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英語が通じるかという視点から、海外移住先を考えてみる!”EF Education First Proficiency Index”って知ってますか?

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おはようございます。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。

海外移住先を考えるとき、英語が通じる国だと安心しますよね。

英語を第一言語としている国・地域は、19か国です。それ以外の国でも、第二、第三言語として英語が使われている国があります。

今回は、英語力から見た、海外移住先探しというテーマでまとめてみます。

 

 

英語が第一言語の国は、どこか?

そもそも、「第一言語」とは、「ある人が、生まれて一番最初に身につけ、日常的に使用している言語」のことです。

公用語」という言葉を耳にすることがありますが、これは、「ある国や地域が、公的機関で使うことを義務づけている言語」のことです。

世界249の国・地域のうち、英語を第一言語としてしている人が大多数の国・地域はのは、19の国・地域です。

・アンティグアバーブーダ(カリブ諸島の国)
・オーストラリア
・バハマ(カリブ諸島の国)
・バルバドス(カリブ諸島の国)
・ベリーズ(カリブ諸島の国)
・カナダ
・ドミニカ(カリブ諸島の国)
・グレナダ(カリブ諸島の国)
・ガイアナ(カリブ諸島の国)
・アイルランド
・ジャマイカ(カリブ諸島の国)
・マルタ
・ニュージーランド
・セントクリストファーネイビス(カリブ諸島の国)
・セントルシア(カリブ諸島の国)
・セントビンセントおよびグレナディーン諸島(カリブ諸島の国)
・トリニダード・トバゴ(カリブ諸島の国)
・イギリス
・アメリカ合衆国

ファイブ・アイズの5か国を除けば、ほとんどは、カリブ諸島の国々です。
これらの国や地域に移住すれば、英語が多少できれば、日常生活のコミュニケーションはそれほど苦労しないでしょう。

 

それ以外の国・地域はどうか?

各国・地域の英語力の指標として、”EF Education First(イー・エフ・エデュケーション・ファースト)”が毎年行っている英語能力インデックス(EF Education First Proficiency Index)があります。

EFは、1965年、スウェーデンで創立された私立の語学学校です。語学学校としては世界最大級と言われています。

50カ国以上にオフィスがあり16カ国で語学学校を展開しています。

この指標は、EFエデュケーションが実施する英語能力テストを受けた230万人のテスト結果の分析に基づいています。

100の国・地域が、スコアに応じて英語能力の「非常に高い」~「非常に低い」まで全部で5段階に分けられています。

2020年の結果は、以下のとおりです。 

 非常に高い  高い  標準的  低い  非常に低い
01オランダ 13クロアチア 30マレーシア 48ドミニカ共和国 77コロンビア
02デンマーク 14ハンガリー 30イタリア 49ホンジュラス 78モンゴル
03フィンランド 15セルビア 32韓国 50インド 79アフガニスタン
04スウェーデン 16ポーランド 33香港特別行政区 51アルメニア 80アンゴラ
05ノルウェー 17ルーマニア 34ナイジェリア 51ウルグアイ 81アルジェリア
06オーストリア 18スイス 34スペイン 53ブラジル 82メキシコ
07ポルトガル 19チェコ共和国 36コスタリカ 54チュニジア 83エジプト
08ドイツ 20ブルガリア 37チリ 55日本 84カンボジア
09ベルギー 21ギリシャ 38中国 56エルサルバドル 85スーダン
10シンガポール 22ケニア 39パラグアイ 56パナマ 86アゼルバイジャン
11ルクセンブルク 22スロバキア 40ベラルーシ 56イラン 87シリア
12南アフリカ 24リトアニア 41ロシア 59ペルー 88ウズベキスタン
  25エストニア 41キューバ 60ネパール 89カメルーン
  25アルゼンチン 43アルバニア 61パキスタン 89タイ
  27フィリピン 44ウクライナ 62エチオピア 91コートジボワール
  28フランス 45マカオ特別行政区 63バングラデシュ 92カザフスタン
  29ラトビア 46ボリビア 63グアテマラ 93ミャンマー
    47ジョージア 65ベトナム 93エクアドル
      66アラブ首長国連邦 95ルワンダ
      67ベネズエラ 96キルギス
      68スリランカ 97サウジアラビア
      69トルコ 98オマーン
      70クウェート 99イラク
      71カタール 100タジキスタン
      72ヨルダン  
      73ニカラグア  
      74モロッコ  
      74インドネシア  
      74バーレーン  

 

人気の移住先の結果はどうだったか?

