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こんばんわ。管理人のUncleゆーさん(@UncleYusan)です。
Interactive Brokersで外国株やETFを取引をしている人にとって、衝撃のニュースが入ってきました。
既存の「IBLLC口座」が「IBSJ口座」に移管・集約されることになりました。
IBLLC口座とは、米国証券会社Interactive Brokers (IBKR)の口座で、米国市場をはじめ様々な外国証券市場で外国株・ETFなどの外国商品を取引でき、米国法令の適用を受けます。
一方、IBSJ口座は、IBKRの子会社で、日本法人のインタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社(IB証券)の口座で、日本国内商品を取引でき、国内法令の適用を受けます。
IBLLC口座は、日本の証券会社で扱っている銘柄よりもはるかに多くの海外株やETFを取引できます。
また、日本の証券会社では取扱いが少ない外国株のオプション取引、空売り、DRIPなどにも対応しています。
国内口座であるIBSJ口座に移管・集約されることで、こうしたメリットがどうなるのか非常に気になるところです。
今回は、IB証券のIBLLC口座がIBSJ口座に移管・集約されることについて解説します。
IB証券が公表している内容
IB証券のウエッブサイトには、「Interactive Brokers LLCからインタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社への 口座移管『お手続き等のご案内』」という案内文書が掲示されています。
案内文書は、こちらからご覧いただけます。
この文書のポイントは、次のとおりです。
- 現在IBLLCが提供している口座、商品およびサービスのすべてをIBSJが提供することとなる。
- 2023年2月1日から手続きを開始する予定。
- IBSJへの移管に同意しない場合、口座移管期間終了後はIBLLC口座のサービス及び商品の提供等を受けることができない。(強制解約される可能性あり)
- 2023年4月17日までに、移管手続きを行うこと。
- 後日送られるメールに記載されている手順に沿って手続を行うこと。
- IBSJ口座取扱い商品はIBLLC口座よりも限定されているため、保有するポジションの全てを移管することはできない可能性あり。
- IBSJ口座では、移管後の初期段階においては日本円(JPY)のみの取扱い。(資金移動時までに日本円への変換をしておくか、IBSJが口座移管時に任意のレートにて日本円に自動的に変換する)
- 取引や口座管理に使用しているソフトウェア及び現在提供されているテクノロジーに変更はなし。
- IBSJ口座は、株式利回り向上プログラムの提供はなし。
IB証券への問い合わせをしたところ、
「2」と「4」については、段階的に移行を進めるようです。第一陣の対象者には、すでにメールが送られており、その人たちの手続開始時期が、2022年2月1日で、終了期限が4月17日までのようです。
海外株式・ETFのオプション取引や空売りは、現状のIBSJ口座ではできないが、今後可能になるよう現在準備を進めているとのことでした。
※ヘルプデスクに確認したところ、第一陣組は、取引口座タイプが、「キャッシュ」の人だそうです。「マージン」や「ポートフォリオ・マージン」の人は、第2陣以降になります。第2陣以降のスケジュールは現在未定。(2023年4月4日追記)
当面やるべきこと
もし、すでにメールを送られてきているのなら、期限が2カ月ほどしかありませんので、早速、手続きの準備を進める必要があります。
まずは、現在保有する商品を、移管するものと、この機会に清算してしまうものとを整理しなければなりません。
IB証券の説明では、ほとんどの銘柄は移管可能なようですが、他の日本の証券会社で取扱っていないハイリスクなものは移管できない可能性がありますので、それらの確認を行う必要あります。
移管するものが決まれば、移管先をどうするかです。
移管先としては、IBSJ口座以外にも、日本の証券会社のほか、米国の証券会社への移管も可能です。
他の証券会社の移管には、手数料が発生します。また、他の証券会社に移管する場合は、取引手数料などのコストを比較したうえで、慎重に判断することが必要です。
銘柄によっては、Firstrade証券のような米国証券会社への移管を検討しなければならないケースをあるかもしれません。ただ、今回のことからすると、今後、他の米国証券会社の口座開設や維持も難しくなるかもしれません。そのことも考え合わせておく必要があります。
まだ、メールが送られてきていない人がやるべきことは、まず、登録しているメールアドレスが間違っていないか確認することです。
メールアドレスが間違っていると、いくら経ってもメールは送られてきません。
そのうえで、今後、メールをよく確認することです。
メールが送られてくる時期がいつ頃になるのか事前に教えてほしいのですが、IB証券の説明では、現状では決まっていないの一手張りでした。
上記で紹介した、IB証券のウエッブサイトには、適宜新しい情報をアップデートされるそうなので、こちらもチェックしておきましょう。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
今回は、IB証券のIBLLC口座がIBSJ口座に移管・集約されることについて解説しました。
昨年5月ごろ、突然、IBLLC口座の新規申込ができなくなり、いやな予感がしていましたが、ついにIBLLC口座が利用できなくなってしまうとは・・・。
今後の商品やサービス内容に関して、まだまだ不確定なところも多いようですので、IB証券には、IBSJ口座をできる限りIBLLC口座に近づけてもらえるように努力をお願いしたいところです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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