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こんばんわ。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
今週、私が所有する”Interactive Brokers(以下IB)”の口座で、身に覚えのないETFの買い注文が約定していました。
IBは、日本在住者でも口座開設できる米国証券会社です。
そこで、今回の記事では、どうしてこうしたことが行ったのか、IBからの回答を含めて、ことの顛末についてシェアします。
IBについて詳しく知りたいのなら、こちらの記事をご覧ください。
事実関係
今週月曜日(7月19日)の深夜に、ある株の売却を発注しました。
翌朝、IBのクライアントポータル(個人顧客向けのアカウントサイト)から結果を確認したところ、売却した株以外にも、身に覚えのないETFの買い注文が約定していることを発見しました。
約定していたのは、XLEという銘柄のETFが1株だけでした。
XLEは、エネルギー株のETFで、100株所有しています。
驚いて、すぐさま、サポートセンターに問い合わせのメッセージを送りました。
IBには、チャットの機能があり、これを使えば、リアルタイムに質問の受け答えをしてくれていましたが、最近、顧客からの問い合わせが増えたため、この機能がまったく使えません。
なので、IBへ問い合わせをしたいときは、メッセージセンターから問い合わせのメッセージを入れておくようにしています。そうすれば、ほぼ、その日のうちに回答を返してくれます。記録も残りますので、この方法がおススメです。
その夜、家に帰ってから、クライアントポータルを確認したところ、IBから回答がありました。
内容に目をとおし、「ああこういうことだったのか」と理由がわかり、胸を撫でおろしました。
IBからの回答
IBからの回答は以下のようでした。
(以下の回答文のまま)
平素よりお世話になっております。
お問合せのお取引は、配当⾦の⾃動再投資によって⾏われた取引でございます。
配当⾦再投資は1株未満には対応しておりませんので、実際の配当⾦の⽀払い⽇は6⽉24⽇でございましたが、お受取りいただいた配当⾦額が1株の株価以下でしたのですぐには⾃動再投資されませんでした。
7⽉19⽇にお受取り配当⾦額が株価を超えたので⾃動再投資が⾏われた次第でございます。
クライアントポータルにてステートメントをご確認いただくと、「取引」という項⽬にこちらの注⽂履歴がありまして、⼀番右のコードの項⽬にRと表記されておりますのでこちらも併せてご確認ください。
Rとは「配当の再投資」を指します。コードの詳細につきましては「コード」という項⽬にて説明しております。 (以上)
IBでは、配当の自動再投資というシステムがあります。これは、配当を配当金として受け取るのではなく、その分を同一銘柄に自動で再投資するという制度です。
私は、口座開設の際、”DRIP”と呼ばれる「配当の自動再投資」を選択していたのです。
要は、私が所有しているETFに配当金が付き、私が発注していないにも関わらず、その配当金で、自動で1株発注されたということでした。
IBの回答にあったように、ステートメントを確認してみました。
ステートメントを確認する方法は以下のとおりです。
クライアント・ポータルにログインし、トップ画面から「ステートメント」(①)を選択し、画面の下にある「トレード・コンファーメーション」(②)をクリックする。
「トレード・コンファーメーション」の画面に、取引日を入力して、実行ボタンをクリックします。
すると、取引報告書が現れます。
取引報告書の一番右端には、確かに「R」の文字があります。
ちなみにその前の「O」は新規取引を表しています。
コードの詳細は、「コード」というところをクリックすれば、確認できます。
DRIPとは
そもそも、DRIPとは、Dividend Reinvestment Planの略で、「配当再投資制度」のことです。
DRIPを設定することで、配当金を受け取らずに、再投資に回し、投資の複利効果を大きくすることができます。
購入価格がディスカウントされることもあります。
株やETFなど長期で買い続ける場合、DRIPを設定しておくことがおすすめです。
DRIPの設定で、自分の手間と大切な時間を節約するというメリットもあります。
自分で再投資をする場合、配当金の集計をしたり、投資先の割り振りを考えたりする必要がありますが、DRIPをすれば、これらの作業をすべて省けます。
さらに、DRIPでは配当金の金額が1株に満たない場合でも単元未満株として購入することができる場合もありますが、IBの場合は、回答文にあるように、残念ながら1株からしか購入できないようです。
DRIPについては、こちらの記事をご覧ください。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか?
日本の証券会社にはない、米国証券会社ならではの制度「DRIP」。
私も申し込んでみたものの、IBからも詳しい説明もなかったこともあり、実際、どんな形で行われるのか全く知りませんでした。
おそらく、IBの口座開設者の多くは、DRIPを利用するのではないかと思いますが、私同様、身に覚えがない取引をみて、びっくりされる人もいると思い、今回記事にしてシェアすることにいたしました。
IBの口座開設については、こちらの記事をご覧ください。
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