台湾に年に何回もいかれる方?「常客証」というものをご存じでしょうか。
桃園でも高雄でも空港ではしばしば入国審査に長蛇の列ができ、1時間近く待たされることもあります。
予定が詰まっている人は一刻でも早く空港を出たいものです。
そんな時、これを持っていれば、長蛇の列に並ばなくてよく、さくっと入国審査を終わらせることができます。
今回は、台湾優先入国審査「常客証」について、まとめてみます。
台湾優先入国審査「常客証」とは
台湾内政部は、2013年5月から頻繁に台湾を訪問する外国人に対して優遇入国審査を適用するようになりました。
頻繁にとは、1年間に3回以上を差し、年3回以上台湾に来た外国人であれば乗客証(Chángkè zhèng)を申請できます。
申請が完了すると、常客証 (Cháng Kè Zhèng)が発行され、台湾への入国審査だけでなく出国審査でもSpeedy Immigration Counterと呼ばれる特別ゲートを利用することが可能になります。
申請はインターネットで
「常客証」の申請はインターネットによる電子申請です。無料ですので申請費用がとられることはありません。申請が完了するとすぐに承認され「常客証」が発行されます。
過去1年間の中でパスポートを更新していても大丈夫です。たとえば過去1年間に古いパスポートで2回訪台し、新しいパスポートは1回訪台していても合計3回以上訪問とみなされ申請が可能です。
期限は1年
「常客証」の有効期限は発行日から起算して1年間です。一回発行すれば有効期限の1年間は無制限で使用可能です。
「常客証」の申請手順
台湾内政部の申請サイトにアクセス
台湾内政部の申請URLを開き 『Yes, I understand the content and requirement above, and want to apply.』(はい。私は上記内容および要求事項を理解し、申請を行います。)をクリックします。
必要事項を記入
パスポートを見ながらフォームに必要事項を記入します。記入内容は下記図の通り記入します。なお、文字はすべて半角英語となります。
Entry Date(入国日)は飛行機が日本を離陸した日ではなく、台湾に着陸した日です。日付けが変わった深夜に台湾に着陸した時は、台湾に着陸した日付を記載します。
過去1年に3回以上の台湾訪問で使ったパスポートが2冊あるときは、Another Passportの欄で『YES』を選び古いパスポート番号を記入します。
すべて入力したらVerify Code(認証コード)を入力して『Apply』をクリックします。
常客証のプリントアウト
全てが正しく記入されると以下の画面が表示され、申請手続きが完了します。一番下の「Print」で常客証のpdfバージョンをダウンロードできます。
常客証の画面が出てくるので、これをPDFファイルとして保存しておき、台湾に行くときにプリンターで印刷しましょう。
常客証の使い方
常客証は台湾空港の入国審査ゲート(Immigration)で使用します。台湾桃園空港のターミナル1では、一番右端にあり『Speedy Immigration Counter』と表示されています。
また台湾からの出国時は、まず手荷物検査を受けて出国審査ゲートで使用します。台湾桃園空港ターミナル1では、一番左端にあります。