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こんばんは。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
2024年7月19日(金)に、住信SBIネット銀行が顧客の要望に応えて、8月下旬(予定)より「ことら送金」に対応するとの発表を行いました。
昨年夏ごろに、ことら送金への対応を表明していた住信SBIネット銀行でしたが、やっと実現することになりました。
ことら送金は、1回10万円までなら何度送金しても手数料無料という画期的なサービスです。
ポイ活民がよく利用している「住信SBIネット銀行」ですので、ことら送金への対応というニュースがポイ活民界隈では話題になっています。
そこで、今回は、住信SBIネット銀行で利用可能になる「ことら送金」とはどういうものか、どうしてポイ活民がこの件に関して関心があるのかなどを解説します。
ことら送金とは
「ことら送金」とは、個人間で10万円以下のお金を無料で送金できるサービスです。
通常の銀行振込と異なり、相手の銀行名や口座番号がわからなくても、対応するアプリをスマホにインストールしていれば、携帯電話番号やメールアドレスなどがわかれば送金できるのが特徴です
もちろん、通常の振込と同じく相手の口座番号を指定しての送金も可能です。
こうした手軽な個人間少額送金サービスのことは、「インスタントペイメント」と呼ばれ、今、世界中で新たなサービスが生まれ利用されるようになっています。
こうした状況を受け、日本でも、「みずほ銀行」、「三菱UFJ銀行」、「三井住友銀行」、「りそな銀行」、「埼玉りそな銀行」の都市銀行5行が「株式会社ことら」を2021年7月に設立し、サービスを開始しました。
ことら送金の「ことら」という名前は、少額の送金という意味の「小口トランスファー」に由来します。英語では"COTRA"と記載しますが、これは、“Cooperative Transfer(協力的な送金)”の頭文字にかけているそうです。
冒頭、「対応するアプリをスマホにインストール」と書きましたが、「ことら送金専用アプリ」があるというわけではありません。
「三井住友銀行」、「SBI新生銀行」や「みんなの銀行」などの銀行専用アプリや、「BankPay」「J-Coin Pay」といったスマホ決済アプリにことら送金が実装されており、これらのアプリを利用して送金します。
相手の口座番号を指定して送金する場合は、送金の相手方はアプリのインストールは不要ですが、携帯電話番号やメールアドレスで送金する場合は、相手方も対応するアプリのどれかをインストールし、携帯電話番号やメールアドレスでの受取設定しておく必要があります。
ことら送金は、2022年10月のサービス開始当初、対応する金融機関は20行にとどまっていましたが、2024年7月時点では288の金融機関にまで急拡大しています。
ポイ活に欠かせない振込手数料の無料化
銀行を利用した「銀行ポイ活」をする上で、重要になるのが「振込手数料の無料回数」です。一部の銀行では、振込回数に応じてポイント付与やキャッシュバックを行うサービスがあります。その代表的な銀行の一つが、住信SBIネット銀行Vポイント支店や同じく第一生命支店なのです。
こうした銀行を利用して、ポイントなどを獲得したい「ポイ活民」にとっては、一回でも多く「振込手数料の無料回数」がほしいわけです。
ただし、こうしたポイントなどの獲得条件としての振込には、「通常の銀行振込」のみが対象とされており、「ことら送金」などの他の送金は除外されています。
それでも、ポイ活民にとっては、ポイ活のために振り込んだ資金を元の口座に戻すため、あるいは、ポイ活以外で必要となる送金を補完する手段として、無料の「ことら送金」は重要な役割を果たすわけです。
住信SBIネット銀行の発表内容
住信SBIネット銀行のプレスリリース「ことら送金の取扱い開始時期について」の内容は、以下のとおりです。
ことら送金の取扱い開始時期について
ことら送金が便利な3つのポイント
何度でも手数料無料
電話番号やメールアドレスを使って送金
メッセージを添えられる
住信SBIネット銀行株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長(CEO):円山 法昭、以下「住信SBIネット銀行」)は、お客さまからのご要望にお応えして、8月下旬(予定)よりことら送金※に対応いたします。ことら送金なら何度でも送金手数料無料で365日24時間リアルタイムに送金できます。(住信SBIネット銀行公式サイトより)
内容をみると、「8月下旬(予定)よりことら送金に対応」ということと、ことら送金のしくみに関しての一般的な説明が書かれているだけです。
ポイ活民が気になるところは、銀行ポイ活でよく利用する「Vポイント支店」、「第一生命支店」、「JAL支店」などでもことら送金に対応してくれるのかということです。
というのも、これらの支店は、住信SBIネット銀行の通常支店ではなく、提携支店と呼ばれているものです。通常支店名には、「イチゴ支店」や「レモン支店」などフルーツの名前が入っていますが、提携支店名には、提携企業の名前が入っています。
提携支店には、ATM・振込手数料無料やポイント付与などの独自のサービス・特典があり、一般的に通常支店のサービス・特典は利用できません。
したがって、住信SBIネット銀行が、このような発表を行ったからといって、提携支店でも利用できるという話ではないのです。
おそらく、この件に関しては、今後、住信SBIネット銀行のほうからなんらかの発表が行われるように思われます。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
今回は、住信SBIネット銀行で利用可能になる「ことら送金」とはどういうものか、どうしてポイ活民がこの件に関して関心があるのかなどを解説しました。
小口送金を無料で行える「ことら送金」は、ポイ活民に限らず、うれしいサービスです。このサービスがもっと多くの金融機関で利用できればいいのにと思います。
これまで、ポイ活民に限らず、住信SBIネット銀行の顧客が、こうした小口の送金を無料で行う場合は、同じぐ無料で送金できる「コインプラス(エアウォレット)」を利用するケースが多かったと思います。
しかし、コインプラスは、一日あたり30万円までしか送金できず、登録できる金融機関は全部で40ほどです。しかも、即時送金のことら送金とは異なり、10時以降の送金は翌営業日の着金となります。もし、金曜日の午後に送金すると、着金は翌週の月曜日になってしまいます。
住信SBIネット銀行がことら送金に対応するということは、住信SBIネット銀行の顧客によるコインプラスの利用が減るということを意味します。コインプラスにとっては、厳しい現実が待っているかもしれません。
これまで多くのネット銀行がことら送金には参加せず、コインプラスに参加していましたが、今回の件で、それらのネット銀行(楽天銀行、イオン銀行等)の多くが、ことら送金に対応する流れになれば、多くの利用者としてはメリットになるはずです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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