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IB証券の欠点:「プラットフォーム」がややこしい。どのように対処するか?

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おはようございます。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。

IB証券を開設して最初に気付いたのは、プラットフォームがわかりにくいことです。

取扱い商品や各種手数料の安さなどから見て優れたブローカーですが、必ずしもユーザーフレンドリーなプラットフォームを提供してるとはいえません。

この記事では、どのようなプラットフォームが存在し、どれをどのような目的で使用するのがよいかについての説明します。

IB証券の概要については、こちらをご覧ください。

 

www.ysky.info

 

 

どんなプラットフォームがあるのか

プラットフォームとしては、「クライアント・ポータル」、「WebTrader」、「Trading WorkStation(TWS)」、「IBKRモバイルアプリ」の4つがあります。

TWSは、他のものよりはるかに複雑な仕様になっており、初心者には扱いづらいです。

これ以外にも機関投資家向けのプラットフォームも用意されています。

 

クライアント・ポータル

クライアント・ポータルは、ポートフォリオの状態を確認するのに最適です。株やETFの状態がどうなのか一目でわかります。

株やETFなどの取引に加え、通貨を交換することもできます。

例えば、「USD」と検索すると、米ドルで取引できるすべてのリストが表示されます。

クライアント・ポータル、他のプラットフォームよりも見ることができる情報は少し少ないですが、上級トレーダーでない限りこれで十分です。

ページ上部の「ログイン」ボタンをクリックすると、アクセスできます。

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このビューから高値安値に合わせて、逆指値注文をリアルタイムに自動修正する自動売買である「トレーリングストップ注文」などの複雑な注文方法を設定することはできません。

そのような注文をするときは、他のプラットフォームを使用する必要があります。

ユーザーガイドは、いずれのプラットフォームも公式には、英語版のみしか用意されていません。

ユーザーガイド(英語版)は、こちらからダウンロードできます。

https://guides.interactivebrokers.com/cp/cp.htm

 

WebTrader

IBWebサイトの上部にある「ログイン」ボタンのプルダウンメニューを使用してアクセスすることができます。

WebTraderを使えば、株式チャートや市場ニュースなどを確認をできるとともに、テクニカル分析などをすることもできます。

その日の最も価格が上がった(下がった)株やETFなどをに関する情報を取得できる「マーケットスキャナー」という機能もあります。

クライアント・ポータルよりも良い点は、選択できる注文方法が多い点です。

たとえば、クライアント・ポータルではできなかった「トレーリングストップ注文」が使用できます。

WebTraderでできる発注方法は、以下の11種類です。
・指値(LMT)
・成行(MKT)
・逆指値(STP)
・ブラケット
・Discretionary
・Good 'Till Date/Time (GTD)
・ストップリミット(STP LMT)
・引け指し(LOC)
・引け成り(MOC)
・トレーリングストップ(TRAIL)
・トレーリングストップリミット(TRAIL LMT)

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ユーザーガイド(英語版)は、こちらからダウンロードできます。

WebTrader Users' Guide

 

Trading WorkStation(TWS)

TWSは、50種類の注文方式とアルゴリズムをサポートしており、多種多様な商品の取引が可能な高度なプラットフォームです。

50種類の注文方式は以下の表のとおりです。

リミット・イフ・タッチッド スピード約定 価格改善 注文の匿名性
の保護
市場への
時間指定
より高度な取引 アルゴリズム・トレード
ブラケット(イフダンOCO) AUC(オークション) AUC(オークション) Hidden(隠し注文) AON(All or None) バスケット注文 アキュミュレート/ディストリビュート
MTL(マーケット・トゥー・リミット注文) Discretionary(任意幅指定) ブロック注文 アイスバーグ/リザーブ FOK(Fill or Kill) Conditional(条件付き注文) アライバル・プライス
MKT PRT(マーケット・ウィズ・プロテクション) MKT(成行注文) BOX TOP(ボックス・トップ注文) VWAP(保証あり) GAT(Good After Time/Date) OCA注文(One-Cancels-All) バランスインパクト&リスク
RFQ(クオート要求) MIT(マーケット・イフ・タッチド注文) LMT(指値注文)   GTD(Good-till-Date/Time) スプレッド注文 ダーク・アイス
アドジャスタブル(調整可能)ストップ MOC(マーケット・オン・クローズ注文) LOC(リミット・オン・クローズ注文)   GTC(Good-till-Canceled) VOL(ボラティリティー注文) ミニマイズ・インパクト
STP(逆指値注文) MOO(マーケット・オン・オープン注文) LOO(リミット・オン・オープン注文)   IOC(Immediate or Cancel)   パーセント・オブ・ボリューム
STP PRT(プロテクション付き逆指値) ミッドポイント・マッチ注文(ISE市場のみ) LIT(リミット・イフ・タッチド注文)       スケール注文
STP LMT(ストップ・リミット) PEG MKT(ペッグド・トゥー・マーケット注文) PASSV REL(パッシブ・リラティブ注文)       TWAP
TRAIL LIT(リミット・イフ・タッチッド) PEG STK(ペッグド・トゥー・ストック注文) PEG MID(ペッグド・トゥー・ミッドポイント注文)       VWAP(IBアルゴによるベスト・エフォート)

国内SBI証券が、7つほどの注文方式しかないのに、比べると凄い数です。

プロのトレーダーでもこれだけの数を使いこなせる人はいないのではないでしょうか。

それだけに、直感的に操作をすることは難しく、IBによって提供されているマニュアルやビデオをみて、使い方をかなり勉強しないと操作をすることは難しいです。

IBWebサイトの上部にある「ログイン」ボタンからサイトに入り、そこから、ソフトをダウンロードし、PCにインストールして、使用します。

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ユーザーガイド(英語)はこちらダウンロードできます。

TWS Users' Guide

 

IBKRモバイルアプリ

「IBKRモバイルアプリ」は、IB証券で取引する人は必ず利用するプラットフォームです。

なぜならば、他の3つのプラットフォームにログインするには、このアプリを使用しないといけないからです。

IB証券の場合、IB Keyプロトコールというセキュリティシステムがとられており、スマホの指紋認証を使ったログインするといったより安全性の高いシステムが使われています。

例えば、TWSの場合、PC上で立ち上げると、まず、IDとパスワードを聞いてくるので、これらを入力します。

すると、すぐにスマホ側ののIBKRモバイルアプリが開き、スマホの指紋認証機能で認証するように表示されます。

この表示の指示に従ってスマホ認証を行うと、TWS側のログインが完了し、使用できる状態になります。ユーザーガイド(英語)はこちらダウンロードできます。

その他の機能としては、アカウント・マネジメントとほぼ同じで、入出金や発注などができるほか、ポートフォリオの確認などもできます。

以前は、出金ができなかったようですが、今は入出金ともこのアプリから行うことができるようになりました。

このアプリを使えば、アカウント管理もできます。

 

 

まとめ

ご覧のとおり、4つあるプラットフォームの中で、TWSは直感的ではなく、初心者には使いにくい仕様になっています。

一方、クライアント・ポータルとIBKRモバイルアプリは、比較的簡単に使用できます。

これらを使えば、株やETFなどの取引、入出金、ポートフォリオの確認など、普通の個人投資家が行いたいことはほぼできます。

「プラットフォームがややこしい」ということで躊躇されているのなら、それほど心配しなくても大丈夫だと思います。

世界中の株式・ETFなどの金融商品を低価格で購入できる証券。

口座を開設したいと思われた方は、IBブローカーアカウントの開設に関する記事がありますので、ご覧ください。 

www.ysky.info

 

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