先日、バンコクに行った際、アユタヤまで、「ロットゥー」と呼ばれるミニバンの相乗りタクシーに乗って行こうとしました。
そこで、発車場所をスマホで検索したところ次のようなブログの記事を見つけました。
「アユタヤ行きのロットゥーはまず、
《BTSのビクトリーモニュメント駅戦勝記念塔の前》と
《モーチットバスターミナル(北バスターミナル)》からジャンジャンと出ています〜」
これを見て、早速、BTSのビクトリービクトリーモニュメント駅に行きました。駅の改札で、駅員に「アユタヤ行きのロットゥーに乗りたいのですが、どこに行ったらいいですか」と訪ねたところ、「モーチットバスターミナルに移転した。モーチット駅まで行ってください」と言われました。
仕方がなく、出たばかりの改札に入り直して、モーチット駅に向かいました。モーチット駅に到着後ホームから道路を見ると、道路を挟んだ反対側に、バスがたくさん並んでおり、人が乗り降りしているのが見えました。
そこまで歩いて行くと、バスの案内をするスタッフがいたので、聞いてみると「ロットゥーは、モーチットバスターミナル(北バスターミナル)からではなく、別のところから出ている。」と言われてしまいました。
ブログに書かれた2つの場所は、なんとどちらも違っていたのです。
バスの案内所のスタッフに聞いて、なんとかアユタヤ行きのロットゥーに乗ることができましたが、1時間近くロスしてしまいました。
そこで、今回は、アユタヤ行きのロットゥーに乗るためには、本当はどこに行けばよいのか、そのことをご紹介します。
なぜロットゥーに乗ろうと思ったか
とにかく値段がやすいのです。わずか、70バーツ(約250円)。バンコクからアユタヤまで、距離にして70kmほどあります。これは、東京駅から成田空港までの距離に匹敵します。その距離をわずか250円ほどで行くことができます。
ちなみに、タクシーならこの金額の10倍はかかります。鉄道で行くルートもありますが、アユタヤの駅から遺跡の場所までは離れており、結局、駅からタクシーを使うことになります。ロットゥーに一旦乗り込めば、遺跡のあるところまで連れて行ってもらえるのです。
どうしてブログが違った乗り場を記載していたか
それは、2016年9月までに書かれた記事だからです。
2016年10月で、BTSのビクトリーモニュメント駅戦勝記念塔の前のロットゥーの乗り場は、交通渋滞のため廃止されました。これに伴い、アユタヤ行きのロットゥーは、一旦は、モーチットバスターミナル(北バスターミナル)から発着することになりました。
その後、2018年8月1日に「チャトゥチャック ミニバスステーション」がオープンしたのに伴い、北バスターミナルから発着していたアユタヤ行きのロットゥーはここから発着するようになったのです。
2019年8月現在では、アユタヤ行きのロットゥーは、「チャトゥチャック ミニバスステーション」という所からのみ乗車することができるのです。
乗り場への行き方
チャトゥチャック ミニバスステーションの最寄り駅は、下車したBTS モーチット駅ですが、駅からは2kmほど離れています。
駅からは、タクシーやバスで行くことになります。タクシーだと60~80バーツほどかかります。70km先のアユタヤまで70バーツでいけるのに、わずか2kmでこの金額を払うのはいやだという方を路線バスがありますので、そちらに乗って下さい。
ここでは、モーチット駅前からのバスの乗り方をご説明します。
「チャトゥチャック ミニバスステーション」行きのバスは、モーチット駅の改札をでて西側の陸橋を渡ってすぐ降りたところにあるバス乗り場⑥に到着します。
上の看板が目印です。
看板に記載されている路線のうち、「チャトゥチャック ミニバスステーション」そばに停まるのは、「77」です。
バス料金は、13バーツでした。
モーチット駅から2kmもない距離ですが、時計の反対周りに大きく迂回して行くため10分近くかかります。バンコクの主要幹線道路は、交通渋滞を解消するためか、交差点の数がやたら少ないように思います。したがって、主要幹線道路から外れたところに行こうとする迂回を余儀なくなされることが多いようです。
特にバスでは、表示やアナウンスがないので注意が必要です。スマホで地図アプリを立ち上げて確認するようにしましょう。私は10時頃バスに乗りましたが、この時間帯だとアユタヤに行く人が多いようで、バスに乗っていた人の大半がこのバス停で降りました。
バス停を降りたら、バスの進行方向にまっすぐ歩いてください。
すると、すぐに写真の左側に見えるオレンジ色の看板が見えてきます。
ここがチャトゥチャック ミニバスステーションです。
もしタクシーやバスの運転手に行き先を確認する場合は、上記の写真をみせるか、以下のチャトゥチャック ミニバスステーションのタイ語表記を見せてみましょう。
タイ語表記『รถโดยสารขนาดเล็ก(จตุจักร)』
チャトゥチャック ミニバスステーションには、アルファベット順に複数のチケット売り場があります。
アユタヤ行きのロットゥーチケット売り場はBの4番カウンターです。
アユタヤ行きロットゥーはAM6:00から30分間隔で出発しています。
ロットゥーチケットは一人70バーツです。以前は60バーツでしたが、最近値上げしたようです。
ロットゥー乗り場に09:00〜09:15くらいに到着できれば、アユタヤには10:30頃に到着できます。
到着場所で帰りの出発場所が違う
ロットゥーは、アユタヤのナレースワン通り沿いに到着します。残念ながら、遺跡までには1km弱あります。徒歩10分ほど。
車を降りると、年配のタイ人が仮設の観光案内所のようなところに連れて行き、地図で遺跡の場所や周辺の位置関係を説明するのです。
最初、ボランティアガイドの人かと思ったのですが、どうも様子が違います。遺跡まで離れており、また遺跡はかなり広いので、トゥクトゥクで案内するので乗っていけというのです。
この人は、結局、トゥクトゥクの客引きのようでした。
どうしてこんなところで降ろすのかと思いきやこういうことだったのです。
ちなみに料金は、700バーツと言っていたように思います。
バンコク行きロットゥー乗り場の場所は、降ろされた場所とは全く違いので、注意が必要です。
バンコクに戻る時は、「チャトゥチャック ミニバスステーション」に到着する前に、BTS モーチット駅に寄ってくれますで、BTSやMRTを利用する人はこちらで降車しましょう。
まとめ:激安ロットゥーはクーラーも効いて快適。ただし、行きも帰りも出発場所要注意!
料金も安く、クーラーも効いているロットゥーはおすすめです。ただし、本文でも書きましたが、行きの出発場所に加えて、帰りの出発場所にも注意がすることが必要です。
ロットゥーは、12人乗りです。12人そろうまでは出発しません。私の場合は、運良く10分も待たないうちに出発できましたが、時間帯によっては少し待たされることがあるかもしれません。この点も留意しておくべきです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。