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こんばんわ。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
オプション取引は、コール、プット、買い、売り、様々なスタンスを取ることが可能で、かつ市場に応じて使い分けることによって勝率の高いトレードを繰り返したり、リスクを抑えながら大きなリターンを狙ったりと、魅力的な選択肢になりえます。
このようなオプション取引ですが、日本のオプション市場は、まだまだ個人投資家の認知度が低く、市場も整備されていません。
実質的に個人投資家がネット証券会社を通じて自由に取引できる流動性の高い銘柄は、大阪取引所の「日経225オプション」、「JGB先物オプション」ぐらいです。
一方、米国のオプション市場は、「現物オプション」「先物オプション」の2つに大きく分類され、あらゆる原資産に対してオプション取引を行うことができます。
「透明性」「流動性」「自由度」すべてにおいて世界最高の投資環境が整っています。
しかし残念ながら、米国のオプション市場での取引は、SBI証券や楽天証券などの日本の証券会社では対応していません。
そこで、今回の記事では、オプション取引の魅力とともに、どうすれば米国のオプション市場で取引ができるのか解説します。
オプション取引とは
オプション取引とは、将来の決められた期日(満期日)に、あらかじめ決められた価格(権利行使価格)で、原資産を買い付ける、または、売り付ける「権利」(オプション)を売買する取引です。
原資産を「買う」権利をコールオプションと呼び、「売る」権利をプットオプションと呼びます。
オプションは「権利」なので、「行使せずに放棄する」という選択ができます。
この場合、損失はオプションを購入した費用分だけが損失になります。
この「コール」「プット」の買いと売りは一つの投資商品に対するポジション(「買い:ロング」と「売り:ショート」)ではなく、それぞれのコールオプション、プットオプションに対して、「買い」と「売り」が存在します。
オプション取引の魅力
損失限定
オプションの買い手は自分の有利なときにだけ権利を行使することができます。つまり、自分の予想と反対に価格が動いてしまった場合には、権利を放棄することによってその損失をオプションを買い付けるために支払った金額(オプション料=プレミアム)に限定できます。
ヘッジ手段
保有株式の値下がりリスクや購入予定株式の値上がりリスクに対するヘッジ手段として有効です。
少ない資金から取引できる
オプションの買い手は、プレミアムの金額だけで、売り手は証拠金だけで取引に参加できます。
資金効率のアップ
相場が動かないときでも、売り建てることによって利益を出すことが出来ます。
価格変動の方向が予想とは逆の方向に動いたとしてもその値幅が少なければトータルではオプション料との差額分だけ売り手側が勝つというケースもあります。
相場の動きが小さければ、勝率が高いのは売りポジションの方です。
多彩な投資が可能
先物と組み合わせる、あるいはオプション同士の組み合わせでさまざまな相場環境に合わせた投資が可能です。
オプション取引のリスク
オプション取引は売買手数料を除くと一方の利益が一方の損失になるゼロサムゲームのため、一方のメリットは、そのまま他方のデメリットになります。
買い手が理論上無限大のリターンを期待できるということは、売り手側は理論上無限大の損失を被るリスクを抱えています。
次に、買い手の損益分岐点は「値動きなし」ではなく、売り手に払った手数料を上回る差額が出た時点です。
したがって、値動きの方向性を読めていたとしても変動幅が小さければ、損失となる可能性があります。
オプション取引を始めるには?
実際にオプション取引を始めるには、証券口座を開き、さらにその中でオプション取引口座の開設をする必要があります。
日本在住者が米国市場のオプション取引ができるのは、Interactive Brokers やFirstradeなどの米国証券会社か、サクソバンク証券ということになります。
これらの証券会社は、オプション取引の申し込みについては、ホームページから行うことができますが、Interactive Brokersのように、一定の経験年数がなければ取引ができないところもあります。
サクソバンクは、米国証券会社2社にくらべると、手数料が高く、Webサイトやアプリを使いにくいのであまりおすすめできません、
オプション取引を試しにやってみたいというのなら、Firstradeをおすすめします。
次回は、Firstradeでオプション取引の始め方について説明します。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
米国では、個人投資家は、株取引と同様、普通にオプション取引を行っていますが、日本では、あまり取引は行われていません。
うまく利用することで、投資効率が格段にあがり、収益をしっかりと確保することができます。
オプション取引を始める前に読むべきおススメの書籍は、こちらです。
最後に、初心者には、以下の動画は、日本のオプション市場に対するものですが、オプション取引をわかりやすく、丁寧に解説しているので、紹介しておきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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