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こんばんわ。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
海外からの日本入国時の待機ルールが、3月1日から大きく変わったことを以前の記事でお伝えしました。
新ルールの「目玉」の一つは、指定国意外の国からの入国なら入国時の検疫検査で「陰性」なら「隔離なし」になります。
しかし、最近、入国時の検疫検査で「陽性」や「濃厚接触者」となるケースが増加しているようです。
そこで今回の記事では、このことについて解説します。
2022年3月1日からの水際対策の緩和については、こちらの記事をご覧ください。
厚生労働省の注意喚起
厚生労働省のHPに掲載されている「水際対策に係る新たな措置について」が、2022年3月25日に更新されました。
その中で、新たに次のような注意喚起が記載されています。
「オミクロン株の流行に伴い、出国前72時間以内の検査結果が陰性であっても、入国時の検疫検査で「陽性」となるケースが増加しています。」という内容です。
HPから「空港検疫所における滞在国・地域ごとの検査実績(直近4週間)」のデータをダウンロードすることができます。www.mhlw.go.jp
https://www.mhlw.go.jp/content/000915157.xlsx
これをみる限りでは、陽性率は減少傾向にあるようですが、陽性者数は確かに増えています。
陽性率は滞在国によってかなり異なっており、直近3/6~3/12間のデータをみると、ベトナムからの入国者については、なんと陽性率が10%でした。
つまり、10人に1人は陽性だったということです。
ベトナムは、3月15日から2年ぶりに日本を含む13か国を対象にビザなしでの観光客の受入れ(最大15日間滞在可能)を再開したばかりですが、この数字をみてしまうと旅行に行こうという気にはならないように思います。
検疫検査で陽性だった場合
万一、入国時の検疫検査で「陽性」になれば、下の図のように、症状の有無に応じて必要な期間、指定施設での「隔離」となります。
厚生労働省資料
自主待機なしのはずが、自主待機となるケースが多発
指定国以外の入国者(3回目接種済)が入国時の検疫検査で「陰性」と判定されれば、「待機期間・行動制限はなし」となります。
(指定国については、過去の記事を参照してください。)
つまり、ワクチン3回目接種をしていれば、入国時の検査で「陰性」と判定されれば待機期間は「不要」となり、到着後は制約なしで自由に行動することができます。
ところが、実際は、検疫検査が「陰性」でも自主待機になるケースが多発しています。
というのは、たとえ自分は陰性でも飛行機の座席付近の人が陽性になった場合、濃厚接触者の認定を受けることがあるからです。
座席付近とは、具体的には、前後2列の座席を指します。
自分の席の前後2列に座っていた乗客が陽性だった場合、濃厚接触者になってしまうのです。
通常、濃厚接触者になった場合、帰国日の翌日、最寄りの保健所から連絡が本人にあります。
濃厚接触者になると、自主待機を行わなければなりません。
その場合の自主待機期間は、陽性者がオミクロン株なら7日間(帰国日を除く)、オミクロン株以外なら14日間です。
検査で陰性となり、晴れて自由の身にと思っていたのに、一転最大14日の隔離となるわけです。
その間、予定していたスケジュールが一切キャンセルになってしまいます。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
3月1日から待機ルールと対象国を大幅に見直され、3回目の接収と指定国以外からの入国という条件をクリアできれば、「自主待機なし」となりました。
これなら海外旅行に行けると思われた方も多いと思います。
しかし、現実には、入国時の検疫検査で「陽性」になってしまったり、あるいは「濃厚接触者」となってしまい、自主待機を余儀なくされるケースが多いと聞きます。
海外旅行を検討している方は、このようなリスクを念頭に入れておく必要があります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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