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こんばんわ。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
2月8日、「SPGアメックスカード(以下SPGアメックス)」の新規入会が2月23日をもって停止し、「Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード(以下Marriott Bonvoyアメックス)」の募集が2月24日から開始することが発表されました!
本国アメリカでは、2019年からMarriott Bonvoyアメックス切り替わっていましたが、日本では「SPGアメックス」がその後も継続していました。
これまでも近々日本でも切り替わるとの噂がネット上で流れていましたが、ついにそれが現実になってしまいました。
「SPGアメックス」は、年会費は高額なものの、旅行大好きな人にとっては、それをはるかに上回る特典、価値のある「神カード」として知られており、このブログでも紹介してきたところです。
新しいカードは、改良点もありますが、年会費や特典面で大幅な改悪点があり、更新すべきか悩まれる人も多いかと思います。
そこで、今回の記事では、両者の違いを解説するとともに、それらを踏まえて、更新すべきか、解約すべきかを検討したいと思います。
なお、新しいく切り替わるカードには、「Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード(プレミアムカード)」と「Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・カード(ノーマルカード)」がありますが、SPGアメックスの後継は、あくまでプレミアムカードであることから、今回の記事では割愛します。
記事で使用する「Marriott Bonvoyアメックス」とは、プレミアムカードのことです。
両カードの比較
「SPGアメックス」と「Marriott Bonvoyアメックス」の基本情報(年会費、ポイント)と特典は、次のとおりです。
改良点と改悪点
SPGアメックスと比較した場合、Marriott Bonvoyアメックスの改良点と改悪点は次のとおりです。
改良点
- 年400万円以上利用でプラチナエリート(ゴールドエリートは自動付与)
- 15泊分の宿泊実績
- 特定ホテル2連泊以上の宿泊で100ドル相当のプロパティクレジット
- 家族カード1枚の年会費が無料
- スマホ修理保険 最大3万円
- 手荷物無料宅配サービスに羽田空港が追加
- 無料宿泊特典に手持ちポイントを加えて65,000ポイントのホテルまで宿泊可能
改悪点
- 年会費15,400円アップ
- 無料宿泊に条件追加(年150万円以上の決済)
- 旅行保険が自動付帯から利用付帯にダウングレード
既存ホルダーの新カードへの切り替え時期
「SPGアメックス」の既存ホルダーは、2022年2月24日以降は「Marriott Bonvoyアメックス」のサービスや特典が適用されます。
カードの有効期限が来るまでは券面は、「SPGアメックス」のままになります。
早くを新カードをゲットしたい方は、アメックスに電話すれば新しいカードに替えてくれます。
また、2022年5月11日以降の請求分から年会費が改定され、49,500円となります。そのため、それまでに更新するか解約するかを決めなければなりません。
検討にあたって知っておくべき前提条件
検討にあたって知っておくべき前提条件として、次の5点があります。
- 無料宿泊の条件は、次回更新時は免除される
- 次回更新時に、ダイニングクーポン1万円分がもらえる
- 付与済みの無料宿泊得点は、カード解約後も利用することができる
- 付与済みのポイントは、カード解約後も利用することができる
- ゴールドステータスは、解約した翌年の1月まで有効
更新すべきかどうかを決める判断基準
「旅行に行かなくなった」とか、「今現在、SPGアメックスにすでに不満を持っている」という人などは、悩むことなく、この機会に「解約」という結論になるかもしれません。
一方、SPGアメックスには満足されている人なら、今回の料金の値上げに見合うだけのサービスや特典が果たして受けられるのか悩むところです。
こうした方々にとって、「Marriott Bonvoyアメックス」に更新するかどうかの判断基準としては、自分の利用状況に照らし合わせて、付加された決済額などの条件がクリアできるかどうか、改善点のメリットが改悪点のデメリットを上回るかという点を確認する必要があります。
ベネフィットのことだけを考えると、絶対更新すべき人は、次のような人です。
- 年400万円(月33万円程度)以上の決済が見込める人
- 年150万円(月12.5万円)以上の決済が見込め、家族カード1枚発行予定の人
上記の人は、新カードへの更新により、年会費の値上がり以上のベネフィットを享受できることが間違いないからです。
次に、とりあえず次回の更新時には、「更新」をして、その後については再検討すべき人は次のとおりです。
- 家族カード1枚を発行する予定の人
- 決済が年間100万円以上が見込め人
次回の更新に関しては、①無料宿泊券の条件付加が免除されること、②ダイニングクーポン(1万円分)が付与されることやポイント還元率やマイル交換レートがよいことを考え合わせると、ほぼ年会費増加分をカバーしつつ現行のSPGアメックス以上のサービス・特典を受けることができるからです。
上記以外の人は、
年会費の差額(15,400円)ー ダイニングクーポン(10,000円)=5,400円
以上の価値が、今回の改良点やポイント還元率・マイル交換レートのよさにあれば、「とりあえず次回は更新」という結論になるのではないでしょうか。
ただし、さらにその次の更新に際しては、無料宿泊券の条件が付加されることやダイニングクーポンの付与がありませんから、改めてその時の利用状況等をみて再検討する必要があります。
解約手続
「解約」と判断された方は、次回更新時までに手続を行わなければなりません。
解約は、アメックスに電話をして手続きを行います。
連絡先は、次のとおりです。
電話番号 0120-010-120 (フリーダイヤル)
営業時間 9:00〜17:00(土日祝 休み)
*音声ガイダンスによる解約は、365日24時間可能
電話をかける際は、SPGアメックスを手元に用意して電話をしましょう。
(本人確認のため認証コードの回答が必要)
「オペレーターについないで解約を伝える方法」と「音声ガイダンスで解約する方法」がありますが、解約に伴う手続きの流れや注意点に関する説明があったり、疑問点なども聞けるので、オペレーターによる解約を選択することをおススメします。
オペレーターに解約を申し出た際、慰留がありますが、年間の決済金額の多い人には、別途ポイント付与の提示がある場合があります。
これもオペレーターによる解約をオススメする理由です。
解約に際しての注意点
解約に際しての注意点は、次のとおりです。
- 年会費請求日の前日までに解約すること
- 更新月の2カ月前までにSPGアメックスの利用をやめ、別のカードで決済
年会費請求日(明細書作成日)の前日までに解約すること
年会費請求日(明細書作成日の前日までにアメックスに解約の連絡をしなければ、新しいカードの年会費が請求されます。
例えば、次回請求日が8月18日の場合、前日の8月17日が解約期限となります。
年会費請求日については、事前にアメックスに連絡をして確認しておきましょう。
更新月の2カ月前までにSPGアメックスの利用をやめる
カードの解約後に利用データにはポイントがつきません。
加盟店からアメックスに利用データが届き、ポイントが付与されるまでに最大2カ月はかかります。
光熱費などは加盟店側からアメックス側へデータ反映が遅いこともあり、カードを解約をした後にに届いたカード利用分については、ポイント加算がされずじまになります。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
あるSNSでのアンケート調査によると、SPGアメックスの廃止について、8割以上の人が「改悪」と取られえているようです。
私は、とりあえず、次回については、「更新」しようかと考えています。
今回の記事の内容が、お役に立てたのなら嬉しいです。
SPGアメックスに関する過去の記事は、こちらです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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