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こんばんは。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
このブログは、サブドメイン形式の独自ドメインを利用しています。そのため、「ads.txt ファイルの問題」は自分で解決しなければなりません。
これまで設定がややこしそうだったので放置していたのですが、やっと解決できたので、その方法をシェアします。
ads.txt ファイルの問題とは
「ads.txt ファイルの問題」とは、Google AdSenseの利用において、ウェブサイト運営者が広告収益を最大化するために設置するべき「ads.txt」ファイルに関するエラーや設定ミスを指します。
このファイルは、広告枠の販売者を明確にし、不正な広告配信を防ぐためのものです。
例えば、Google AdSenseを利用している場合、「ads.txt ファイルの問題を修正してください」という警告が表示されることがあります。この場合、ads.txt ファイルが正しく設定されていない、またはファイルが存在しない可能性があります。修正しないと、広告収益に影響が出ることもあります。
ads.txt ファイルには、以下のような情報が記載されます。
- サイト運営者の識別子
- 販売者の関係タイプ(例: DIRECT)
はてなブログでは、当初、「ads.txt」の設置に対応していませんでしたが、2024年7月1日から、「ネイキッドの独自ドメイン」を使用している場合に限り、ads.txtを設置する機能が提供されるようになりました。
設定のやり方は、ダッシュボードの左側にあるメニューから「設定 > 詳細設定 > ads.txt設定」の画面に進み、そこにAdSense アカウントからコピーしてきた「ads.txt(例:google.com, pub-0000000000000000, DIRECT, f08c47fec0942fa0)」を貼り付け、保存するだけです。
ところが、このブログのようにサブドメイン形式の独自ドメインを利用している場合は、この方法でads.txtファイルを設定することができません。
はてなブログの説明では、サブドメイン形式の独自ドメインの場合、ads.txtの設置が技術的に制限されるため、別途、自分で用意したサーバーのルートドメインにads.txtを設置する必要があります。
そもそも「ネイキッドの独自ドメイン」とは、`www`などのサブドメインを含まない、シンプルなドメインのことです。
例えば、`example.com`がネイキッドの独自ドメインで、`www.example.com`はサブドメイン形式の独自ドメインになります。
それぞれのメリット・デメリットがありますが、今の私なら間違いなく、ネイキッドの独自ドメインを選択します。
ところが、このブログを開設した2019年には、はてなブログでは、ネイキッドは利用できず、サブドメイン形式の独自ドメインしか認められていませんでした。
翌年の2020年4月から、ネイキッドの独自ドメインが利用できるようになったのです。
しかし、その時点でサブドメイン形式からネイキッドに変更すると以下のような問題が発生します。
- URLが変更されるため、検索エンジンの評価がリセットされる可能性がある
- 既存のページランクや被リンクが正しく引き継がれないと、検索順位が低下する
- 適切なリダイレクト(301リダイレクト)を設定しないと、ユーザーや検索エンジンが新しいURLを認識できなくなる
選択した解決方法
解決方法には、大きく分けて2つあります。
一つは、はてなブログの運用を「サブドメイン形式の独自ドメイン」から「ネイキッドの独自ドメイン」に変更する方法です。
この場合、旧ドメイン(www.ysky.info)から新ドメイン(ysky.info)へリダイレクトの設定をしてやる必要があります。
これをしておかないと、ユーザーや検索エンジンが新しいURLを認識できなくなります。いままでつけてもらった「はてなスター」もなくなってしまいます。
しかしこの方法だと、新ドメイン(ysky.info)へリダイレクトの設定が必要なのですが、この設定が複雑で、万一設定に失敗した場合SEOの悪化やユーザーの減少などに陥る危険性があります。
そこで私は、この方法をとらず、「ads.txtファイル」だけを外部のサーバを使って設置する方法を選択しました。この場合設定の失敗のリスクを大幅に減らせます。
具体的なやり方
「さくらのレンタルサーバ」でレンタルサーバを借りました。ここで借りることのメリットは、年額1,980円と比較的低額でサーバが使えることと、14日間は無料で利用できます。
DNSの設定で、ネイキッドの独自ドメイン(ysky.info)はレンタルサーバを参照するように設定、サブドメイン(www.ysky.info)ははてなブログを参照するよう設定します。
私はドメインをSquarespace (旧Googole Domain)で購入しているので、その公式サイトにアクセスして、ドメインのDNSの設定を以下のとおりにしました。
ysky.infoのAレコード=レンタルサーバのIPアドレス
www.ysky.infoのCNAME=はてなブログのドメイン
加えて、ネイキッドドメインにアクセスがあった場合は、'www.ysky.info'に転送するhtaccessを書いています。
RewriteBase /
RewriteCond %{REQUEST_URI} !\.txt$
RewriteRule (.*) https://www.ysky.info/$1 [R=301,L]
さくらのレンタルサーバのネイキッドドメインのドキュメントルートには、ads.txtとhtaccessだけ置いておきます。
ネイキッドドメインのドキュメントルートには、ads.txtとhtaccessを置いておきます。
これにより、Googleは、https:/www.ysky.info/ads.txtにアクセスできるように、AdSenseの「サイトの管理」画面上で、ステータスが「承認済み」に変わりました。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
今回は、はてなブログ において、サブドメイン形式の独自ドメインの利用者の「ads.txt ファイルの問題」の対処法を紹介しました。
この方法だと比較的簡単に問題を解決することができました。
なお、AdSenseの「サイトの管理」画面上で、ステータスが「承認済み」になると、その後、上記のレンタルサーバの設定を外しても、ステータスに変更がないようなので、現在は、レンタルサーバの設定はしていません。
今回の記事がお役に立てれば、うれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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