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こんばんわ。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
2022年6月1日に、ソニー銀行が、Sony Bank WALLETからRevolutへのチャージに関して
回数制限を行うことを発表しました。
そこで、今回の記事では、この件について解説します。
ソニー銀行からの発表
6月1日11時に、ソニー銀行から次のようなメールが届きました。
同様の内容が、ソニー銀行のホームページにも掲載されていました。
内容は、Sony Bank WALLET の国内ショッピングについて、2022年9月1日(木)より一部Visa加盟店におけるご利用回数の制限を行うというのです。
一部加盟店というのが、Revolutのことです。
9月1日からは、30日ごとに1回しか利用できなくなります。
つまり、Sony Bank WALLETからRevolutのアカウントへの入金が、今後、30日ごとに1回しかできなくなるということです。
なぜ回数制限を行うのか
ソニー銀行のSony Walletなら、ソニー銀行口座の月末残高が300万円以上のシルバーステージの条件を満たせば、1%のキャッシュバックを受けることができます。
ソニー銀行の口座からデビットカードでRevolutにチャージし、その資金をソニー銀行の口座に戻すことを繰り返せば無限に1%のキャッシュバックを受けることができます。
この一連の行為のことを「ぐるぐる」と呼んでいます。
実際には、ソニー銀行の場合、キャッシュバック金額にも、上限が付されていますので、無限にキャッシュバックされるというわけではありませんが、上限金額まではキャッシュバックを受けるこができます。
キャッシュバックという特典は、Sony Bank WALLETの利用者やソニー銀行の口座開設者を増やすためのマーケティング戦略の一環として行われているわけです。
一方、このキャッシュバックの金額が増えるということは、それだけコストが増えるということです。
利用者や口座開設者が増えず、キャッシュバックの経費だけが増えていく状況は、サービス提供者側としては、絶対に避けなければなりません。
なぜソニー銀行側から制限を実施するのか
デビットカードの利用に対する、こうしたキャッシュバックやのポイント付与の原資になるのは、加盟店がデビットカード会社に対して支払う手数料です。
つまり、今回のケースでいうと、加盟店であるRevolutが支払う手数料です。
通常、加盟店が支払う手数料は、決済料金に対して3%程度かかると言わています。
したがって、決済額増えれば増えるほどRevolutが支払手数料も増えます。
一方、Revolutが現在行っているサービスは、利用者を獲得するため、両替や送金など無料のものが多く、利用者から得られる収益も必ずしも大きいわけではありません。
こうした状況で、「ぐるぐる」により、デビットカード利用の支払い手数料だけがどんどん増えてしまう状況は回避しなければなりません。
そこで、Revolutは、その対策として、2022年4月25日から、次のような措置を講じました。
- 無料国内送金枠の金額枠 月額100万円(新設)
- 無料国内送金枠の使用後の手数料 1回の送金取引につき220円→送金金額の2%
この措置により、実質月額100万円までしか「ぐるぐる」ができないようにしました。
つまりSony Bank WALLETを利用してRevolutに入金する場合、ステージなしの利用者ならキャッシュバックは、月5,000円(0.5%)までしかもらえないことになりました。
もし仮にキャッシュバックの経費をすべて加盟店であるRevolutに転嫁できるのなら、ソニー銀行側は今回のように制限を行う必要はありません。
恐らく、キャッシュバックの経費の一部は、ソニー銀行でも負担しているためだと推測できます。
今回、回数制限を行った理由については、ソニー銀行から発表はありませんでしたので、この点は、推測でしかありません。
Revolutの国内振込に関するルールの変更は、こちらの記事をご覧ください。
今回の措置でキャッシュバックはどうなるか
今回、ソニー銀行が発表した、Sony Bank WALLETからRevolutへのチャージが月1回に制限されることになります。
Revolutで、Sony Bank WALLETから1回あたりチャージできる上限額は、通常、50万円までとなります。(上限額については、利用実績等により変わります)
したがって、「ステージなし」の場合だと、これまで最大5,000円もらえていたキャッシュバックが、2022年9月1日からは最大2,500円となります。
1%のキャッシュバックが受けることができる「シルバーステージ」の場合だと、これまで最大10,000円もらえていたキャッシュバックが、2022年9月1日からは最大5,000円となります。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
今回は、Sony Bank WALLETからRevolutへのチャージに関して、2022年9月1日から回数制限が行われることについて解説しました。
すでに1回チャージしてしまえば、例え、急に海外送金する必要でき、新たにチャージしようとしても1カ月待たなくてはなりません。
このように、Revolutの利用者としては、回数制限がされることは不便になるということなので、とても残念なことです。
しかし、サービス提供者からすると、これもやむを得ない措置だと言えます。
利用者としても、その利用においては節度が求められると思います。
度を越した使い方をする人がいると、結局は、今回のように利便性を損なう措置が講じられ、多くの利用者にとってマイナスとなってしまいます。
今回の件で、そうしたことを改めて考えさせられました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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Revolutのアカウント開設については、こちらの記事をご覧ください。