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こんばんわ。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
先日、マレーシアの長期滞在ビザ「MM2H」の大改悪について、お伝えしました。
これを知って、がっかりされた方も多いと思います。
マレーシアのMM2Hをあきらめて、他国のビザを検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、マレーシアには、あまり知られていない別の長期滞在ビザがあり、今それが注目されています。
それが、東マレーシアのサラワク州独自の長期滞在ビザ「S-MM2H」です。
そこで、今回の記事では、このS-MM2Hについて、解説します。
MM2Hの大改悪については、こちらの記事をご覧ください。
S-MM2Hビザとは
東マレーシアのサラワク州が独自に発行している長期滞在ビザのことです。
以前からS-MM2Hビザ自体はあったのですが、マレーシア政府の発行のものではなく、サラワク州独自のものということと、条件面でも取得がMM2Hと比べるとハードルが少し高かったので、日本人にはあまり取得者いませんでした。
ところが、MM2Hがコロナ状況下において新規受付を停止しましたが、S-MM2Hは受付を停止しなかったことにより、このビザに注目が集まるようになりました。
今回のMM2Hの大改悪によりその注目度はさらにアップしました。
このビザが注目される点は、サラワク州独自に発行するビザであるにもかかわらず、マレーシア国内ならどこでも滞在できることです。
サラワク州はどこか
サラワク州は、ボルネオ島北西部の海岸沿いに位置する州で国土の37.5%を占め、マレーシアで一番大きな州になります。
マレーシア国内において独自の自治権を有しており、州外との行き来には入境管理が行われ、マレーシア国民であっても身分証明書が必要になるエリアです。
サラワク州と、クアラルンプールがあるマレー半島は海を挟んで東西に離れているため、移動は空路の利用となります。
・クアラルンプールから:約1時間45分
・シンガポールから:約1時間30分
州都は「クチン」で、猫の街として知られ、コロニアル調やマレー風の建物が建ち並ぶ歴史溢れる街です。
MM2Hと条件の比較
MM2Hとの条件面での比較をしてみました。
見ての通り、S-MM2Hビザの方が圧倒的に条件が緩いです。
経済的条件
MM2HビザとS-MM2Hビザの比較対象となる1番のポイントは経済的証明です。
財産証明で比較すると、S-MM2Hは、夫婦で1/5、単身ならなんと1/10の金額ですみます。
今回のMM2Hの改悪で最もハールドが高くなった月収証明でも、S-MM2Hは、夫婦で1/4、単身なら1/6の金額でクリアすることができます。
その他の条件
S-MM2Hは、30代は、子供の学校入学、40代は不動産購入などが条件となりますので、この点は、MM2Hよりもハードルが高いと言えます。
また、MM2Hビザは、取得後は5年後に原則的に更新が可能となっていますが、S-MM2Hビザは更新期間は、5年+5年となっているため最大10年が設定されている点も注意が必要です。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
MM2Hに代わる、マレーシアへの長期滞在できるビザとして、留学目的でStudentビザを取得したり、マレーシアで起業して就業ビザを取得する方法なども考えられます。
ただし、コスト的には、S-MM2Hよりは、かなり高くついてしまいます。
現状、S-MM2Hの制度改正の話はありませんので、マレーシアへの移住を検討されている方は、このビザの取得を検討されてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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