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こんばんは。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
台湾の桃園市で開催されている「台湾ランタンフェスティバル」に行ってきました。
今年で36回目になるこのフェスティバル。今年は、国際空港のある桃園市で開催され、延べ2,000万人以上が来場したという台湾最大級のイベントです。
今回は、毎年台湾で開催される「台湾ランタンフェスティバル」について紹介します。
「台湾ランタンフェスティバル」とは
「台湾ランタンフェスティバル」は、台湾の春節(旧正月)をお祝いする伝統のお祭りで、毎年、台湾各市持ち回りで台湾政府交通部観光署(日本の観光庁にあたる組織)と共同開催される「美しい光の祭典」です。
台湾では、「台灣燈會(タイワンダンフイTáiwān dēnghuì)」と呼ばれています。
ランタンとは、中国提灯のことで、本来は、小型の照明器具です。吊り下げ型で、掛けたり提げたりして使用します。
元々は「元宵節(げんしょうせつ)」をお祝いする民間の行事でした。その後、1990年に道教寺院などでランタンを集めるイベントが始まり、これが現在の台灣燈會の起源となっています。
春節(旧暦元日)から数えて15日目にあたる日が、元宵節です。今年の場合ですと、春節が1月29日(水)、元宵節は2月12日(水)にあたります。
比較的新しいお祭りですが、期間中は多くの観光客が世界中から集まる人気のイベントとなっています。
台湾のランタンと言えば、日本では、願い事を書いたランタンに火を灯して空に舞い上げる「十分の天燈」が有名ですが、このフェスティバルでは、天燈は行われず、様々な形をした色鮮やかなランタンが会場に展示されます。
昨年は台南市で開催され、今年は桃園市で開催されました。来年2026年には南部にある「嘉儀県」、2027年には中部にある「苗栗県」での開催が決まっています。
2025台灣燈會在桃園
今年の開催地は、北部の「桃園」です。桃園市は、台湾では5番目に人口が多い都市です。桃園市での開催は9年ぶりとなりました。
開催会場は、桃園メトロ(MRT)高鐵駅周辺に「メイン会場」が、桃園体育園区駅周辺に「サブ会場」が設けられました。
開催期間は、2月12日(水)~2月23日(日)でした。※サブ会場は、2月7日にプレオープン。
今回は、工芸、竹細工、インタラクティブテクノロジー、伝統的なランタン技術など、多彩な手法を取り入れた300点以上の作品が展示されました。
特にメインランタン「無限楽園」は台湾ランタンフェスティバルのメインランタンとして初めてAIや3D裸眼映像技術を駆使した管状構造の作品が採用されました。
多くの作品のなかには、日本の自治体や企業のものもあります。
メイン会場に設置された「特設ステージ」では日本を含む国内外の団体が音楽やダンスのパフォーマンスなども披露されました。
下の図の紫色の部分が会場です。
メイン会場の様子
メイン会場は、高鐵桃園駅の目の前、南東の方角にあります。高鐵桃園駅には高鐵の台湾新幹線のほか、桃園空港MRTが乗り入れています。
昨年の台南そうですが、台湾新幹線が走る高鐵の駅周辺にメイン会場を設置していました。
高鐵の駅周辺は旧市街地から離れており、また、都市開発や産業団地の整備などが行われているところが多いのですが、開発や土地の売却が進んでおらず、空き地が目立ちます。
台灣燈會の開催には広い敷地が必要ですので、その空き地を活用されるケースが多いというわけです。また、こうした大きなイベントを開催することで、開発や土地の売却を推進しようとする狙いもあるようです。
時間は、平日の19時ごろです。多くの人々が駅から会場に向かっていました。
「メイン会場」の入口付近には、幻想的なイルミネーションが一面に敷きつけられていました。
そして、お決まりの台灣燈會のタイトルバックのイルミネーションが。
昨年もあった巨大な龍のランタン。様々な色に変わります。写真からもわかるように、平日にもかかわらず、多くの人が来場していました。
その近くには、「無限楽園」と名付けられたメインランタンがありました。
球体と幾何学的な形状を組み合わせて、テクノロジーに満ちた未来の楽園イメージを創り上げたそうです。
30分間隔で、カラフルに光り輝くショーが3分間行われていました。
大きな舞台を挟んだエリアでは、個人や団体が作成したランタンの展示が行われていました。これらの作品は、5部門に分かれて、審査が行われて、最も優秀なものには「燈王」の称号が授与されます。
今年の団体部門の「燈王」はこちらの作品でした。すべての鳥の羽が動き、本当に飛んでいるのように見えました。
ルービックキューブ。こんなユニークなランタンも数多くありました。
日本から出展しているランタンを展示しているエリアもありました。
名古屋市、札幌市、高知市などの地方自治体がランタンを出展していました。
残念ながら地元兵庫県、神戸市からの出展はありませんでした。今年4月18日に初の国際線、台湾路線が就航するので、PRする絶好のチャンスだったのですが、それどころじゃないのかもしれません。
こちらは名古屋市のランタン。昨年に引き続きの出展です。名古屋城の金の鯱が光輝いていました。
札幌市も、昨年に引き続き、時計台のランタンを出展していました。
日本からは企業も多数出展していました。関西からは、阪神電車、近鉄、阪急トラピックスの3社が出展していました。
こちらは、阪神電車。電車、六甲ケーブルカーに、甲子園球場のランタンです。
近鉄は、奈良の鹿に、「あをによし」と「しまかぜ」の2つの観光特急でした。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
今回は、「2025 台湾ランタンフェスティバル(台灣燈會)in 桃園」について紹介しました。
300点にものぼるランタンが展示されていましたが、ほんの一部を紹介します。
今年は、国際空港がある桃園で開催されたこともあり、国内外から2,000万人を超える来場がありました。世界から多くの取材陣が訪れる台湾の一大イベントとなっています。早くも来年のランタンフェスティバルが待ち遠しいです。
来年は、台湾南部の嘉義県での開催となっています。会期は、2026年3月3日(旧暦1月15日の元宵節)から同月15日までの13日間を予定しています。
会場は県内の特定区、国立故宮博物院南院、太子大道、県政府(県庁)が所在する県治特区と県庁前広場などが候補地となっています。
やはり来年も高鐵駅周辺での開催のようです。台鉄の嘉義駅からはバスで1時間以上離れていますので、移動手段や宿泊先には要注意です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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