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こんばんは。管理人のUncleゆーさん(@UncleYusan)です。
海外旅行に行くときは、必ず、RevolutカードとWiseデビットカードをモックて行くようにしています。
先日、ベトナムに旅行した際も、両カードを持参しました。
どちらを使うのがお得かという記事をよく見ますが、私の結論は、「両方持っておき、使い分けをする。基本はRevolut、ダメならWise」です。
今回は、両者のサービスを徹底的に比較したうえで、どういう場面でどちらを使うのかを解説したいと思います。
RevolutとWiseの徹底比較
RevolutとWiseの主な料金やサービスを徹底比較しました。
Revolutに関しては、3つのプランがありますが、ほとんどの人が利用しているであろう「無料のスタンダード会員」の場合を掲載しています。
項 目 | Revolut | Wise |
---|---|---|
登録料 | 無料 | 無料 |
会費 | 無料 | 無料 |
カード発行手数料 | 無料 | 1,200円(無料キャンペーンあり) |
為替手数料 | 無料(75万円/月まで) | 0.6%(日本円を米ドルに両替) |
為替レート | インターバンクレート | ミッドマーケットレート |
ATM | 無料(2.5万/月まで) | 無料(3.0万/月・2回まで) |
送金手数料 | 無料 | 265円(日本円口座から米ドル口座に送金) |
送金上限額 | 1,000,000円 | 10,000,000円 |
対応通貨 | 40 | 32 |
現地口座情報 | 取得できる(18通貨) | 取得できない |
表を見て一目瞭然、上限額の範囲内ならRevolutが、海外でのカード決済、ATM利用、海外送金のいずれもお得になります。
理由は簡単で、Revolutは上限額の範囲内なら為替・送金手数料が無料だからです。
Revolutは、銀行間取引ネットワークに接続し、そこで使われる業者向けの「インターバンクレート」を採用しています。
原則週末のみ1%かかるが、平日なら毎月一定の上限額以内であれば為替手数料や送金手数料が一切かかりません。
一方、Wiseの場合は、銀行が設定する手数料も除いた「ミッドマーケットレート」と呼ぶ為替相場そのもののレートで両替します。
銀行が設定する手数料も除かれているため、Revolutのレートより利用者には若干有利なものになっています。
しかしその有利さは、為替・送金手数料を徴収することで相殺されてしまい、手元に入る金額でみたらWiseよりもRevolutのほうが利用者にとっては有利になっています。
ちなみに、先日、ベトナムに行った際に、ハノイの空港のATMで、RevolutカードとWiseデビットカードの両方を使って、同じATMからそれぞれ1,000,000ドンを出金したところ、引き去られた金額は以下のとおりでした。
〇 Wise 6,346円(55,000ドンの手数料を含む)
〇 Revolut 6,329円(55,000ドンの手数料を含む)
わずか17円ですが、Revolutのほうがやはり「お得」でした。
Wiseが登場する場面
私の場合、基本、Revolutを利用しますが、Revolutが利用できない場合、ないし利用できてもWiseを利用するほうがお得な場合には、Wiseを利用します。具体的には、以下のとおりです。
為替市場営業時間外の時
為替市場の営業時間外では、Wiseを利用します。
ここでいう為替市場の営業時間外とは、「ニューヨーク時間の金曜日17:00から日曜日18:00まで」を指します。
この時間帯は、為替市場の営業時間外は両替の取引高も少なくなるため、Revolutは、手数料として「1%」を徴収します。
こうなると逆転して、Wiseが有利になります。
常に、為替市場営業時間に両替するようにしておけば、Reovoltなら手数料無料で両替ができます。
日本時間でいつ為替市場営業時間かは、当サイトで毎月月初に関連記事をアップしていますので、そちらをご覧ください。
Revolutカードで決済できない時
海外で食事やショッピングなどのカード決済をしようとした際、Revolutカードで決済できない時がたまにあります。
先日、ベトナムに旅行をした際にも2回ほどありました。1回目は、ハノイのレストランで利用しようとした時です。そのお店は、VISAのみカード決済ができたのですが、Revolutカードでは決済することができなかったので、他のカードで決済しました。
2回目は、Grabアプリにカードを登録しようとした時です。これも登録しようとするとはじかれてしまいました。
原因はわからないのですが、恐らくRevolutのセキュリティシステムに起因しているのではないかと思われます。要は、すぐに危ない取引だとセキュリティがかかってしまうのではないかということです。
それ以外のレストランやコンビニでは、Revolutカードでも決済することができました。
ちなみに、ベトナムドンについては、アカウント(口座)はつくれませんが、Revolutの利用はできます。
つまり、事前に日本円からベトナムドンに両替しておくことはできませんが、Revolutカードを使ってベトナムで決済することは可能です。
利用上限額を超えた時
RevolutもWiseもATMから無料で引き出せる金額には、上限が設定されています。Revolutの場合は、25,000円/月までの上限があります。これを超えると、超えた部分の引き出し金額に対して2%の手数料がかかります。
それを避けるには、Wiseの3万円/月の枠を利用します。Wiseの場合、2回/月という回数制限もあるので、注意が必要です。
Wiseの場合は、2回/月を超えると、その後は出金ごとに70 JPYの手数料がかかります。また、 出金額が3万円/月を超えた場合、1.75%の手数料が発生します。
なお、RevolutとWiseでは月の概念が異なります。Wiseは、毎月1日から始まり、月末の日までですが、Revolutの場合は、プランが開始された日が起点になります。
例えは、プラン開始日が26日だと、利用枠は翌月以降、毎月26日にリセットされますので、注意が必要です。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
今回は、RevolutとWiseを徹底的に比較したうえで、どういう場面でどちらを使うべきかを解説しました。
原則、Revolutを利用して、以下の場合にのみ、Wiseを利用するというのが、賢い使い方だと思います。
〇 為替市場営業時間外の時
〇 Revolutカードで決済できない時
〇 利用上限額を超えた時
Revolutの場合、対応通貨数がWiseに劣っていますが、これはアカウントがつくれる通貨数です。ベトナムドンのようにアカウントはつくれないが、カードで決済できる通貨は多数あります。
どの通貨ができるのかはアプリからチャットで問い合わせをすれば教えてもらえます。
なお、本文では触れませんでしたが、Revolutは、現地口座情報を取得できません。したがって、海外の口座から外貨で自分のアカウントに入金することはできません。
一方、Wiseは、米ドルなど18通貨についてはこれが可能です。こうした場合もWiseを利用することになります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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