカード
旧端末のiPhone13のApple Walletに入れていたカードは、以下のとおりです。
ちなみにOSは、ios26です。カード枚数は合計で32枚です。
[電子マネー]10枚
- Suica
- ICOCA
- WAON(6枚)
- nanaco(2枚)
[クレジットカード]16枚
- 楽天カード
- 三井住友カード ゴールドNL
- Amazonプライムカード
- エポスプラチナ
- Viewカード(スタンダード)
- セゾンデジタルカード
- MUJIカード
- スルガ銀行セゾンアメックスプラチナ
- セゾンアメックスゴールド
- 三井パークカード
- みずほマイレージクラブカード
- ドンペンカード
- P-oneカード
- P-oneカード(旧DMMカード)
- エキサイトマスターカード
- dカード
[デビットカード]1枚
- Sony Bank WALLET
[プリペイドカード]5枚
- Revolutカード
- Kyashカード
- JALグローバルウォレット
- グローバルポイント Wallet
- くまモン!Pay
再認証が必要なかったカード
まず、データ移行後に何も操作せずそのまま利用できたカードはこちらです。
- Suica
- ICOCA
- WAON
- nanaco
これらは、Apple IDと紐づいているため、同じApple IDでサインインすれば自動で復元されました。
Walletを開くとすぐに残高も表示され、再ログインや認証コードの入力などは一切不要でした。電子マネーは、スムーズに移行できました。
再認証が必要だったカード
一方、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードは再認証が必要でした。
ただし、その中でも2つのパターンがありました。
SMSやeメールで認証ができたもの
以下のカードは、SMSやeメールで届く認証コードを入力するだけで登録完了しました。
- エポスプラチナ
- 楽天カード
- 三井住友カード ゴールドNL
- Amazonプライムカード
- Viewカード(スタンダード)
- セゾンデジタルカード
- MUJIカード
- Sony Bank WALLET
- Revolutカード
- Kyashカード
- グローバルポイント Wallet
- くまモン!Pay
これらは、SMSやeメールで送られてくる認証コードを入力するだけで再登録が完了しました。手続きも1〜2分で終わる簡単な流れです。
カード会社への電話が必要だったもの
次のカードは、カード会社へ電話するようにと電話番号が表示されました。
- スルガ銀行セゾンアメックスプラチナ
- セゾンアメックスゴールド
- 三井パークカード
- みずほマイレージクラブカード
- ドンペンカード
- P-oneカード
- 旧DMMカード
- エキサイトマスターカード
- dカード
- JALグローバルウォレット
このグループは、認証が自動では完了せず、カード会社の専用窓口に電話するよう案内されます。
電話をかけると、担当者が本人確認を行い、その場で登録が有効化される仕組みでした。本人確認には、住所、生年月日、支払い口座の支店名、口座番号などが必要でした。
dカードは「0570番号」からの発信が必要
dカードの場合、特に注意が必要です。通話料負担が大きいこと、携帯電話のかけ放題プランの対象外0570(ナビダイヤル)番号から発信が求められます。
ナビダイヤルを避ける方法としては、ドコモの携帯電話からなら「*8010(通話料無料)」、それ以外のキャリアの場合なら、「03-6704-9774」です。
なお、楽天モバイルの場合、03-6704-9774への発信を楽天Linkで行えば、通話料無料でかけることができます。
厄介だったエポスプラチナカード
エポスプラチナカードは、上記2-1に分類されるSMS認証タイプでしたが、最初認証ができない厄介なケースでした。
というのも送られてきた認証コードを入れても認証ができず、「アップルにお問い合わせください」というメッセージがでました。
アップルのサポートに電話をし、相談したところ、一度、Apple Walletからカードを削除してみてから再度カードを追加してほしいと言われました。
電話を切って、やってみると、今度は、「カード会社にお問い合わせください」というエラー表示が出て登録できませんでした。
そこで、今度は、エポスプラチナカードのサポートに電話したところ、その場では解決できず、「原因が不明のため専門部署で調査する」ということになりました。
その際、iPhoneのEID番号(端末識別番号)が必要になるので、教えてほしいと言われ、伝えました。
その担当者からは、「結果のご連絡には1か月ほどかかるかもしれません」との回答を受け、そのまま電話を切ることに。
しかし、1週間経っても連絡はありませんでした。
その後の展開:旧端末初期化後に登録成功
旧端末であるiPhone 13をドコモに返却する日が近づいてきたので、初期化することにしました。
その時、ひょっとしたら、旧端末を初期化していないことが原因かもしれないと考えが頭に浮かびました。
そこで、初期化した後、新しいiPhone 16で改めてエポスプラチナカードの登録を試みたところ、今度は「カード会社に電話して認証してください」と表示されました。
案内どおりに電話をかけて認証を行うと、無事に登録が完了。
やはり、旧端末側に残っていたWallet情報が原因で、「同一カードが2台のiPhoneに登録されている」と判定されていた可能性が高いです。
旧端末のデータを完全に削除(初期化)することで、登録制限が解除されたようです。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
私は過去にApple Walletに登録したカードがすべて消えてしまうという恐ろしい経験をしたことがあります。クレジットカードだけだったらそれほど焦らなかったのですが、なんと電子マネーに結構な金額をチャージしていたからです。
そのことを書いたブログ記事はこちら!
それ以降、Apple Walletには「一抹の不安」を持ち続けています。
Apple Walletのカード移行は、「iPhoneをクイック移行すれば全部引き継がれる」と思いがちですが、実際はカードごとに認証方式がバラバラです。
特に、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードは、カード会社のセキュリティポリシーにより、SMS・メール認証や電話認証など対応が異なります。
機種変更の前に、自分の持っているカードがどのタイプなのかを確認しておくことで、移行作業がスムーズになります。
特に複数枚のカードをWalletで使っている方は、時間に余裕をもって作業するのがおすすめです。
今回の検証から分かったポイントを整理すると、次のとおりです。
-
電子マネー系(Suica・ICOCAなど)は自動で引き継がれる
-
クレジット系は再認証が必須(SMS/電話)
-
dカードは0570番号から発信が必要
-
エポスプラチナは旧端末初期化後に登録成功
| 区分 | カード名 | 認証方法 |
|---|---|---|
| 自動移行 | Suica/ICOCA/WAON/nanaco | 不要 |
| SMS・メール認証 | 楽天カード、三井住友ゴールドNL、Amazonプライム、Sony WALLET、Viewcard、セゾンデジタル、MIJI、Revolut、Kyash、グローバルポイント Wallet、くまモン!Pay | 認証コード入力 |
| 電話認証 | スルガセゾンAMEXプラチナ、セゾンAMEXゴールド、三井パーク、みずほMC、ドンペン、P-one、旧DMM、エキサイトMC、dカード(0570発信)、JALグローバルウォレット | 電話で本人確認 |
| 特殊ケース | エポスプラチナカード | 初期登録失敗→旧端末初期化後に登録成功 |
なお、認証がどのタイプになるかは、個人によって異なるということをカード会社の人から聞いたことがあります。したがって、必ずしも今回の検証結果のようにならない場合があることをご承知おきください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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