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【2021年最新版!】Interactive Brokers モバイルアプリ"IBKR Mobile”を使った取引のやり方

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この記事は、3分で読めます。

こんばんわ。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。

Interactive Brokers(IB)は、世界33カ国の株式、ETF、先物、オプション、債券、金利、23種の外国為替、CFDを単一口座から取引出来き、Barron’sが選ぶベストオンラインブローカーに10年連続で選出された世界有数の米国証券会社です。

日本法人もあり、日本在住者でも口座開設ができ、世界中の株式やETFなどを直接売買できます。

ただし、日本語サポートもあるのですが、取引ツールのマニュアルやビデオが英語で、しかも更新されていないものが多いのが難点です。

「こんなのが無料で使えるの!?」と思えるほど素晴らしい取引ツールがあるにも関わらず、使い方がよく分からず、使いこなせていない口座開設者も多いのはではないでしょうか。

そこで、今回の記事では、取引ツールの中でも、比較的取り扱いが簡単な、モバイルアプリに焦点を絞り、その取引方法について解説します。

IBの詳細については、こちらの記事をご覧ください。

www.ysky.info

 

モバイルアプリの概要

IBのモバイルアプリ”IBKR Mobile”は、Android版、IOS版が用意されており、
Google PlayやApple Storeからダウンロードができます。

IBKR Mobile - Google Play のアプリ

IBKR Mobile - Invest Worldwide on the App Store

IBには、プラットフォームとしては、PCで使う"Trading WorkStation(TWS)"がありますが、こちらは非常に多機能で、高度で複雑な取引ができるのですが、ごく普通の口座開設者にとっては、大変使いづらいものとなっており、そのことは以前の記事でご紹介したところです。

このことについては、こちらの記事をご覧ください。

www.ysky.info

デイトレをされる方以外は、IBKR Mobileのほうが圧倒的に使いやすいのでこちらを使うことをおすすめします。

なぜなら、TWSと違って、IBKR Mobileの方は、日本語でのカスタマイズがされているうえ、直感的に使いやすい仕様になっているからです。

IBKR Mobileで取引を行うには、次の3つのやり方があります。

  • 注文チケット(Order Ticket)
  • 注文ホイール(Order Wheel)
  • Ibot

以下順に説明していきます。

注文チケット(Order Ticket)

体裁としては、3つの中では、日本の証券会社のモバイルアプリの画面に一番近いです。

ただし、注文タイプとしては、成行、ストップ(指値)のほか、ストップリミットなど10の基本タイプに加え、アルゴリズムを使った9のタイプ、計19のタイプから選択することができなど、日本の証券会社のものよりもはるかに高度で複雑な取引ができる仕様になっています。

注文タイプに関しては、別にまとめの記事を後日掲載する予定です。

使い方は次のとおりです。

まずは通常通りログインして、下のメニューから「取引」をタップします。

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次に、「クォート」をタップします。

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検索欄にティッカーを入力し、検索します。

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株式やETFの購入なら、「株式」をタップします。

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すると、次のような画面になります。

この画面のことを「ナビゲーション・メニュー」と呼びます。

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IBの場合、Firstradeのような、空売りの「Short」や空売りの清算「Cover」などのボタンはありません。

つまり、両建てができません

保有中のポジションと反対の注文をした場合は自動的に相殺されます(決済注文となります)。空売りが可能な銘柄で、保有するロングポジション以上の売り注文を行うと、その分が空売り注文になります。

画面の下に「買い」または「売り」とありますので、今回行いたい取引の方をタップします。

すると、次のような画面が現れます。

この画面から、「数量」、「注文タイプ」、「価格」、「有効期限」などを入力していきます。

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発注するにあたっては、「プロフィットティッカー」や「ストップロス」を付属することができます。

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「プロフィットティッカー」とは、資産運用(投資)において、利食いにより利益を確定させる取引(反対売買)をすることです。

「ストップロス」とは、損失を一定範囲にとどめるための損切りにより損失を確定させる取引(反対売買)、つまり逆指値注文のことです。

これらを選択したうえで、下の青い部分を右側にスライドさせれば、発注は完了です。

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注文ホイール(Order Wheel)

「注文ホイール」を使うと、注文価格と数量を素早く入力することができます。

「スプリット・スプレッド注文」や「適応アルゴリズム注文」など高度な注文タイプで発注する際も、これを使うと素早く入力ができます。

注文チケットのナビゲーションメニュー(下の画面)から「ホイール」をタップします。

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すると、次のような画面が現れます。

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「注文ホイール」の画面は、中央の部分に注文の詳細を表示し、向かって左側に「価格」、右側に「数量」の選択が表示されます。

外側のホイールはスクロールでき、値を選択するには、上下にスライドさせます。

価格を選択するには、向かって左の「外側の列(価格)」をタップするか、「内側の列(スプレッドの%)」をタップします。

列の下部にあるアイコンを使用して、相対価格モードを「スプレッドのパーセント」と「プラス/マイナス」に切り替えることができます。

「適応アルゴリズム注文指値注文」を使用するには、「適応アルゴリズム」をタップします。 タップしない場合、注文は単なる「指値注文」となります。

「適応アルゴリズム指値注文」とは、アルゴリズムを使用した注文で、もし買い注文を行う場合、指値の上限・下限を定めたうえで、そのスプレッド内を下限から徐々に上限まで確認していく注文方法です。

例えば、下限が90.00、上限が95.00の場合、90.00から買いスタートして、90.05、90.10・と小刻みに全市場に対して注文を出し、約定するまで徐々に価格を上限まで上げていきます。

向かって右側にある注文数量を選択するには、内側の列の数量をタップするか、書いただけの現金の値をタップします。

これまでの持ち分だけ注文したしたい場合は、「ポジション」をタップします。
注文が完了したら、「買い」または「売り」をタップします。

IBotとの取引

「IBot」は、平易な英語のコマンドを理解するAIを使ったインターフェースです。

話すか英語で文字を入力すると、注文を作成して送信できます。

メニューアイコン(三本線)をタップして、メニューを表示します。

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「IBot」タップして取引します。

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次のような画面が現れます。

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画面下部のAskIBotテキストフィールドに、「Buy 10VOO at 200」などのコマンドを入力します。

ちなみに、今回入力したコマンドは、「VOOを200ドルで10株購入しろ」というものです。

すると、次のような発注確認画面が現れます。

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内容を確認して問題がなければ、スクロールして、下の「Submit Order」をタップします。

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IBotを使えば、取引の発注のほか、アカウントデータの確認、カレンダーイベントの表示、アカウントの変更、資金の管理、チャートの表示、ファンダメンタルズデータの表示などを行うことができます

チャートを表示するには、「Chart one moth VOO」のように、シンボルと期間をIBotに要求するだけです。

まとめ

今回の記事は、いかがでしたでしょうか?

冒頭で、TWSよりもIBKR Mobileの方が使いやすいので、おススメと書きましたが、やれることは、ヘッジファンドが使うような、アルゴリズムやAIを使った複雑で高度な取引が行えます。

このアプリを使いこなすことができれば、資産形成に役立つこと間違いなしです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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