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【2022年12月最新】「おめでとう クロアチア!」といってもサッカーW杯のことではありません。来年1月からユーロ導入、シェンゲン協定参加がはじまる!

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こんばんわ。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。

「おめでとう クロアチア!」といってもサッカーW杯のことではありません。

クロアチアは、来年1月から、念願であった「ユーロ導入」と「シェンゲン協定参加」がはじまります。

クロアチアは、2013年にEUに加盟しましたが、ユーロ導入とシェンゲン協定参加を目指すものの、それらの基準に達することができず、承認が見送られてきました。

しかし、これらの基準をクリアするために厳しい構造改革に10年間にわたり努め、それがようやく結実されることになるわけです。

そこで、今回は、「ユーロ導入」と「シェンゲン協定参加」によって、クロアチアを訪れる日本人旅行者にどのような影響があるのか解説します。

90日ルールの対象になる

以前は、クロアチアは EU の一部でしたが、「シェンゲン圏」ではありませんでした。

シェンゲン圏とは、1985年に署名されたシェンゲン協定が適用されるヨーロッパの26の国の領域のことです。

シェンゲン協定とは、1985年にルクセンブルクのシェンゲンで調印された制度で、主にEU諸国の国々での国境管理を廃止または簡略化について定めた協定です。

シェンゲン協定が導入されたことで「シェンゲンビザ」と呼ばれるEU諸国共通のビザが発行されることとなり、現在でもシェンゲン協定の加盟国へ渡航する際はシェンゲンビザの取得が必要となっております。

現在、日本国籍者であればビザ免除協定が結ばれているため、シェンゲンビザを取得していなくてもパスポートのみで旅行をすることができます。

ただし、観光客としてシェンゲン圏で過ごすことができるのは、「180 日のうち 最長90 日」というルールがあります。

これは、1年の約半分である180日間は、シェンゲン圏の滞在が認められますが、一度の渡航につき滞在が認められる期間は最長で90日以内とするというものです。

つまり、一度の渡航で最長90日間の滞在は可能ですが、その場合は向こう90日はシェンゲン圏への滞在は許可されないことを意味します。

クロアチアは、これまでシェンゲン圏ではなかったため、日本人はビザなしで最大 90 日間クロアチアで過ごすことができました。

ビザを取得しない、ヨーロッパ長期旅行者にとっては、これまで、シェンゲン圏に90日間滞在した後、この90日ルールが明けるのを待つ間滞在する地として、クロアチアは人気の場所でした。

しかし、クロアチアがシェンゲン圏に加盟すると、こうした移動・滞在が不可能になります。

他のシェンゲン圏から入国する際、パスポート提示は不要

クロアチアがシェンゲン圏に加盟したことで、一旦シェンゲン圏に入国してしまえば、クロアチアと他のすべてのシェンゲン圏諸国間の旅行が、あたかも国内旅行のように自由にできます。

クロアチアとシェンゲン圏に加盟している近隣のイタリア、スロベニア、ハンガリーとの間の国境が実質撤廃されることになります。

クロアチアから飛び地の「ドゥブロヴニク」に行くには、これまでシェンゲン圏外のボスニア・ヘルツェゴビナの領内に入らないといけませんでした。

これが、これまでクロアチアがシェンゲン圏に加盟できなかった主な理由でした。

しかし、ドゥブロヴニクとクロアチアの他の地域を結ぶ新しい橋が建設され、ボスニア・ヘルツェゴビナの国境を越えずに行くことができるようになりました。

物価が上昇する可能性がある

ユーロ導入の影響では、ありませんが、来年、クロアチアの物価が上昇すると予想されています。

これまでもクロアチアは、観光のホットスポットに成長したため、物価は過去10年間で20%ほど上昇しています。

クロアチアも、世界中の多くの国と同様に、2022 年には急激なインフレを経験していますが、アクセスしやすい旅行先になることと相まって、2023 年には物価がさらに上昇する可能性があります。

 ヨーロッパ=シェンゲン圏、ユーロ圏ではない

クロアチアは承認されましたが、EU 加盟国であるブルガリアとルーマニアは、不法移民の懸念によりシェンゲン圏への参加が認められていません。

また、この 2 か国は、条件をクリアできず、まだユーロを導入していません。

さらに、デンマーク、スウェーデン、チェコ共和国、ハンガリー、ポーランドでは、国内事情により、ユーロ導入には消極的で独自の通貨を使用しています。

ブルガリアとルーマニアと違い、ユーロはすでに導入しているが、シェンゲン圏への参加していない、EU加盟国としては、アイルランドとキプロスがあげられます。

なお、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、モンテネグロ、北マケドニア、アルバニアなどのヨーロッパ諸国は、EU またはシェンゲン圏加盟国ではありません。

今のところ、ヨーロッパ長期旅行者にとって、これらのシェンゲン圏非加盟国が、90日ルールの「リセット」されるのを待っている間に行くのに適した場所と言えます。

まとめ

今回の記事は、いかがでしたでしょうか?

今回は、来年1月から始まる「ユーロ導入」と「シェンゲン協定参加」によって、クロアチアを訪れる日本人旅行者にどのような影響があるのか解説しました。

クロアチアは美しいアドリア海とその沿岸の古い町並みが魅力の観光立国です。ヨーロッパでも治安の良さで知られています。

今回のサッカー杯でも多くの日本人にその名前が知られたクロアチアですが、この機会に訪れてみてはいかがでしょうか?

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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