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こんばんわ。管理人のUncleゆーさん(@UncleYusan)です。
昨日8月24日に、岸田首相が6月1日から入国時の陰性証明書の提示を一定の条件のもと免除すると発表しました。
「ついに、この日がやってきた」という感じです。
入国前の陰性証明書の提示があるため、もし海外旅行をして帰りの検査で「陽性になったらどうしよう」という心配から海外旅行を控えていた人も多いはずです。
これが免除されれば、外国人の入国数の増加という効果だけではなく、日本人が海外旅行をすることに関して、ハードルが一気下がることになると思います。
今回の記事では、今回の発表内容やそれに関連する事柄についてまとめてみました。
岸田首相の発表内容
昨日行わた水際対策に関する発表内容は、次のとおりです。
- 日本への帰国時の出国前検査について9月7日から、出国前72時間以内の陰性検査の代わりに、一定の条件のもとワクチン接種証明の利用を可能にする。(外国人にも適用)
- 一日当たりの入国者数の上限を引き上げることを検討する。
日本政府の一次情報は、こちらをご覧ください。
一定条件とは
陰性証明書を不要となる一定の条件とは、3回のワクチン接種証明書の提示です。
しかもこれには、さらに条件が付されています。
それは、日本政府が承認したワクチンを3回とも接種している必要があります。
WHO(世界保健機構)が承認しているワクチンは、現在、次の11種類あります。
- ファイザー
- モデルナ
- アストロゼネカ
- J&J
- コビシールド
- COVAXIN
- コボバックス
- ヌバキソビット
- シノファーム
- シノバック
- カンシノ (計11種類)
このうち、日本が承認しているのは、上からの8つだけです。
シノファーム、シノバック及びカンシノの3つの中華系ワクチンは対象外ということになります。
したがって、例え3回ワクチンを接種していたとしても、中華系のワクチンが1回でも含まれていれば、陰性証明書の免除の適用を受けることができないことになります。
3回のワクチン接種を求める国はほとんどない
9月7日から実施する「3回のワクチン接種証明書の提示」をもって72時間前の陰性証明書提示の免除ですが、そもそも「3回のワクチン接種証明書の提示」を求めている国は、ほとんどありません。
ヨーロッパのほとんどの国では、入国条件をほぼ撤廃しており、オランダやスペインなどほんの一部の国以外はワクチン接種を入国条件とはしておりません。
米国やアジアなどの国々でも、ワクチン接種を入国条件としているのは、2回まででOKとしているところがほとんどです。
何時から適用になるのか
陰性証明書の提示が免除されるのは、9月7日の何時になるかは、正式には、まだ発表されていません。
この点、9月7日までに日本政府から発表されるはずですが、過去のケースからすると、日本に到着する時間が9月7日午前0時から適用とされるのではないかと思われます。
9月7日前後に日本に帰国される人は、この点要注意です。
該当する人は、政府発表の1次情報でしっかり確認をしましょう。
また、おそらく、航空会社への周知などの徹底が図られず、航空会社のカウンター等で混乱が生じる可能性があります。
航空会社に事前に確認するなど各自対策を行っておく必要があります。
入国上限・ビザ免除について
入国上限・ビザ免除については、今回の発表の中で言及がありませんでした。
「入国上限」については、一日あたり5万人に緩和する方向で検討しているとの報道があります。
現在、一日あたり2万人ですので、5万人は倍以上ということになりますが、パンデミック前は10万人以上でしたので、これと比較すると半分以下ということになります。
5月に岸田首相が「主要7カ国(G7)諸国並みに円滑な入国が可能となるようさらに緩和していく」と以前に表明しましたが、それから遅々として進んでいません。
諸外国の多くでは、入国者上限数の撤廃やビザ免除を行っています。
そうした取り組みもあり、東南アジアでは、マレーシアでは2022年秋頃、インドネシアでは2023年初、タイとベトナムでは2023年央に、入国者数がコロナ禍前の水準に戻る見込みだそうです。
岸田首相が「主要7カ国(G7)諸国並みに円滑な入国が可能となるようさらに緩和していく」と表明したことについては、こちらの記事をご覧ください。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
今回は、昨日、岸田首相が、入国時の陰性証明書の免除を一定条件もと免除をすることを発表したことについて、まとめました。
「G7並みの緩和」というのは、依然「まったくの期待外れ」となっています。
歴史的な円安で、今こそインバウンドで消費を取り込み、経済を回復させる絶好のチャンスであるにも関わらず、とても残念です。
多くの外国人が日本の文化、食、街、歴史などに強い関心を持ってもらっているのに、このままの状態が続けばその関心もいずれ薄れ、入国規制を緩和をしても以前のように日本にやってきてくれる外国人はいなくなるのではないかと心配です、
また、日本人の多くがパンデミック後、海外旅行に行く機会を失っていますが、これにより海外の人々や文化などに直接触れる機会を失っています。
こうしたことが長期間続くことによる個人や社会への影響も懸念されます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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