台風19号により東日本では大きな被害がでました。
台風で影響で飛行機が欠航になり、海外旅行を計画していたが、予定でどおり行けなかったり、予定の日に帰国できなかった方もたくさんいらしゃったと思います。
おそらくその多くの方が、宿泊代を無駄にしたり、あるいは、宿泊代が余計にかかったりしたのではないでしょうか。
私も3年前に北海道に行ったとき、帰りの便が台風のため欠航になったため、15時間かけて新幹線で帰ってきたという苦い思い出があります。
もう1泊するということも考えられたのですが、宿泊代も余分にかかるので、上記のような選択を行いました。
しかし、もしその時、航空機遅延補償付帯クレジットカードを持っていたら、おそらくもう一泊してから飛行機で帰ってきたと思います。
この記事では、もし飛行機が遅延した場合に、補償してもらえるクレジットカードをご紹介します。
航空機遅延補償が付帯するクレジットカードとは?
航空機遅延保険付帯クレジットカードとは、4時間以上の遅延や欠便が発生した場合は、その時にかかった宿泊費や食事代を保険として請求することができるクレジットカードのことです。
無料のクレジットカードでも海外旅行傷害保険がついているものが多くあります。
でも、その補償は、怪我をした時や物を壊した時などの場合がほとんどです。
しかし、クレジットカードでもゴールドクラス以上の一部のものには、航空機の遅延・欠航に対して宿泊代や食事代などの費用が保険から出ることがあります。
ここで、注意しないといけないが、遅延の場合、宿泊代も食事代も補償してくれるものと、食事代のみしか保証してくれないものがあることです。
宿泊代も食事代も補償してくれるのは、数が少なく、私が知る限り、ゴールドカードを名乗るもののなかでは、「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」だけしかありません。
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
最高3万円までの海外航空機遅延補償が付帯しています。
セゾンがアメックスと提携して発行しているカードですが、アメックスのゴールドカードが2万円の補償額なので、それよりも上回っています。
遅延した時の食事代から、宿泊費、さらには、宿泊先の移動タクシー料金まで保険金がおります。
また、手荷物の紛失などといったロストバゲージにも、最高10万円の補償が付いています。これらの補償は自動付帯なので、カードを持っているだけで保険がおります。
年会費は、10,000円(税別)です。JCBなどの他のゴールドカードと比べて標準的な値段です。
例えば、台湾に2泊3日で旅行する際に、航空機遅延補償をオプションで付けた海外旅行保険に入ろうとした場合、1,500円ほどです。それを考えると、年間7回以上海外旅行する人でなければ、年会費を払ってカードを持つ価値はありません。
なので、海外旅行にそれほど行かないという人には、このクレジットカードはおすすめできません。
ただし、海外旅行に行く回数が少なくてもJALのマイルをためている方は、別です。
なぜなら、JALマイルをJALカードよりもマイルがたくさんたまるからです。
セゾンゴールドアメックスには年会費4,000円(税抜)を払えば航空会社JALのマイルを貯められるSAISON MILE CLUB JALコースの「ショッピングマイルプラン」に登録可能です。
ショッピングマイルプランに登録すると、永久不滅ポイントの代わりにJALマイルが利用料金1,000円ごとに10マイル貯まります。
また、セゾンゴールドアメックスにはSAISON MILE CLUB優遇サービスがあるので、JALマイルの他に利用金額2,000円毎に1永久不滅ポイントが貯まります。
1永久不滅ポイントは会員サイトで200ポイントにつき500マイル(1ポイント=2.5マイル)に手数料無料で交換可能なので、SAISON MILE CLUBに入会している人が永久不滅ポイントもマイルに交換する場合、マイル還元率は1.125%になります。
これは、SPGアメックスカードを1.25%を下回っているものの、JALカードの1.0%を上回っています。
ちなみに、SPGアメックスカードには、航空機遅延補償が付いており、自動付帯となっています。補償額は最高20,000円で、補償対象は食事代に限られています。
まとめ
航空機遅延補償付帯をうたっているクレジットカードのそのほとんどは、補償対象は食事代に限られているので、注意が必要です。
自分のクレジットカードの補償内容を今一度確かめておきましょう。
宿泊代もカバーしたいのなら、「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」を持っておくか、航空機遅延補償が付いた海外旅行保険に入る必要があります。
どちらがよいかは、海外旅行に行く回数やクレジットカードの特典をどう見るかにかかってきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。