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こんばんは。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
iPhone13からiPhone16への移行が無事完了したので、次は、「いつでもカエドキプログラム」でドコモに返却する(契約上は下取りしてもらう)iPhone13の初期化をしました。
今回はこの「iPhoneの初期化」について、実際に作業をしながらまとめてみました。
「iPhoneの初期化」と聞くと、「一歩間違えると取り返しがつかないのでは?」と不安を感じる方も多いかもしれません。実は、私もそうでした。
でも安心してください。
この記事では、この手順通りに進めれば、簡単に初期化が完結するはずです。
作業前に確認しておくこと
インターネットに接続できる状態にする
これは必須です。初期化の過程でApple IDのサインアウトなどが自動で行われるため、通信環境が必要になります。
もちろん、自宅のWi-Fiが使えるならそれがベストです。
でもない場合、モバイル通信が頼りですが、機種変更後などで初期化予定のiPhoneがモバイル通信できないケースもあります。
その場合は、外出先のWi-Fiにつなぐか、新しいiPhoneのインターネット共有(テザリング)を使いましょう。
SIMカードの状態を確認する
出荷や売却を前提にする場合、SIMカードやeSIMが残っていないことを確認してください。特にSIMカードは抜き忘れが多いので要注意です。必ず、初期化の直前にもう一度確認しておきましょう。
パスコードを設定した状態で初期化する
ほとんどの人はパスコードを設定していると思いますが、もし設定していない場合は、初期化の前に設定しておきましょう。
iPhoneのデータはパスコードで暗号化されているため、安全に初期化するためには必須です。
普段パスコードを使っていない人も、この時だけは一時的に「1111」などの簡易コードでOKです。
Apple Accountのパスワードの確認
Apple Accountのパスワードは覚えていますか? パスコードと違って、普段あまり入力する機会がないため、忘れがちです。
パスワードを忘れた場合、再設定は可能ですが、場合によっては手間がかかることがあります(筆者も再設定で苦労しました)。
初期化の最終段階で必要になるため、必ず事前にパスワードを確認し、忘れていれば再設定を済ませておきましょう。
(トラブった体験談)
Apple Accountは忘れたら再設定はできますが、一度パスワードを変更すると前のパスワードは1年間利用できなくなります。
そのため、覚えにくいパスワードをついつい設定してしまい、また忘れてしまうという悪循環になります。
実は、私も初期化を実行する、最終画面でパスワードを入力しようとしたのですが、入力間違いのメッセージが出てしまいました。思い当たるものを入れてもすべてダメ。
「パスワードをお忘れですか?」というところから、パスワードの再設定をしようとしたのですが、「アカウント復旧キー」を求められ、入力するもこれ弾かれてしまいました。
結局、Appleのカスタマーに電話で相談したところ、iPhone16からiPhone13の初期化するという荒業を使って、一旦初期化を終わらせました。
ただし、このやり方で初期化すると、通常初期化後に表示される「こんにちは」画面が表示されません。アップルのカスタマーは「問題ない」と言ってくれたのですが、このままドコモに持っていくと、もめ事の原因にもなりかねないと思いました。
そこで、アップルのカスタマーに問題ないことを確認したうえで、再度、初期設定をした後、再度、初期化を行いました。
実際の初期化手順(ここから作業)
ここからはいよいよ作業です。
設定アプリを開いて、以下の順番で進めてください。
-
設定アプリ → 一般
-
一番下までスクロール → 「転送または iPhone をリセット」をタップ
-
「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択
この段階で「iPhoneを消去」という画面が表示されます。

ここで初期化を行うと、ここに挙がっている項目が削除されます。
Apple IDのサインアウトが同時に行われることが示されています。
よくネットでは「事前にAppleIDのサインアウトが必要」と書かれていますが、実際には初期化の中で自動的にサインアウトされます。
さらに「探す」(iPhoneの位置情報を特定したり、紛失時にロックをかけたりする機能)も自動的にオフになり、「アクティベーションロック」(第三者による不正利用を防ぐセキュリティ機能)も解除されます。
これも同じく自動で行われますので、別途操作する必要はありません。
もし画面の下に「ウォレット」や「eSIM」という項目が表示されている場合、それは移行し忘れ」の可能性があるサインです。(ただし、すでに移行済みのサービスでも表示される場合があります)
特にeSIMが表示されている場合、このあと以下のような2択画面になります。
-
上:eSIMを残してiPhoneを消去する
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下:eSIMを含めてすべて消去する
機種変更後にeSIMがまだ残っているか可能性があれば、一旦「キャンセル」して確認します。もしeSIMが残っていれば、移行手続きを済ませます。
済ませたら、「続ける」をタップしていき、初期化を完了させてください。私の場合、初期化は5分ほどで終了しました。
初期化後の確認方法
初期化が完了すると、iPhoneは自動的に再起動し、「こんにちは」画面が表示されます。これで初期化は完了です。
この時点で、もうこの端末に自分のデータは一切残っていません。売却・譲渡・下取り・保管、どの用途でも安心して使えます。
ただし、念のため以下の方法で確認しておきましょう。
Apple Accountから確認
新しいiPhoneで「設定」アプリを開き、自分の名前をタップします。端末の一覧から、初期化したiPhoneが消えていればOKです。
もし残っている場合は、一覧から該当端末をタップ → 「アカウントから削除」を選択すれば完了。
「探す」アプリで確認
新しいiPhoneで「設定」アプリを開き、自分の名前をタップします。端末の一覧から、初期化したiPhoneが消えていればOKです。
初期化するとiCloudの写真やメモは消える?
結論から言うと、iCloud上のデータは消えません。
初期化されるのはiPhone本体のデータだけで、iCloud上のデータには影響しません。
他の端末からもそのままアクセスできます。
ただし、初期化せずに他人に貸した場合、クラウド連携したデータを削除・編集されるリスクがあります。そのため、保管・譲渡・貸出前には必ず初期化しておきましょう。
初期化したiPhoneから個人情報を抜かれる可能性?
パスコードを設定した状態で初期化していれば安全です。
iPhone内部のデータは常に暗号化されています。その暗号の鍵となるのが「パスコード」です。
初期化ではデータを単に消すのではなく、暗号のルール自体を壊すので、どんな技術でも復元は非常に困難です。FBIでも解析不可能といわれるほどの強固なセキュリティですので、ご安心ください。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
iPhoneの初期化は、正しい手順さえ知っていれば難しいものではありません。
最新のiOSでは、むしろ、不要なサインアウト作業や設定変更をせずに、安全に行うことができるようになっています。
今回ご紹介した流れをざっくりまとめると:
-
Wi-Fi環境を整える
-
SIMカード/eSIMの状態を確認
-
パスコードの設定
- Apple Accountのパスワードを確認(場合によっては再設定)
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「転送またはiPhoneをリセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」
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「こんにちは」画面が表示されれば完了
-
新しいiPhoneでApple Accountと「探す」 から削除を確認
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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