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こんばんわ。管理人のUncleゆーさん(@UncleYusan)です。
日本政府は、6月1日から各国・地域での新型コロナウイルスの流行状況や、日本への流入状況などのリスク評価やワクチンの有効性を踏まえて3つのグループに分け、水際措置を大きく緩和することは、以前お伝えしたところです。
3つのグループの国・地域も決まり、検疫の運用も変更になっています。
今回の記事では、日本入国・帰国時の検疫状況をアップデートします。
国・地域の区分
国・地域の区分は、次の表のとおりです。
最もリスクが低い「青」区分の国・地域(98か国・地域)としては、
- 米国
- 英国
- ドイツ
- フランス
- イタリア
- カナダ
- オーストラリア
- シンガポール
- タイ
- マレーシア
- インドネシア
- フィリピン
- 台湾
- 香港
- アラブ首長国連邦 などが入っています。
「黄」区分の国・地域(99か国・地域)としては、
- インド
- ベトナム
- モルディブ
- キューバ
- ペルー
- ポルトガル
- キプロス
- マルタ
- エジプト などが入っています。
「赤」区分の国・地域(4か国・地域)は、
- パキスタン
- フィジー
- アルバニア
- シエラレオネ です。
いずれの区分においては、渡航前のPCR検査等はこれまでどおり必要になります。
「青」区分からの入国者・帰国者は、ワクチン接種の有無にかかわらず、入国時の検査、待機とも不要です。
「黄」区分からの入国者・帰国者は、ワクチン3回接種をしていれば、「青」と同じ取扱いとなり、入国時の検査、待機とも不要です。(未接種者はそれぞれ必要)
「赤」区分からの入国者・帰国者は、ワクチン接種の有無にかかわらず、入国時の検査、待機は必要です。
求められる待機は、原則として7日間の自宅などでの待機です。
ただし、入国後3日目以降に自主的に受けた検査結果が陰性であれば、以降の待機は不要になります。
入国までのプロセス
入国時の検査がない場合、大まかな入国までのプロセスは、次のとおりです。
- 飛行機ゲート着
- QRコードチェックポイント通過(QRコードを提示し、青紙GETする)
- 検疫ブース通過(パスポート提示、QRコード読み取り)
- 入国審査通過
- 預け荷物ターンテーブルで荷物の受取
- 税関電子申告
- 入国出口着
検疫ブース付近では、複数回、MySOSのQRコードの確認があります。
いちいちMy sos アプリからQRコード画面を立ち上げるのが面倒くさいと思われる場合、QRコード画面をスクリーンショットに撮っておきましょう。
降機から到着出口までの時間が短縮
羽田・成田・関空ともに、ファストトラックの利用で、入国検査が不要なら、降機から到着出口までの時間は、30分前後まで短縮されているようです。
ただし、到着する便が多い、平日夕方や土日などにおいては、検疫の混乱を避けるため、飛行機着陸後機内で待機させられるケースも依然あるようです。
今後、入国上限者数が増えると、状況が変わる可能性がありますので注意が必要です。
各空港の入国に要する時間の直近状況を知りたい場合は、以下のハイヤ会社のサイトや週末海外ノマド「ダイスケ」のコメント欄を参考にするのをおすすめします。
narita.airport-taxi.soushin-ichiba.jp
出国前検査は引き続き必要
岸田首相が「主要7カ国(G7)諸国並みに円滑な入国が可能となるようさらに緩和していく」と表明していたので、「出国前検査」は廃止されるものだと思っておりましたが、残念ながら今回は見送られました。
G7の中で「出国前検査」を行っているのは、唯一「米国」だけです。
にもかかわらず、「出国前検査」を引き続き求めるというのは、果たしてこれで「G7並み」と言えるのか甚だ疑問です。
今回のこの決定からも「出国前検査」の廃止については、日本政府はかなり慎重であり、入国制限者数枠が続く限り、なかなか廃止にならないのではないかと思われます。
今後の、入国緩和のポイントは、「出国前検査」がいつなくなるかです。
これがなくなれば、外国旅行のハードルがさらに一気に低くなります。
G7の検疫措置については、こちらの記事をご覧ください。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
今回は、日本入国・帰国時の検疫状況をアップデートしました。
6月1日から開始した新たな入国緩和措置により、入国・帰国者の大半が、入国時の検査が不要になったため、現状、検疫にかかる時間が30分前後と大幅に短縮されています。
ただし、今後の入国者数上限の見直しや3区分の見直し等により検疫にかかる時間も変わる可能性があるので、注意が必要です。
3区分についてもそれぞれの国・地域の感染状況等により今後変更される可能性があるので、随時、厚生労働省や外務省のHPの一次情報を確認する必要があります。
この件には今後も注視し、新たな動きがあればブログで取り上げたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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