ポルトガル(第7位)

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ヨーロッパの中では、気候も良く、食べ物も美味しいとなど、人気の高いポルトガルは、第7位でした。

同じラテン系の言葉を話すイタリア、フランス、スペインに比べると、英語は話せる人の割合は確かに多い印象です。

特にリスボンなどの中心部では、ホテル、カフェ、レストラン、ショップ、バスやタクシーの運転手などは、7~8割は英語でコミュニケーションがとれるとも言われています。

ポルトガル語ができなくとも、英語ができれば問題なく暮らせそうです。

シンガポール(第10位)

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相続税がなく、キャピタルゲインも非課税と、富裕層の移住先として人気のシンガポールは、昨年の5位から少しランキングを落としました。

しかし、依然、アジアでは、ナンバーワンで、しかも、アジアでは、唯一英語能力が「非常に高い」クラスにランクインしています。

さまざまな人種の入り混じる多民族国家シンガポールは、英語が公用語として使われています。

街の看板、レストランのメニュー、スーパーの商品表示を含め基本英語なので生活がとてもしやすいです。

お店やレストランでも問題なく英語が通じるので、戸惑うことはありません。

ただし、英語の発音が独特で、「シングリッシュ」と呼ばれており、英米語に慣れている人は戸惑うかもしれません。

このあたりが、発音がネィティブに近いという言われるポルトガル人に比べて順位が低くなった要因かもしれません。

フィリピン(第27位)

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フィリピンが、アジア第2位にランクインしました。
シンガポールと同じように英語を公用語としています。

フィリピンは、1898年から1946年の間、アメリカの植民地であったこともあり、昔から英語を話せる人が多い国でした。

フィリピン人は、小学生からタガログ語の授業以外はすべて英語で受けるため、英語力はとても高いです。

したがって、飲食店や小売店で使われる英語は、英語同士のコミュニケーションにはまったく困らないレベルになります。

フィリピンの契約書や公文書はすべて英語で書かれています。

フィリピンでは、契約書公文書といったものを読みこなせる人は、必ずしも多くはありません。

こうしたあたりが、シンガポールよりも順位が低くなっている理由かもしれません。

マレーシア(第30位)

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治安が良く、生活費が安くすみ、しかもインフラも整備されいるということで、移住先としての人気の高い、マレーシアが、第30位、アジアでは3位です。

現地に住んでみても、フィリピンやシンガポールほどではないが、かなり英語が通じると感じることが多いです。

ただし、マレーシアの場合、7割弱の人が、マレー語を第一言語としているので、必ずしも、街中で英語が通じるわけではありません。

地元のレストランやカフェでは通じないことが大半です。

しかし、それぞれの人が、仕事に必要な範囲では、話せなくとも、相手が言っていることが分かっているケースが多いです。

お店の中に、英語が話せる人が何人かいて、そうした人が通訳をしてくれ、コミュニケーションが成り立つ場合も多いです。

タイ(第89位)

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日本人の移住先として人気がある「タイ」ですが、第89位で、「非常に低い」グループにランキングされてしまいました。

タイは、生活水準が高く、インフラも整っており、お隣のマレーシアにも負けない国だと思うのですが、東南アジアで唯一欧米の植民地支配から免れた国という歴史的背景があるため、日本と同じ英語を外国語として学ぶEFL(English as a Foreign Language)国の一つであり、国民全体の英語力は決して高くはありません。

空港やホテルなど以外の、街中のレストランやバスなどの公共交通機関でも英語でのコミュニケーションは難しいところがあります。

いまだに、バンコク市内を走る路線バスには、女性の車掌さんが乗務をしており、車内を回って、乗車券を販売していますが、英語で話しかけると逃げて行ってしまうことがよくあります。

タイでは、相手の英語力には期待せず、生活に欠かせない基本的な言葉は、タイ語で話せるようになっておくべきです。

ただ、親日国のタイでは、英語よりむしろ日本で話しかけると理解してくれる人が結構いたりします。

タイマッサージ店や日本レストランのお店の店員さんが、流暢な日本でしゃべるので、びっくりしたという経験が何度もあります。

まとめ

今回の記事、いかがでしたでしょうか。

今回は、海外移住先を英語力という視点から考えてきました。

距離が近い国々、例えば、東南アジアの国々であったも、それぞれの国の歴史、文化、社会制度等の影響により、英語力にかなりの差があることを改めて感じました。

とはいえ、どこの国に移住するにも、英語力を身に着けておくことの重要に変わりはなく、まずは、自らの英語力向上のため、今後とも精進したいと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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