この記事は、5分で読めます。
こんばんは。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
台湾では、人気の観光スポットとして、老街(lǎojiē)があります。老街とは、清朝以降に建設された古い街並みのことです。
日本統治時代に道路の改修や店舗建設が進み、アーケードなど統一感のある街並みが生まれました。伝統建築やその土地の古くから愛されるローカルグルメが人気で、多くの台湾人が訪れます。
台湾観光庁(交通部觀光署)が2024年に発表した最新観光統計によると、多くの訪問者を集めた人気の老街ベスト3は以下のとおりでした。
第1位 鹿港老街(彰化県)
第2位 旗山老街(高雄市)
第3位 大渓老街 (桃園市)
日本人にとっては、九份老街や淡水老街のほうが有名で、TOP3の老街はあまり知られていないかもしれません。
先日の台湾旅行の際、これら3つの老街を訪問してきましたので、現地への行き方や見どころなどを紹介します。
今回は、鹿港老街です。
鹿港老街とは
鹿港老街(Lùgǎng lǎojiē)は、台湾の中西部に位置する彰化県鹿港鎮にある、台湾でも特に有名なレトロな街並みです。台中からバスで1時間ほどのところにあります。
鹿港は18世紀後半から19世紀初頭にかけて台湾の重要な貿易港として栄えました。清国が統治していた時代には、台南や萬花とともに台湾の三大都市と言われていました。
日本統治時代に鉄道が整備された際、街の中心が港エリアから彰化駅に移ってしまったため、鹿港の繁栄が途絶えてしまいました。
しかし、繁栄期に建設された、伝統的な建築や寺院は現在でも残っており、見ることができます。
代表的な観光スポットは、鹿港天后宮、龍山寺などがあります。
行き方
台湾高速鉄道(高鉄)で移動の場合、台北方面から台湾鉄道(台鉄)の移動の場合、台南・高雄方面から台鉄で移動の場合の3パターンに分けて、バスで行く方法をご紹介します。
なお、台湾のバスは、おつりがでません。両替もできないので、乗車する際には、悠遊カード(Easy Card)などの交通系ICカードにチャージをしたうえで、乗車しましょう。
悠遊カード(Easy Card)については、こちらの記事をご覧ください。
高鉄で移動の場合
高鉄台中駅で下車します。高鉄台中駅からは、以下の2路線のバスのどちからに乗車します。台灣好行6936Aが30分ほど早く到着できるのでおススメです。
なお、高鉄台中駅には、コインロッカーが4か所あります。(1階出口5・6付近、2階スターバックス隣、2階MRT乗り場入口付近、2階台鉄新烏日駅改札付近)
■台灣好行6936・6936Aに乗車し、「鹿港乗車處」で下車します。
※バスは高鐵台中駅ターミナル1階(出口5)から乗車
※Aの方が自動車専用道を通っていくため、30分ほど早く到着できる
路線図、時刻表はこちらから!
■彰化客運-6933線に乗車し、「鹿港鎮公所」か「鹿港乗車處」で下車します。
※バスは高鐵台中駅ターミナル1階(出口5)から乗車
路線図、時刻表はこちらから!
台北方面から台鉄で移動の場合
台鉄台中駅で下車します。台中駅の出口2(正面玄関と反対側)から「復興路」側に出て、中鹿客運(Ibus)-9018線のバスに乗車し、「鹿港鎮公所」か「鹿港站」で下車します。※マイクロバスでの運行です。
台鉄台中駅のコインロッカーは、出口4付近にあります。コインロッカーは、駅周辺にも設置されています。また、荷物預かり所もあるので、間違いなく荷物を預けることができます。(ただし20時までに引き取る必要あり)
バス停に行き方は、以下の写真のとおりです。まず、出口2(復興路方面ー駅の正面入り口とは反対サイド)を出て右手にあるエスカレーターで1階に下ります。
写真にある「臺中車站」の看板を通り過ぎ(奥から手前)、左手のなだらかな坂をくだります。
するとすぐに道路が見えます。その道路が「復興路」です。道路を渡って右手に進むと、バス停はすぐそばにあります。一番手前のバス停が中鹿客運(Ibus)-9018線です。
バス停から台鉄台中駅を見ると、下の写真のようになります。
台南・高雄方面から台鉄で移動の場合
台鉄彰化駅で下車します。バスターミナルは駅のすぐそばにあります。上記路線のバスは彰化駅にも停車しますので、それらに乗車可能です。ただし、途中のバス停からの乗車となるので、座れる可能性が低いです。
彰化駅始発のバスがある(彰化客運-6900線)ので、時間があえば、そちらに乗るのをおススメします。(ただし本数は少ない)
現地の様子
鹿港の代表的な観光スポットである「鹿港天后宮」に最も近いバス停は、ここ「鹿港鎮公所」になります。ちなみに鎮公所とは、台湾の町役場のことです。
鹿港天后宮に向かう道の両サイドに、飲食店やお土産さんなどが軒を連ねています。
鹿港天后宮は、海の守り神で媽祖を祀っている寺院です。清朝が台湾を手に入れることができたのは、媽祖のおかげだとしてここに祀られることになりました。
平日の午後ですが、多くの参拝客でにぎわっていました。
門をくぐると、みなさん、長いお線香を持ってお参りしていました。
こちらの通りは大変にぎわっていました。
鹿港天后宮から100mほどのところにある「勅建天后宮」です。こちらも媽祖を祀る寺院です。1788年に当時の皇帝の命令により公費で建てられた台湾唯一の媽祖廟です。
鹿港老街の魅力は、古い路地が延々と続くところにあります。
こんな細い路地もあります。日本統治時代に台湾の多くの街では、都市計画が実施され、きれいな街路が整備されました。しかし、ここ鹿港は、そうした都市計画から外されたため鉄道もなく、道も整備されず、このような路地が多数残っています。
こうした赤レンガの壁や瓦屋根を持つ伝統的な閩南式建築が並び、昔の台湾の雰囲気を感じられます。
古い建物を改装したお土産さんがたくさんありました。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
今回は、今回は、鹿港老街(ルーガン・ラオジエ)への行き方と見どころなどを紹介しました。
台中からのアクセスも良好で、日帰り旅行にもぴったりの場所です。歴史と文化を感じながら、のんびりと散策してみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回の記事が良ければ、ブックマークとスターをお願いします。
また、SNSでシェアして頂けると、モチベーションが上がります。
今後も役に立つ、記事を配信していきます!
Amazon Music Unlimited(音楽聴き放題)が30日間無料(通常月額1,080円)!
Amazon Music Unlimited公式サイト
Audible(聴く読書12万冊聴き放題)が30日間無料(通常月額1,500円)!
Audible公式サイト
Kindle Unlimited(電子書籍読み放題)が30日間無料(通常月額980円)!
Kindle Unlimited公式サイト