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世界最強の日本のパスポート!保持率が意外と低い

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日本パスポートは、到着時に、ビザなしに入国できる190か国です。これは、シンガポールと並び、世界一です。

海外旅行には、必須のパスポートですが、日本人の保持率は必ずしも高くはありません。そこで、今回は、パスポートの現状について、考えてみたいと思います。

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世界最強のパスポートの意味

ヘンリー&パートナーズが定期的「世界のパスポートランキング」を発表しています。

www.henleypassportindex.com

このランキングは、観光ビザなしで(あるいは到着時のビザ取得により)海外に渡航できる国が多い順に、パスポートをランクづけしています。対象となる渡航先は、227の国と地域です。

ビザなしで行ける国が多いほど旅行の自由度が高いため、パスポートが持つ力は強いと言えます。

今年10月に最新ランキングが発表されて、引き続き日本は1位を輝きましました。

2位は韓国、ドイツ、フィンランドで、188カ国。3位はデンマーク、イタリア、ルクセンブルクで、187カ国。4位がフランス、スウェーデン、スペインで、186カ国。5位はオーストリア、オランダ、ポルトガルで185カ国。10位以内にランクインした32カ国中、22カ国がEU加盟国でした。

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中国は、基本的に観光でもビザを求める国ですが、1位の日本とシンガポールについては観光ビザなしでも中国に入国できる数少ない国です。ちなみに、お隣の韓国では、中国に行く際には、観光ビザが必要になります。

 

ビザが免除される理由

なぜビザを免除されるかというと、免除して渡航手続きを簡略化すれば、免除した国から観光客が増えるためです。

もちろん、障壁を下げれば、犯罪者が入りやすくなり、治安に影響を与えかねません。

このため、ビザの免除を認めるかどうかは、相手国の犯罪の状況、相手国からの難民申請の実態、経済力、2国間の友好の度合いなどを調べて決められます。

日本は、こうした基準で高い信用を得ており、その結果、日本のパスポートは、世界最強のパスポートになっています

今後も世界から高い信用を得られるよう、努力していくことが必要です。
最近、海外で犯罪を起こす日本人のニュースを目にしますが、こうした人たちには厳しく対応してほしいと思います。

 

保持率が低い最強パスポート

ただ、この最強のパスポートの日本人の保持率は、23.4%で、人口の1/4程度です。これだけグローバルな時代と声高に言われているにしては、低いと言わざるを得ません。

例えば、アメリカでは、40%以上、同じ英語圏のカナダは66%、イギリスは76%と、いずれも高い水準を示しています。

英語圏の国が高いことから推測すると、日本の低さは、英語ができないという言葉の壁の問題が深く関係しているように思われます。

これ以外にも、長期休暇が取りにくい、日本より治安のいい国が少ないといった不安、島国なので飛行機での移動が必須で交通費がその分余計にかかるなどといったことが、日本人に海外旅行を行く気をなくさせているようです。

 

まとめ

海外には日本では決して体験できない異文化ならではの驚きや感動があります。異文化や社会システムの違いなどを体験することで、人としての幅も広げてくれるはず。

せっかく世界最強のパスポートを持っている日本人なのですから、これを活用しないというのは、とてももったいない話だと思います。

とりあえずは、同じ漢字文化で、日本が通じやすく、距離的にも近い、親日国の「台湾」あたりから旅行をはじめてみるというのはいかがでしょうか。

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。